NHKにんげんドキュメント「ただ一撃にかける」
剣道の世界選手権をめざす日本代表のドキュメント。 勝ちにこだわるあまり「心を失う」のをおそれてオリンピック参加に反対する日本が、その主張のために勝ちにこだわる、という矛盾がおもしろい。 日本代表はお辞儀の練習から合宿に入り、韓国代表は座禅を導入。日本のエースは勝ちにこだわりすぎて負けた苦い経験から、道場の雑巾がけから初心にかえる。となんだかんだいってココロが大切にされている武の世界。しびれる。 「勝ちをすてる」境地。勝とうとする熱情のむこうにしかみえないのだろう。「道」の名のもとに不条理をしいられる世界でもあるだろうが、美しい。それだけは間違いない。(♂) 追記:この番組、井上康生選手もみてアテネの励みにしたらしい(NUMBERより)