め・と・め・でつうじあうー♪そういうおとなになりたいなー♪
通訳って凄いなあ。ときどきそう思う。 進行管理という仕事。その本質は強きを助け弱きをくじくことである。タケちゃんマンである←歳がばれる。という自虐はともかく。 とにかくヒトとヒトの間に入る。優先事項をたしかめた上で整理する。板ばさみになる。我慢が仕事だと思う。ときどきか~っとくる。問いあわせという名のクレーム電話をする。呼び出し音を聞きながら机の片隅に情念のローキックをいれつつおさまるのを待つ。 通訳だったらどうすんだろう。外交だったらどうするのか。あるいはビッグな商取引でもいい。まどろっこしく当事者が言葉を選んでる間に「あんたODAもらって他国に貸すって何千年の歴史が聞いてあきれるわ」とか「コメほしがる前にやることあんだろう人間なら」とか「400戦無敗ってはったりじゃねーの」とか勝手に喋ったりしないのか。かーっときたらどうするんだ。 そんなことを言わない通訳を尊敬する。日本人だって難しいのに相手はガイジン。凄い。自分にはできない。 私が好きなのはかつての阪神タイガースの通訳の話である。 記者会見で起用法の文句をぶちまけるガイジンが喋り終るのを待って「ようするになあ明日も頑張るっちゅうことや」で終らせていたらしい。素晴らしい組織防衛。という難しい話より「ヤキュウ」という感じがするではないか。 だいたいコミュニケーションギャップによる摩擦は「こちらがわかるはずと思っているのにわからない」ということからはじまるのだ。あらかじめ「おたがいわからないもの」という前提でいようとする職業。やはり「選ばれし者」といっていいだろう。 あらゆるリーマンにこの通訳のセンスが必要なんだろう。顧客を懐柔し、社内の障壁をのりこえる。できれば「通訳」のいらないヒトでありたい。そうは思っているのだが。 というわけで、だれか訳してこの想い・・・っていうと恋歌みたいだが。あーいらいら。反抗期か?(♂)