クールビズとか公園デビュー服とか彼ママ服とかあるんだから満員電車服も特集しろ女性誌
「机の上の書類をキレイに処理して帰ろうプロジェクト」をやったら終電。 各方面にファックス&メール。書類をつくり、封をして便にのせる。11時5分の電車にのるために11時にカードを押し、ダッシュ。こんなときは風よりも速いぜ。黄金週間のときにカラダを動かしていたので睡眠不足にもかかわらずターボが効く。雨降ってたらハイドロプレーニング現象を起こすね←なんだそれ。なんとかまにあう。 アルコール臭い車両で頭にひっかかる懸案事項を携帯メールでぶちぶち会社に送り、頭の中から会社のことを忘れることにする。Hello,holiday.Good bye勤務時間。ここで復唱。私のモットー。 長い残業をしすぎるヤツはバカ 自戒のために言い聞かせる。バカな1週間だったねオレ。 乗り換えの電車は満員<と言うより超満員。ゲルニカ状態。早稲田大学FWのごとく突っ込み押し捲りなんとか乗り込む。と、目の前にはDSを必死にやるバカが。袈裟斬りチョップ! とか、耳そぎチョップ! とやれたら気持ちいいのに。やるべきか。床に叩き落とせば英雄だろう。混んでる中でやるな。ゲーム道(あるのかそんなことば)にもとる。しまえバカ。とみるとそいつは必死にRPGの呪文を入力している。 「キクゴロウウエダ」 なんだそれは。おまえの名前か。ヘンな名前!余計なお世話だが。・・・とぶつぶついっている(@脳内)オレ。危ないだろうなあ傍目には。 ふと思い出したこと。 先週NHKスタジオパークでイッセー尾形がビビる大木に一人芝居をレクチャーしていた。「飲みにいきたい専務が必死に断る社員を無理やり誘う」というネタを数秒やらせていたのだが、大木への指示がおもしろかった。 笑顔はいらない 余計なアクションもいらない 意外なことに、たったそれだけの指示で「とにかく飲みに行きたい」という強固な意志とみえないはずの社員の葛藤が伝わってきたのである。劇的なことは劇的におこるのではなくてかぎりなく平凡に、静かにおこるのだ。そう、そしていまこの車両のなかにもいるひとの数だけおきている。 ああ、ゲルニカ休みたい。熱いシャワーが浴びたい。むぎゅー。嗚呼劇的な私。(♂)