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まんがよみ日記

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2006年11月の記事

全30件 (30件中 1-30件目)

1

警官ではなくて親のように

　自分より年上の営業を叱りとばす。　自分よりキャリアがあるんだからちゃんとやってくれ。　やつあたりではない。怒りながら自分の怒り方のまずさにさらに腹がたつ。やさしくする必要はないがストレスは最低におさえたい。もとい、自分のストレスよりは目的だ、重要なのは。もちろんストレスも抱えたくないけど。どっちだよ←どっちもだよ。　ほんとうにいいたいことは伝わっているのか？火が大きくなるまえにポイントで喝だ。　だれかれかまわず怒るのに酔うのって若さをどこかで売りにしている間だけだ。あっという間に自分もその歳になる。中田何某はたぶん自分が先輩になることを想像できなかったのだろう。ちょっと生意気な年下として上を怒鳴れても下には同じようにいえない。戸惑いだけがある。あるいは流されてしまう哀しみ。そうでなくても歳をとっての怒りは間違えるとただの癇癪（←書けねえ）である。　自分がWETな人間だとわかっているから、どうしてもさわやかに怒れない。基本的にキズの直りが速いのは大きく強く速く切った傷である。　ガツンと怒鳴って終わらせたい。ザンテツ剣のように。　先日水谷“夜回り”先生の本をぱらぱら読んでいたら、薬物（シンナー？）中毒の少年を「殺し」た経緯を語っていた。　何度も相談にのってあげても繰り返す少年に怒りを覚えはじめていたころ、軽く相談される。「～病院にいい先生がいるらしいんだけどセンセイ連れてってくれない？」いい加減頭にきていた上に自分が無能だと判断されたと感じた水谷先生は勝手にしろ！と怒鳴りその少年から離れてしまう。次にあったとき少年は過剰摂取で死んでいた。　その話をその「評判の病院」にするといわれるのだ。「それはあんたが悪いよ。殺したようなものだ」自責の念にかられる水谷先生。医師はつづけていう。「でもあなたのような人が必要だ」と。　その手の犯罪はやめようとするときに「お別れ摂取」で大量にキメたがるらしい。そのときにいっしょにだれかがいてやれば防げる、というのがその医者の説であった。　そういう苦い経験を語る強さと、抱えていこうとする迫力。けっしてカンペキでない自分をさらす勇気。　正論の説教のためではなく、甘やかすわけでもなく、あくまでいっしょにいてやろうとするやさしさにあるべき「親」をみる。　「親」になる必要はないけど、正論だけじゃすっかすかだな。もっと届く言葉を。それってどこにある？（♂）

2006年11月30日
じょーほー社会

　プライバシーマーク取得に関する説明会。情報漏えいの恐ろしさを訴える講義。　数年前まで口が軽い総務のジジイが他人の噂話ばっかりしていておいおい部署の守秘義務もあったもんじゃねえなあと思っていたが。時代は変わるものだ。　いっちゃなんだが面白かった。内容的にはいつ被害者になるか加害者になるかわからないのでおもしろがっている余裕はないが。　例にあげられていたのは最大手SNSでおきた某大学ミスコン審査員の飲酒運転告白による騒動と、なんとかハンバーガー事件（下品すぎる名前につきぼかし表現）。下世話な事件名こそあげなかったが個人情報から写真までさらされる恐怖について細かく説明をうける。　最大手SNSのヘビーユーザーの顔色がみたかったが果たせず。さぞかし明るい顔をしていたに違いない。そういうことにしておく。　さらにリーマンがインターネットでサボっていることで受ける会社の経済的損失金額。PCの私的使用を理由に解雇した会社が裁判では被雇用者に勝った話など。経済的観点から法的見解までいたれりつくせり。1日あたりのムダ利用時間など、データが揃っているのがすばらしい。　いちゃもんに近い印象があるが。　要するにインターネットは仕事以外ではつかうなという話だ・・・すみません（小声）。さっそく改善。のつもり。社会人の常識ですよオレ？　こんなことを書いているとああこいつはアクセス記録がとれることもメール内容もいつでもみられることも知らないアホなんだろうなあと思われるかもしれないがまあアホということにしておいてくれ。知っているけれどリアルじゃないだけだ。　ここまできたら教習所でみせられる交通事故の恐ろしさを伝える映画のようなPR映像をみたいものだ。「贖いの日々」とかどうだ。思い出すだけで身の毛がよだつような。うっかり私用につかったがために転落していく話。おもしろいのかそれ。　インターネットでサボる以前はリーマンはどうサボっていたのだろう。ル●アールでの昼寝かしらん。それともゲーセン？マンガ喫茶？　いっそのこと喫茶店も禁止したほうが経済的損失が減るかもね←やけくそ。（♂）

2006年11月29日
表と裏

　先日参加した研修にて。環境問題にふれて、講師がもともこもないこといっていた。　「はい、このソイインキのマーク（ソイマーク）ですが、よくみてください。星条旗のデザインです。発行元はアメリカ大豆協会。どういうことかわかりますね」環境うんぬんというきれいごとよりも大豆権益を代表する団体による大豆の売り上げUP大作戦ということだ。　えげつねえなあ。　大学のときに国際法の先生が似たようなことをいっていた。捕鯨問題はベトナム戦争の枯葉剤使用を国際環境会議にとりあげれ糾弾されることを察して火消しにあたったアメリカが先に放ったネタらしい。　手段選ばねえなおい。悪さをみつかったガキが「でも～クンもやっています」と隣のヤツをチクる手口だ。仲間売るとはとんでもねえ。しかも鯨を絶滅寸前までとりまくったのはどこのどいつだという話もある。　そんな同盟国を信じていいのか。　「信じる」しかないのだろう。小さい国だし。私が生きている間になにもなければいいけど。もうほころびはでまくっているが。　物事には裏がある。必ずあるということだ。もとい、目的のためなら大義をいくらでもいけしゃあしゃあとうたえる国があの国なのだ。国というか民というか。とにかくそれが強みだ。そして黙って抗いもせずついていくDV被害者のような国がどこかにある。　ここだよその国ってよ。けっ。　先週の産経新聞で井口優子氏という方が書いている。前政権はアメリカ型競争社会を導入したが、それなら同時に競争社会に耐えうるアメリカ人のおおらかさ（いい日本語だ。テキトーなだけだろう）もみならったらどうだと。　これについては賛成。なにかがうまれる背景には必ず土壌がある。　「欧米では」とか「諸外国では」という言い方で日本は学び今日まできた。これからはその後に「でも～という現実がある」というツッコミをいれる必要があるのではないか。　・・・いわれなくてもやっているけれど。　「これ最高！」でも～というデメリットがあるよ。　「これ便利！」そのかわり～になったよね。　そんな視点で人生楽しいのかオレは。人生というか世界観というか。　目を瞑ればいいのかね？絶対安全なアメリカ産牛肉でも食って明るく生きよう。ぷぷ。（♂）

2006年11月28日
好きさ好きさ好きさ

　みうらじゅん「PEACE」（角川文庫）を読む。　とことん無意味なエッセイ集だが、充実。きっと私はこのひとの姿勢が好きなんだ。世の中にはいろいろ書いてあっても読んだ後空虚な気分になる作品もあれば笑えるのに真面目に読んでしまう作品もある。これは当然後者。なにがあろうと「好きだ」といいつづけるロックの魂。PUREだぜ。　好きだといいつづけるのは難しい。「好きだ」とか「～したい」とか。そういう脊椎反射的なガキっぽい部分を持ちつづけられるのが才能だ。　最近はないが、たとえば義理人情でイベントのチケットを買えという話があったときにずばり聞いてみたい。「で、おもしろいのこれ？」こういうガキっぽいハダカな質問に裸で答えるやつから買ってやりたい。　「おもしろくないけどオレがおもしろいので観にきてください」　これくらいあつかましければロックだ。そんなガキっぽいやつから買いたい。別名アホともいうが。残念ながらであったことがない。であいてー。　きっとぬけぬけといえるやつだけがメジャーになっていくのだ。　ドラマ「のだめカンタービレ」は集団のモチベーションについて。苦い思いがよみがえる。集団で表現活動をするとどうしても個々人の目標・目的の違いがネックになる。最近は「まあいろいろあるよね考え方は」というエセ自由主義な捉え方をするのが一般的なんだろうけど。民主主義は創作の敵だ。　憤慨する峰はよかった。原作マンガよりも濃い演出は是だ。　いろんな事情はあるにせよその「場」にいる以上その「場」でベストをつくすべきだ。なぜなら「場」は今しかない。一度逃せば戻れない・・・というのは若いときはわからない。もとい、わからなかった。　これは表現に限らない？仕事だってそうだろう。たぶん時間の価値を知ったころにひとはトシをとっている。　そんなことを1時間かけて書いている。（♂）

2006年11月27日
町内会と写真と油揚げ

　午前中町会の会合で外出。つぎつぎ意見がでるのがすばらしい。「いい大人」というのはいるものだ。いままでどんなつきあいをしてきたのかバレてしまうが。　どんな組織であれちゃんとかっちりつくるもんだなあ、と思ったら役員のひとが「自治体のホームページでつくりかたが載っていてそれをもとにつくってます」という。全国どこでもちゃんと法的な基盤をもとにこつこつ組織をつくっている日本人の生真面目さにあらためて感心。官僚支配がいきわたっているという言い方もできるけど。　仕切っているひとたちの顔を観察。年でわけるのもへんだが自分より年下（推定）の女性でもちゃんと「お母さん顔」をしているし、男だってそれぞれの社会で背負っているいいおっちゃん顔で喋る。「男の顔は履歴書」などというが女もそうだ。たしかその後は「女の顔は請求書」と続くはずだが。実際そうなんだけれども。　顔で思い出した。　今つかっているPCの横にかみさんが土曜日にやった同窓会の写真がハガキとしてプリントされて置かれている。参加者に送るモノらしい。いい味をだしている。ハガキになっているから「思い出色」が強い。集まった面子のそれまでの人生が顔からでている。さぞ楽しい会だったんだろう。　最近集合写真のおもしろさにめざめた。　子供のときはなんでこんな堅苦しいつまらないものを撮るのだと思っていた。いろんな説明をしなくても顔からなにかがでている集合写真は面白い。察することができる。勝手にだけど。妄想か？　「男は30から」とか「女は３０から」とかいう。たぶん色がつきはじめる時期なんだろう。色だって絵の具ばっかりでない。垢や埃かもしれない。いろんな事情があるにせよその場にわざわざ集まる。たった2時間のささやかな幸せ。でも写真は正直だ。　色は年をとるにつれてどんどん塗り重なっていき、ある年を境にまた抜けていく。真っ白になってこの世を去るのだきっと。ジョーだけじゃないのだろう燃え尽きるのは。　天気も悪いので暇つぶしで家でムスメを撮る。まだ日本語が苦手なので通じるわけないのだが撮りながらほめる。ほめ言葉を連続すると親とはいえあほらしくなりついお約束で「じゃあつぎ軽く脱いでみようか？」とかます←アホ。将来いったら本気で怒られるだろう。それにしてもどんなホメことばよりもパン一切れのほうがいい笑顔になるムスメの行く末が心配。もぐもぐ。　寒いので珈琲をいれる。牛乳を多めにいれて飲む。飲むことそのものよりも入れる悦びが休日のあじわい。　夕方浦和レッズ-FC東京の試合をテレビ観戦。FC東京のぐいぐい前にいく展開にびびりながら軽くうとうと。ワシントン以外打つ手ないのレッズ？よかった負けないでとほっとチャンネルをかえたらマグノアウベスのヘッド（すげえ）の瞬間。ガンバ大阪のブラジル人FWはタカ＆トシのどっちかに似ている。南米か。MXの中継はサッカー中継にしてはカメラの視点が低い。スタジアムから生でみているような感覚ともいえるが。カメラ台数をケチってるのかそれとも。　夕食はいい油揚げがあったので真ん中をあけて納豆をはさんでグリルであぶる。醤油をかけて食う。うめー。左手には焼酎。めずらしくお湯割りでなくそのまま１フィンガー飲んだら美味い。やばいわこれ。（♂）

2006年11月26日
あしおととか

　カラダが５勤２休にできている（というよりつくっている）ので土曜出勤がつらい。　ローテーションを崩されたピッチャーのように体が重い。カラダか心か。習慣で金曜の夜退社した瞬間に脳内スイッチを切っている。それをつなぎなおすつらさよ（詠嘆表現）。炭をおこす手間というべきか。よっこいしょという声がきこえる。PCでいえば「かりかりかりかり」という懐かしい音だ←そんなPCはいまどきねえ。私の課にはある。むー会社同様ガタがきてるぜ。　午後に会議をいれられてしまったのでしぶしぶ出社。　午前中見積もりと各方面への連絡。板橋にドライブ。うちあわせで得意先の社長からいいよなサラリーマンはと言われまったくですよと答える素直な私は出世するかしらん。少なくとも自分で会社経営はできないと思う。その返事にウソはないし腹もたたない。　コンビニおにぎりだけかじったらもう午後。せめて飯はまともなものを食おう。　先日WEBで気になる記事が。某コンビニ弁当をブタに食わせたら奇形が生まれたとかなんとか。その「某」が問題なのに。名前を公開しろ。なにがうまれるのだ。飛行機を飛ばす豚か←このところアニメネタが多いな。カラダに悪いことは間違いないんだが。なんか化学変化がおきるのかしらん。手のひらから蜘蛛の糸がでるとかカラダが小さくなって名探偵のガキになるとか。ああおたくがばれる。なにをいまさら。　予想通り会議は重く、消耗する内容。おもしろい会議ってあるのか？と逆に聞いてみたりして。発言するたびに賞金がもらえるとか、ギャラリーが「いいとも！」と騒いでくれるとか。途中珈琲の差し入れが総務からあったのはこの会社に入って新鮮な体験。頭の後ろが重い。水分をもっととらなきゃ。　１７時でけとばし帰宅。バス停から家までの足取りが重い。くたびれた音がする。せめてはつらつと歩かねば、とすこし背筋をのばす。野田秀樹はオーディションで足音をみる、と聞いたことがある。たしかになにかがでる。軽くさわやかに歩きたい。昼間は紳士風に。夜中は・・・（←それは違う話）。子供がはく「ぱぷぱぷ」と鳴る靴を履いたらヒくだろうね周囲が。電車でまわりにスペースができるな。席も譲ってくれるかも。　靴の音が選べたらいいのに。　「ぱっからぱっから」馬。「上様」だ。えらそうでいいかも。ゆったりしそうだ。　「しょわわわ」スローモーション。B級映画の効果音。ジョギングで楽しそうだ。　「昇龍拳！昇竜拳！」強いぜ。　そして土曜日が終わる。（♂）

2006年11月25日
運動場ーのはしっこでー♪悪魔をそだてよう♪

　朝から発注先が指示通りやっていないことが発覚して大声をだす。　もともと怒らない営業だが、こういうときにまだ怒ってくれればいい（怒られたくないけど）のだがあんまりあきれて苦笑しているほどのでかい事故。ここは怒鳴るべきだろう。と自分の父親ぐらいの人を電話で怒る。先方はやさしいかたでとくにクレームはなかったらしいがそれはあくまで営業の日ごろの付き合いの話だ。　不毛だ。シュートをはずすワシントンに悪態をつくギドぐらい不毛だ。やってしまったものはしょうがない。しょうがないが、　このかなしみをどうすりゃいいの～♪だれかぼくにおしえてくれよー♪＠ユニコーン　怒りをビジネスライクにやりたいものだ。相手にはプレッシャーを与えつつ、こちらの消耗は少なく。とできないことをいってみたりする。やはり身を削らないと伝わらないものなのだろう感情は。　現役時代の父親を尊敬する部分はただ一点（と言い切ってもアレだが）仕事のストレスを極力もちこまないことだった。長い会社員生活、いろいろあったのだろうが両親の会話の間で処理していたのだろう。そのかわり両親の会話に子供が介入することは絶対に許されていなかった。　自分ももちこみたくはない。ゲーセンでパンチングマシーンでも叩いてくればいいんだろうか。　　・・・と、ここで文を終わらせるとたまりたまって持ち込んだあげく酒飲んで暴れたみたいにみえてしまうのだがそういうわけではなく。職場でも家庭でもニコニコと一点の曇りもない笑顔のいいひとでいたいものだと思うわけで。ああいいひとっていわれたいなあオレから。　悪態つくと育つ植物ってないかしらん。大輪咲かす自信があるね今なら。　今日がっくり来たことその２：TRFが渡辺美里の「マイレボリューション」をカバーしていた。カバーのくせに新しくなりきれないフリマのような組み合わせが複雑。たしかに懐かしの小室メロディなんだが。（♂）

2006年11月24日
そのポーズがいいねといったから１１月２３日はたっち記念日

　肌寒い。寒いのでようやくニットをだした。　ニット。これを着るとだれでも可愛くなってしまう。って思うのは私だけだろうか。ゆりかごから墓場まで。もとい、赤ん坊からジジイまで。立場は問わない。ニット平等化現象とでもいおうか。もこもこしているシルエットが妙に懐かしいかんじを与えるのだ。　ついでにいうならフリースは老若男女・職業を問わずだれもがおばさんになる。どんなに気取ろうが所詮ちゃんちゃんこなデザインだからだろう。いくらCMで夏木マリが着ようがダメだ。ついでにフリース中年女性化現象と命名。命名したからといってなにがおこるわけでもないが。　両方ともようするに体型ごまかし服だ。　それはさておき寒い。そのせいかどうか、かみさんがカゼでダウン。ムスメの面倒を軽くみる。離乳食をくわせ、遊ぼうとするのを相手する。教えたわけでもないのに空腹のときに「マンマ」と連呼するのはなぜだムスメよ。世界共通？そして連呼がだんだん強くなっているのはなぜだ。　あ、そうそうそんなことよりも（と横に置いていいのかどうか）朝、ムスメが立った。　いままでもその予兆はあったが、手を離してから膝が９０度以上のびている時間が３０秒ほどになった。規定演技（テキトーな基準であるが)達成ということにして拍手してやる。拍手されるとうれしいらしく２度ほど達成。ビデオ撮影にも成功。　ようこそ人間の世界へ。　ついこういうときどさくさにまぎれて「クララが立った～」と言ってしまうおたく日本人は私だけだろうか。　そういうわけで午前中は買い物。午後はムスメを連れて散歩。夕方は浦和レッズ戦テレビ観戦。　病人がいると時間が早い。ってカゼ程度で思うのだから、健康に感謝。　城彰二引退表明。自分より年下のアスリートが競技生活を終える。中田や前園とは違う、リアルな引退。時間の流れを実感。お疲れ様。（♂）

2006年11月23日
バネなのかバネでないのか

　「勝負脳の鍛え方」（林成之/講談社現代新書）を読んでいる。面白い。　「勝負の瞬間にリラックスしようとするのは間違いだ」「荒川静香の頭にあったのは結果ではなく、目の前にある行動の欠点の修正をいかにやるかだけだった」「叱る指導だけでは人の話を聞かない逃避脳になる可能性がある」脳外科医とはいえ、言ったもん勝ちっぽいなあともいえるのだが。切り口が新鮮である。たぶんこの場合の「叱る指導」もやりかたによるだろう。指導対象の集団と指導者の間に強力な一体感・信頼感があれば叱っても愛情は伝わるのだ。　子供たちに手をつながせてゴールさせている運動会は、脳はくやしさをバネに育つという脳医学を無視した指導といえるのです　拍手。　ここでそのくやしさについて考えてみる。子供に限らず大人も（というより大人の方が）悔しい思いをする。これをすべてストレスとして日常で「処理」しているがこの言葉に従えばくやしさを受け止め喜んだほうがいいわけで。　鳴鳴鳴嗚呼オレは今猛烈に成長している！（声：古谷徹）　とかなにかと言い聞かせたほうがストレス要因が少し減るかもしれない。　成長する悔しさと、単なるむかつき。分別がよくわからない。いっそのこと他人に聞けばいいのか。　いまさー、なんか腹たってるんだけどこれって成長する悔しさかねえ？　・・・ちょっと青春しすぎかも。（♂）

2006年11月22日
ツッコめばいいってもんじゃない

　電車のつり広告をみていたら、その沿線のグループが経営している店（食べ物の種類は自粛）のスタッフが満面の笑みをうかべて「心をこめてつくっています」と語る広告に出会った。　　思わず、心をこめてあの味かよ！とツッコミ。学園祭の食い物ならともかく「がんばってます」というひとことでガマンできるものでもない。あんまり食べ物に文句をいうと小さな男に見られてしまうのだがもうすこし値段にあった味をめざしてほしいものだよ●●（店名）。　と、真正面に広告にケチをつけるのも大人気ないが。趣味だ。　オダギリ何某のCMが好きだ。ヘンな髪型。ゴージャスな映像。テンポ。ついつい見とれてしまう。あのカードが宴会グッズとして発売されると聞いた。「もらいたくないけどだれかにあげたいなあ」と思う。が、あれも冷静にみれば結局金貸しじゃん？金貸しなのになんでいつのまにか出世と転職と独立の話になってるわけ？　とツッコミをいれるのも大人気ない。　そういうなんとなくなイメージでついついつまらないカネを借りてしまうのだろうか世間の債務者の方々は。チワワもそうか。あと大人のマナーとどう関係するんだい某消費者金融？　化粧品や健康食品は幻想99％だからケチつけだしたらとまらない。あんたそれ飲んでも吉永小●合にはならないから。とか、肌を気にする前に早く家に帰ってまともなもん食って寝ろ。とか。　すべては正論。イメージをひっぺがして資本主義と闘う私。最後のきょーさん主義者なのかもしれない。せめて宣伝に踊りたくない。　テレビのまえでひとことぶったぎってみればいいのだ。「おまえがやってるのってただの●●屋じゃん」●●屋に置き換えるだけであらゆる業種は骨だけになる。どんなにカタカナで気取ったって●●屋。そして●●屋に置き換えられない業種はいかがわしいとみていい（断言）。　・・・ま、ただのあまのじゃくなんだけど。（♂）

2006年11月21日
七転び八転び

　ムスメが立ちそうで立たない。つかまり立ちのつかむ手の力がだんだん軽くなっているのに。　親としてはもどかしい日々が続いている・・・と書いてはみたものの、その後の長ーい人生考えたらべつに急いで立つこともなし。競争相手もなし。とのんびりかまえているのだが。あんまりはやく立たないほうが足腰が丈夫になるという説もあるし。　しかし子育てについては諸説のなんと多いことか。「～はよくない」「～は絶対ダメ」「～がいい」禁止事項・推奨事項の多さたるや、NASAが開発した通販グッズなみの怪しさである。母親が産みたてて体力が消耗して判断力が低下しているために（←バカとはいわない。あくまで判断力が低下）無責任な育児書なんかにハマってしまうのだろう。　親や知り合いのおばさんに聞いて普通にやれって。新しいことやってもたかが知れてるから。いいと思ったらやればいいじゃん。　・・・というのはちゃんと育児に参加している父親だけがいえるわけで。平日遅くてムスメの悪っぷりをみていない自分はただの批評家である←べつにかみさんが育児書にはまって目を吊り上げているという愉快な話はとくにない。あくまで一般論だ。　そんなことよりも、大人が赤ん坊から学ぶこともある。感心するのが立つまでの過程だ。ちゃんとしゃがんだり転んだり片ヒザたてたり。立つにあたっての下準備を着実にすすめているのがみえるのだ。　柔道で受け身をひたすら練習し、バイクでバイクの倒し方を習う。スキーでやはり転んで覚える。退屈な作業をくどいぐらいに繰り返すのは理にかなっているなあとムスメを見ていて思う。守備あっての攻撃？ちょっと違うけど。セーフティネットがあるからブランコ乗りは大技に挑めるのだ。　結論：人生はまずケガのない転び方を覚えてからが本番・・・・って、もう十分転んだよ神様。（♂）

2006年11月20日
お誕生日会

　ムスメの誕生日会。　ケーキ屋まで名前入りの(漢字。よかったね描ける名前で）バースデーケーキをとりにいき、酒屋にビールを買いに行く。寒空にダコビーでムスメを連れて歩くのはあったかくていいのだが、いいかげんチャイルドシートに慣れてほしいものだ。後部座席で罵詈雑言（らしい）を叫ぶのをほっておいてドライブ。　帰宅するとバイクで寿司が、ネットで買った餅が届く。玄関を掃き、水周りを掃除したら両親到着。　義父母からは太巻きを、私の親からはおもちゃをいただく。感謝。かみさん手製のサラダと吸い物。麦茶と麦酒で乾杯。　メインイベントは餅担ぎ。一升餅を背中に風呂敷でセット。　縁起によれば「いっしょう背負いきれないほどの食べ物に恵まれるようもちを担ぎ、やさしく尻餅をつく」らしい。朱でそれぞれ「寿」とムスメの名前が描かれた2個のもちは大人がもっても重い。ズシリと来る。　・・・が、泣きもせずにこにこと這い這いする姿に驚愕。私の甥は泣いたし世間一般の多くの赤ん坊は嫌がって泣くらしいのだが。背負いきれる食べ物しか得られないのか？　それどころか２コあるもちを１個持ち、2個もちと降ろしても餅と戯れるのってどうよ。いちおう女の子なんだけど。まあ元気でよしということにしよう。　「何歳？」と聞かれて１本指をたてる芸？もできてめでたしめでたし。ケーキも生クリームがふわふわして美味。ロウソクを吹いて消すなんて何年ぶりだろう。　餅はさっそく切り分けて両方の親に土産として渡す。ろくに客の相手もせず騒いでいると時間がすぎておひらきになるのはまるでこの１年のようで。　来年もよろしく。（♂）

2006年11月19日
ピザと酒と買い物

　惰眠をむさぼる予定がムスメの声で起床。　ドアをがらがらあけてだあだあ叫んでうろつかれるのは怖い。そのままそとに飛び出て行きそうな勢いだ。朝がいつもゴキゲンなのは頼もしいが土日はねてくれ。おとなの都合だが。　最近電車広告で「早起きして夜は寝て子供の睡眠時間を守りましょう」というのをよくみかける。まったくだと思うが、言わせて貰うなら私は生活スタイルをどうすればいいのか。転職するか？フレックスにしてもらえばいいのか？なぜみんな夜遅くまで働いているのか考えようよ官僚さん？公務員ならさっさと帰れるのかもしれないが（職種によるだろうけど）。　基本的人権を守ってほしければ就職先は●良市役所だよ学生諸君。　かみさん外出のため留守番。かたづければかたづけるほど散らかそうとするのが一匹いるので消耗。　客が日曜に来るのにまったくテンションがあがらず。たぶん天気のせいだ。ムスメに昼食を食わせて大人はナンピザを焼いて食う手抜きモード。浦和レッズの試合をみながらリズムわりーなーとうだうだしていたら名古屋のヨンセンにやられる。ダメだこりゃ。と思ったら試合終了。げんなり。ふて寝。じゃなかった昼寝。　先日の旅行でだいぶ父にごちそうになったのでお礼を探しに夕方から外出。デパートで焼酎を購入。酒を選ぶのって結局は勘頼みなのがつらい。「～賞受賞」というラベルをもとにセレクト。クルマだから飲みもしないのに酒売り場は楽しいなあ。こんなとき飲み屋で飲んだ変わった酒は記録にしておくべきだと思う。うんまい焼酎とかあたるのに酔っ払うと忘れるんだよなー。　かみさんの運転で帰宅。ペーパードライバーのため規定速度で走るかみさんを１本道でおいぬきするバカドライバーに遭遇。土日で急ぐ途でもあるまい。事故のもとだ。みんな最初は初心者だったんだからやさしい運転しようよ。しかも相手は自分と同じ車種。「●●のくせに！」と悪態をつく夫婦。　トイレに行きたかったんだろう。ということにしておく。漏らせ！と呪ってみたりして。えこえこあざらく。（♂）

2006年11月18日
ただ　あなたが　すきなだけ～♪

　Yahoo!で、ストーカー度テストなるものが載っていた。５問ほどの質問に答えていく形式のモノだ。ほんとは女性用のようだがやってみた。その結果↓ ストーカー素質100％！　今すぐ方向転換を　あなたには生まれつきストーカー資質が備わっています。独占欲が異常に強く、彼の24時間すべてを自分と共有したいと考えていそう。だから相手にされなくても彼を付回し、やがては彼の自宅の中まで入っていこうとすることも……。そんなあなたの愛情に根負けをして付き合う男性もいるかもしれませんが、ほとんどの場合は間違いなくドン引き。今こそ、方向転換して！　・・・かなり高い点にいくなあとは予想していたが。100％ってすごすぎる。がっかりを通り越して笑ってしまう。たしかに検索マニアだったりするし自分でもわかるのだが。そこまで行動力ないし。いまの結婚だってそういう結果ではない（たぶん）。　どのへんが100％なんだか調べてみた。　・・・・とかくとその「調べてみた」がすでにやばい、という話になるのだろう。　ふと思い出したのだが、これまた別のチェックリスト（たしかテレビ）では「ライ麦畑でつかまえて」が好きかどうか？が入っていた。これまたどうなんだ。pure度か基準は。　だいいちストーカーと文学の境目ってどこよ？とふだん言っているので、それに従えば私はブンガクな人とも思われ。　ブンガクな人度１００％　なんかこういわれるほうが腹がたつのはなんでかね？（♂）　

2006年11月17日
ファインダーから愛をこめて

　かみさんが実家のかたづけの影響でいろんなものを持って帰ってきた。中島みゆきのCDやら、「くまのプー太郎」の単行本。嗚呼９０年代。　そんな中物議をかもしたモノがある。押入れの奥からでてくる思い出の中に、写真好きの義父が若いころ撮った謎の晴れ着女性姿＠某神社。　義父曰く「通りがかりで撮らせてもらった知らない人」嘘ではないらしい←嘘ならブンガク的で面白いのに。いまなら無理だろう。アラーキーでもないかぎり（凄いよあの見た目とトークで警戒心を解いてしまうのって。もはや髪型も小道具だ。真似はしないけど）。　うなづくものがあった。　私の両親が数年前海外（中央アジアor東欧）に遊びにいったとき、カメラがあると子供にかぎらず大人にも撮ってくれとせがまれたそうだ。「他人のカメラに写ってなにがおもしろいのかねー」と思ったものだが。他人だからこそいいのだ。カメラが身近でない地域ほどきっとそれは顕著だ。　コミュニケーションツールとしての写真機。もとい、機械。　以前美輪明宏が電話について語っていた。　電話が珍しかった時代、長屋なら長屋の電話を貸し借りしながら人はつながっていた。そして黒電話なら黒電話で親子の駆け引きがあって家族がつながっていた。現代はひとり１台あるのに人がつながっていない（要約。というよりうろおぼえ）　名言。ツールに罪はないけど。珍しいモノほどコミュニケーション手段にはなるようだ。　だからどこぞのコメとヒト強奪国家が核をもちたがるのはかまってほしいためにつかうツールなのかもしれない。嫌われている金持ちのガキが最新のゲーム機で誘うように・・・とかな。この論法でいけば周囲がみんな核をもって珍しくないものにすれば違うものに興味をもつようになるのだろうか？っていうか持てよ。　という社会派な観点よりは、義父の趣味がいまとあんまり変わらないことに妙に安心するというか、ほのぼのするのである。（♂）

2006年11月16日
はっきり話せ。

　新規の発注先の営業（見た目は野村万斎風）は若い。大学卒業してまもないのだろう。物理的に若いのはどうでもいいのだが、いろんな意味で若い。つまりは幼いのだ。　いまからいっていいですか？と丁寧にアポをとってくるのは珍しいがそれをいいことに多くは追い返す。なんか材料あるの？といったときに返事がぱっとしないのだ。　そこにいるのは昔の私である。営業をいやいややっていたころの。　意図がつかみづらい。これをしにここにくるんやー（なぜ関西弁）という強い動機に欠ける。なんとなくが多い。なりゆきでセールスの材料が拾えるのでは？と思っている節がある。いくらこっちがヒマでも野郎相手にそれでは時間がもったいない。相手が超美人でナイスバディならともかく。　missionを確認しろ。台詞を仕込め。営業は詐欺だ。完璧な一人芝居をやんなきゃだめだろう。Strikerのように振舞え。ゴールをみろ。ゴールを狙え。　そんなことを言ってやるほど親切ではないのでなぜダメか観察している。　まず腹式呼吸だ。語尾と語頭が息が流れるのがまずダメだ。弱そうだしこっちの横隔膜に、やがてはハートに響かない。はっきり話すためにはまず話すことをまとめることだろう。これを必ず言う→言うためにこういう展開をつくる。という決意があるだけでだいぶ違う。ゴキゲン伺いなどいいのだ。この台詞を言っただけで満足。最初はそれでいい。　以前、カネを病気のように借りまくる友人（といえるのかそんなやつ）になんでカネを貸すのか被害にあっているヤツに聞いたらこんなことをいっていた。　なんでカネが必要か、朝からそいつは役作りをしているんだ。その苦労を思えば出演料みたいなもんだな。　よくそんなのんびりしたことがいえるなーと思ったものだが。ぜひそんなヤツはプチ寸借サギはやめて地道にセールスマンになってもらいたい。とくに景気がとてもよろしい（棒読み）うちの会社などいかがだろう。救世主になれるかもしれない。　だからまずはスクワットだよお若いの。（♂）

2006年11月15日
親切と笑顔

　会社からの帰り途、手元の地図と案内表示を見比べて悩む女子大生に声をかけナンパ　じゃなくて道案内。　ふだんそんな親切はまったくしないのに。べつに若いからとか美人だったからとかナイスバディだったからとかいうわけでもない。フツーの子だ。だいいちどの理由でも動かないし。たぶん（小声）。　理由は月がとってもキレイだったから　そういうことにしておこう←月みてないけど。曇ってたよな？　飲み会に行く途中らしい。彼女の手元にあるのが遠近法がむちゃくちゃな手書きの地図。幹事でてこい。通りの名前を聞いてもわからない。わんわんわわん。わんわんわわん。意味不明。　乗りかかった舟なのでいっしょに来いと声をかけ連れていく。不審な顔はしなかったがいちおう「ナンパじゃないけどついでだし」と断ってみる。いらん一言か？目的地のあたりがついたところでさらりと離脱。サムアップと白い歯笑顔を忘れた。親切だなーオレ←と自分でいわなければなおいいんだが。つい言いたくなるのはなんだろうね？　こういう行動にでると「今日のブログネタだな」とニヤついてしまう。親切の動機はなんでもいいのだ。喜んでくれるひとがいれば。なにより喜んでいるのはいいひと面ができたわ・た・し♪なぜ区切る。　臓器提供カードがあるなら「わかる範囲で道教えてやってもいいぜカード」ってないもんかね？Tシャツでもいい・・・と書いてみて、どうやって伝えるのだそういうツールがあるとして？と悩んでみる。結局は「顔に書いてある」とか「いいひとオーラ」をだすしかないのだろう。　ちなみに聞く側は無料の善意が恐いならお礼はガムとかでどう？　駅前でガイジンと喋る日本人の表情を観察。見事なぐらい曖昧な笑顔をはりつけ小刻みにうなづいていて、映画にでてくるニッポン人そのままだ。笑いながら喋る外人のカオにあわせて無理やり同じ表情をしようとして笑いながら喋る習慣がないからああいうカオになるのだろう。私もそうだし。　帰国子女が頬骨に気合いが入る（偏見）のは海外でそれが日常になるせいか。　感情をだすのがいらない国ってなんだろう？抑圧？それとも不感症？　笑い皺がつくとかケチなこと言わずにもっと笑ったほうがいいよ日本人。あ、オレもか。にぱー。師匠はムスメ。（♂）

2006年11月14日
めるへんを疑え

　10歳ぐらいの子供が書いたモノを本にした自費出版本を貰う。　後書きに親御さんが娘の文章表現が面白いので・・・とある。親バカと承知でと断っているのが微笑ましい。文章もしっかりしている。ただしくコドモの文だ。　ただ、つい意地悪な気持ちになってしまうのは表現だ。まだ自分がそれくらいの年齢の大きな子を持っていないので、余計そう思うのだが。　子供はほんとうに子供の表現をするのか？　「どうして～なんだろう」という文を読むと「内なる子供」がむずかゆくなるわけで。こうかくと大人が喜ぶ、という猿知恵が働いてはいないか？　自分の経験からそういう邪推が働く。そんな可愛くない子供はお前だけだ。といわれてしまえばですよねと答えるしかないのだが。　とっさに口頭からこぼれた詩的表現は信用できるが、実際に文章になるとポエムな文を疑う。そんなに子供はpureではない。計算している。たぶん。　ポートレート写真でもそうだが、妙な「狙い」があるといやらしいと思ってしまう。書いているコに罪はないけれど。逆に私がいう「計算しない文章」という発想自体が子供を神聖化しすぎているともいえるが。たぶん神聖化しているのだろう。女の子に妙に潔癖を期待するロ●コン野郎と発想がいっしょかもしれない。　じゃあどういう表現ならいいんだいオレよ？　先日実家からうちの兄の昔（小６）の作文がでてきて、亡くなった母方の祖父についてこう書いていた。　そんな事実を知るまではボクにとっては祖父はときどきおもちゃを買ってくれるただの商人だった　・・・あんたは武士ですか。（♂）

2006年11月13日
東京帰還

　朝、布団をたたみ洗い物を撤収。法事に参加できなかった伯母が来たので挨拶。１年遅れのお祝いをいただく。感謝。そのまま勢ぞろいで朝食。　「こちらの風習だから」と実家の伯母から赤ちゃんの服に結びつけるこより（お祝い入り）をいただく。多謝。ほんとにこんな風習あるのか？まあいいや。　せっかくなのでと記念撮影。祖母が嫁入り道具として使い込んでいたタンスをリペアしたものが和室に置かれている。時間を積み重ね味の出た家具の前で集まる親戚はまるで小津映画のよう。モノクロで撮るべきだったか。　荷物をまとめ、着替え。従兄弟が帰り、伯父が外出し、とだんだん人が消えていく。そしてわれわれも新幹線の時刻が近づき駅へ。　駅でお土産を物色。バラで種類を替えて買える店でもみじ饅頭（ホンモノ）を買う。とおりがかりに商品は忘れたが「渋谷で大評判！」という看板をみかける。ほんとかよと思う東京人。　新幹線の中で赤穂浪士弁当なるものをGET.塩でも入ってるのかとか言っていたらあけてみたらただの幕の内弁当だった。味はまあまあだったが。俵に入っているとか、山と川に分かれているとか日本酒のとっくりがついているとかヒネリがほしいところだ。箸袋は「大石主税」のイラストが入っていたからそれが唯一の仕掛けか。行きも帰りも幕の内。ってなんだかね？　とくになにをしたわけでもないけれど、ルーツをたどる旅。行ってみればあっという間で、新幹線のように早く過去のことになる。人とのつながりをじっくり噛み締める。　前にも後ろにもだれかがいる。ときにはうっとおしいときもあるけれど愛おしい。そんなことを思いながらうとうとすればもう終点。　さあ明日から日常復帰だ。（♂）

2006年11月12日
福山ツアー２日目

　朝風呂を存分に味わい朝食へ。　畳の上にテーブルと椅子をおく和洋折衷な部屋で家族がそろう。卵とベーコンの焼き方をひとりひとり聞いてくれるシステムはよかったが、結局父母もうちの家族も全員同じものを頼むオチはいかにも日本人だ（苦笑）。サラダをもりもり食い、焼きたてのトーストをがっつく。アットホームな雰囲気はよろしい。　祖母の墓参りのためはやめに出発。　あまりにはげしい雨に、かみさんとムスメは車で待機。伯母が「おばあさんも最後腰が弱くなったころはこの場所で墓参りをやめてたみたいよ」と慰めてくれる。家の墓に来るのはもう十数年ぶりだ。ブロックで階段をつくった小山は、子連れにはたしかに危険すぎる。　墓に到着。それぞれが箒をもち、前のお供えを処理し、水を注ぎ・・・と黙って動くさまは見事でしばらくウォッチャーと化す。デクになりそうなのをおっかなびっくり手伝う。はたしてこれだけの大雨の中に水を注ぐ意味はあるのか？などと思うのだがそれが儀式というものなのだろう。　みんなが墓参りに慣れていることにあらためて尊敬の念を持つ。父方の祖父の墓が遠方にあってめったに行けるものでもないので私も核家族の育ちになってしまった。宗教は人それぞれだから難しいけれど、死生観や家族観を育むには墓参りは必要かもしれない。と考える。　自分はやってないけど。　花を供え、お線香を刺す。手をあわせるといろいろな雑念が湧くが頭をさげることに集中。とくに思いを伝えるよりはしずかな気持ちになるのがいいのだと思っている。　墓参りを終え降りる。上るときにはなんとも思わなかったが目の前に急斜面。雨に滑らないようにしながらクルマに戻る。　クルマのとなりにあった祠についてイトコが説明してくれる。　「ここはヨモゴリといって、神無月ってあるじゃろう。出雲の国に神様がでていくときに子供たちが集まってお送りして、また帰ってくるときに集まってお迎えをする場所なんよ。部落中をまわっておコメとお金を集めてなあ。近所の人が炊き出しをしてくれて。あのオニギリがうまいんじゃあ。ほんとはみんなで起きてなきゃいけないんだけどやっぱり眠いから寝るわな。必ずこっそりビールをもちこむやつが何人かいて先生に怒られるんよ。先生もやってたんじゃろ小さいころ（笑）」　ヨモゴリの語源は夜篭りの言い間違いじゃないか？というのがイトコの説であった。風習の話って面白い。（いまWEBで「夜籠」として調べた限りは女性が食事に集まる風習をそう呼ぶ地域がある。子供がというのはいまのところヒットしなかった。沖縄にも似たようなあるようなので南国がルーツの神事のようだ）　家に戻り喪服に着替え、法事を待つ。今回、兄弟を代表して参加したのだが法事の経験はたぶん初めてだ。と従姉妹にいうと「うちはたくさんあってたいへん」という。決まりどおりやってたくさん法事を抱えているとひとつ終わると次の・・という状態になるようだ。坊主ぼろ儲け・・・なんでもないです。　この日のために敷居を取っ払った座敷でお経を聞き、軽い法話を聞く。あっちこっちとび要領をえない話はどこかの会社の労使交渉みたいだなあとか考える。あとあと聞いたらみんな足のシビレと眠気と闘っていたらしい。大人なら聞こうよ話。　内容は、年をとってボケるのは死の恐怖がなくなると言う意味で「成長」なのではないか？という話←おいおい２行で済んだよ。　お経の要所で鳴らされる鐘のタイミングに感心。あれは眠くなりそうな間で鳴るようになっているのだね←絶対違うけど。　全員で家の前の料理屋に移動。とにかく量が出るとは聞いてはいたが、見るだけでいっぱいのメニューに伯母から指令あり。「アゲモノは夜食べるからバグに詰めること」いただきますと同時に封入。準備よく机の下にはバグが。　一度「量少なくていいからイイモンだしてくれ」と主人にいったら「イイモンだしてます。それにうちは量が売りですから」と断られたらしい。それにしても多すぎる。地球に厳しいなあ。まあいまどき珍しいぐらい田舎料理だが、法事にはふさわしい小道具かもしれない。　イトコの子たちも親といっしょで仲良くしているのは微笑ましい。親戚関係のつきあいは親の真似をするのだとしたらとても良好な関係ができているようだ。　ムスメはあっちこっちで大人からコドモまでダッコされまくって、笑顔を営業。あまりの愛想のよさに母に「オレもああでしたか」と聞くと「あんたも愛想よかったよ（過去形）」との返事。　・・・そうかいまだけかよ（苦笑）　食事を終え（息切れ）、家に戻り来客に配る袋を渡すのを手伝う。お供えのお菓子はバラバラにしてみんなに配るのが風習だそうだ。これって中国地方だけだろうか？　夜は昼に手に入れたアゲモノと寿司折と伯母がつくったサラダをつつき宴会。ビールと焼酎を貰う。　泊まりは「離れ」にて。（♂）

2006年11月11日
福山ツアー初日

　祖母の３回忌参加のために朝９時４０分に家をでる。　大人２人＋ムスメケア装備を２泊３日分となるとカバン４つになる。さらにベビーカーももっていくとのたまうかみさんを強引に説得して（説き伏せるという表現が正しい）ダコビーで出発。　新幹線にいる間畳んで置いておく意味があるであろうか（いやない）。　駅でカツサンドを買い、新幹線へ。　ムスメはおもったよりおとなしくしている。ときどきぐずりそうになるのを大人がどいて座席の上で這い回らせたり膝の上にダッコしたりしてあやす。　離乳食を食わせて、多目的ルームを借りて授乳。大人もカツサンド１コをふたりででは足りないので、車内でかきつばた弁当なる幕の内を半分コする。美味。駅弁の魅力はコメで決まる、という日ごろの持論を証明。　ああこれでカンビール飲めればいいのに。という憂さをはらすわけではないが、アイスを購入。スジャータのアイスは美味いけど凍らせすぎだよJR東海？　１５時前福山駅で伯父と父母に合流。クルマで母の実家へ。仏壇にお菓子とお供えをする。　その日は実家には挨拶だけ。仕込みに忙しいイトコを尻目に、父母とわれわれは母の知人が働いているベラビスタ境ガ浜なるホテルへ。母曰く「たしかボランティアとかなんとかそんな名前」（←惜しい！じゃなかった、ラしかあってないじゃん）とあぶなっかしいことをいっていたので前途多難かと思われたが。　いいホテルだった。入り口や内装こそ地味だが風呂がでかくてきれい。景色が一望できる露天風呂と岩盤浴。スタッフの対応も親切。刺身が新鮮。凄いのが部屋から見える景色だ。造船所と、遠くにみえる島の風景。晴れていれば最高なのは間違いない立地。柳原良平が愛した土地というのも納得。幸いなことに風呂はほぼ貸切。だれもいないのをいいことにばしゃばしゃ足を泳がす。黒板に落書きされる（ウソ）。脳のシワのびまくる。デトックス？　生ビールも存分に味わい、夜中の激しい雷雨を子守唄に就寝。（♂）

2006年11月10日
ちゃれんじゃー

去年も貰っていたのだが、今年も饅頭を貰う。６コ入り也。これいくらよ。現金にしろ現金に。茶色い皮にアンコ。どっかで見たよ。もみじ饅頭だよ。デザイン微妙に違うだけでバッタもんやんけ？　ああ全国にあるんだろうなあもみじ饅頭のバッタもん。集まれニセもみじ饅頭たち。いやげもの（＠みうらじゅん）だよこんなもん。　とかブツブツいっていたらボスいわく、これはある有名作家の奥さんの経営する会社のつくったありがたいお菓子なんだよ、との弁。　その作家の作品は１作しか読んでないしわりと好きな作品だったけれど、こんなん貰ったって毎年全然景気よくならない。信心が足りないんじゃないすか。もうちょっと気合入れて祈ってもらわんと。　といったらボス、役員にいえとのこたえ。まったくだ。　水垢離とるとか火渡りさせるとかバンジーやるとかサスケに出場するとか針の山に寝るとか心意気をみせてもらいたいものだ。のこのこお菓子貰ってよく帰れるなおい。とはさすがにいわない。会社員だし。　ドーピングがわりに１コ齧っているとボス笑っていうことには、　明日から旅にいくなら土産にもっていったら？との提案。なるほど！　・・・・行き先、広島ですよ？（♂）

2006年11月09日
栄養ドリンクだけは買わない

　金曜日に旅にでるので、ターボというかハイパーというか。とにかくふだんより仕事を集中してやる。疲労。消耗。食欲だけはある。なくなれ食欲。減らんかい体重。　ふだんからそのMODEでやればいいのに。　という全うな意見が家庭からでる←約１名。それはそれとして。無視。　疲れると、バスから家に歩く短い距離ですらもふらふらとする。自己管理といえばそれまでだが、カゼをひいて寝ておきて仕事→寝ておきて仕事。という、おんじょぶとれーにんぐのような治し方しかできない状況が足元をふらつかせるのだ。だいぶ治ったが家庭に伝染。すまん。媒介になってしまった。　あんまりへばったので友人からのネタのメールですらいったん考えてから返事。あれ。日本語の苦手なガイジンみてえ。大丈夫か。　３人の主婦がイヌを連れて会談中。耳タレ系のワンコ３匹がいっせいにあやしい男をみる。躾がいいのか吼えない。可愛い。ああ目が６つ。きゅーん。　気合をいれるため、脳内BGMを流す。　こーなーゆきー♪いぇーー♪　めぐりくーーーーるーーーそれぞれのーーー♪　こーごーえそーなきせーつにきーみはーーーー♪　・・・どれも演歌ばっかりだな。違うけど。しかも微妙にどれも古い。許せ。　コブシというやつ、へばっているときに効く。とりあえず背中を押す。足を前へ。もう１曲。　しあわせわー♪あーるいてこなーい♪　毎年毎年年末にこれを飽きもせず紅白で歌いつづけたチーター、偉いよ。偉いえらい。とぶつぶついいながらドアをあける。がちゃり。　帰宅。（♂）

2006年11月08日
「あらし」を読む

　シェイクスピア「あらし」（福田恒存訳・新潮文庫）を再読中。　追放された王が魔法の島で娘と暮らしていると嵐によってクーデター一派が流れ着く。魔法を使って罠にかけ、なんだかんだいって結局許す話。とか説明したらブーイングだろうな。　どこがおもしろいのかさっぱりわからん。　とはいわないものの、仮に舞台にかけたとして困惑するであろうところが多々見られる←舞台の予定はまったくないが。戯曲をよむときに立体化して考えるのはクセだ。　中心に強烈な父性が必要であるはずなのに、それを描けないであろう自分の想像力の貧困さと、万能感溢れる魔術の場面をどう描くか？とか。なにより展開がたるい。台詞の長さの問題ではない。魔法が支配するがゆえの時間軸の問題か。　西欧がもつ宗教観を意識しなくてはいけないのか？「万能」について考える必要はあるだろう。日本の宗教にはない絶対なるもの。　一般的にはこうやるんだろう、と過去の記憶のデータからひっぱりだしてテクでごまかすことができるのだろうがたとえば魔術で動けなくなる場面とか考えるとお約束すぎて赤面する。自分が納得していないものを人にやらせることができるであろうか。いやない。先輩の卒業公演（１●年前だ）でこの演目に参加した経験はあるのだが、結局手元にビデオが来なかったのでどうやったかよく覚えていないのだ。　「あらし」が好きな人に聞きたい。これどこがいいんスか？（なぜか若者風）　箱庭をつくって紛れ込んだ敵をぐへへへと眺める小さい男しか浮かばないのだが。そういう演出もあるのだろう←好みではないけど。　嵐が去ったあとにたたずむ親子、という場は魅力的だが、全体を矮小化しそうで怖い。学生がやったのを３回みているが（多いな）、布かなんかもってひらひら妖精が踊るのがお約束であった。妖精や妖怪というと長い布なのはなぜだガクセイ諸君？　そういう小道具の問題よりは世界観。登場人物の上下関係とか距離とか力学的なものがキマれば成功するような気がする。意識するべきは「場」だ。小手先の見た目よりは人間関係の。　それが見えてこないから読んでいて困るのである。私の器の問題？（♂）

2006年11月07日
地名

　都営線で面白いポスターを見かけた。　音楽著作権の啓蒙を訴えるポスターで、都営線沿線の駅の名前が入った歌をびっしり書き記している。地名にちなんだ曲名で埋め尽くされたポスターはなかなか壮観だ。ポスターとしてはともかくパンフレットでもあればほしい。　とはいうものの、「曙橋」とか微妙な駅名は歌のタイトルになりずらいようで。　考えてみれば、渋谷を除けば地名が歌にでる機会が減っているような気がする←まったくデータもなくあくまで印象である。椎名林檎の初期とか、下北サンデーズの主題歌とか心当たりはあるけれど。　地名をいれることで歌は重くなるし、土着度（そんな言葉があるのか）は上がる。そういったところがもしかしたら敬遠されているのかもしれない。　匿名性がより強いほうがたぶんHITする。しかしそうやって売れてもそれはたぶんあっというまに忘れられる。POPSの宿命というにはあまりに速く。顔のみえない曲が携帯音楽端末の隅で埋もれていく。鑑賞と言うより消費というのがふさわしい。　どこにいっても同じ風景。同じ音楽。同じ顔。文化としての単一民族幻想。　ほんとうに売れる歌は時間と場所がみえる。どこかダサい、ひっかかりのあるものが最後に残る。そうに違いない。哲学というより願望か。　そんなことを考える私の年齢にはたぶんすぐそこまで演歌の足音が近づいている・・・やだなそれ。（♂）

2006年11月06日
おとなのかいだんのーぼるー♪（まんまや）

　チャイルドゲートを求めて朝からドライブ。　１コは兄から貰いキッチンでつかっている。最近ムスメのつかまり立ちが高じて階段に這い上がる。生き物は立てなくても階段は登れるものなのだなーネコみてえ、と感心する。そして前進こそが生き物の原点か。「前へ」（北島忠治元明治大学ラグビー部監督）とはよくいったものだ・・・と感心したり成長にしみじみしているうちにケガされてもアレなので対策をとることに。　検索エンジンで「中古　●●市　ベビー用品」と検索。ブックオフ系列のオフハウスとBキッズを５箇所ほどHITさせ、住所をメモして外出。　Thank youカーナビ。　はじめて行ったが、行ってみたら「入りやすい質屋さん」だった。贈答品のタオルからカバン・家具。いろいろ並んでいる。品揃えが楽しい。既存の中古販売業者には脅威の存在だろう。　いままでの店が暗く狭くごちゃついていたのを明るく広くすっきりとさせ、梱包や接客をしないのをうたい値段を抑えている。またブックオフのように売りやすくしてリピーターを増やす。さらに「地球にやさしい」とリサイクルを煽る。うまい。　商売は意外と単純なアイデアで新鮮にみえるものだ。　２軒目で目当てのものを入手。1,500円也。ベビー用品の種類の豊富さは驚きだ。今度はかみさんたちを連れて来よう（本日はカゼで在宅）。　　これを言い出したらキリがないのだが、中古の高級品（指輪とかカバンとか）って情念こもってそうで怖くないのかなあ？どうよ？まあ私は買わないのだが←買えない？　帰ってさっそく設置するとクマしゃんのデザインが気にいったらしくムスメはニコニコしている。まさか自分の行動が狭められたとも気づかずに。しめしめ。　このゲート、難をいえば大人がまたぐタイプなので、寝ぼけたり酔っ払ったりしたら確実に転ぶ。いまのところはまたくたびに　とうっ！　と必ず小声で叫び、気合をいれて安全対策。よっこらしょにはまだ早い。とうっ←戦隊モノかい。（♂）

2006年11月05日
文化祭と床屋と百貨店

　午前中、義父が写真を展示している地元の文化祭を観るため公民館へ。　スイッチを押すと「いい湯だな」を演奏するふくろう楽団の仕掛けやらちぎりえやら蝶の標本やら情熱のかたまりを眺める。「好きな趣味」ってこういうことだな、とのほほんとすごす。情熱にあてられるというよりはほのぼのとするのは作り手の年齢のなせる業だろう。　帰宅途中買ったパンで昼食。洗濯物をほし、昼寝に入ったふたりを置いて床屋へ。いれてもらった珈琲を飲みかけたとたんに前の客が終わりあわただしく椅子へ。　「いつもぐらいで」と適当に言ってうつらうつら。BGMは世界バレーの宣伝番組。どんどんバレーボールの価値が下がっている気がするのはオレだけ？試合前にボールを客席に投げるのってしょっぱいよ。ファンサービスというよりはなんか馴れ合いっぽい。　髪を切ってすっきりしてみてわかる。白髪が増えている。でも染めねえぜ、ムスメにいわれようと。いったらぐーぱんち（なぜ）。　家に帰って洗車。ひさびさなので凄いことになっている。じゃぶじゃぶ洗う。　昼寝が終わったふたりを乗せてデパートへ。来週法事で広島にいくのでお土産を選ぶためである。お菓子を買うときに用途を聞かれてこたえるといろいろテキパキ教えてくれる店員さんに「百貨店」のよさを実感。安心感が心地よい。　もはや滅びかかっている「百貨店」だが、庶民（いやな言い方だ。自称するやつにロクなやつがいねえ）のハレの場でちょっと見栄をはるのを支えてきた存在。滅びかかっていることになにか意味があるのかもしれない。二層化が進む中で失われる「なにか」だ。　しかしこの店、夕方に往年のヒット「ファイナルカウントダウン」（ヨーロッパ）が流れるのはいかがなものか。セールスタートかなにか店員への合図らしいが。聴く度に脱力する。　♪いっつふぁいなるかうんだーんぱらぱーぱー、ぱらぱっぱっぱー♪　　懐かしいなー（笑）。　夕食はシチュー。３０分煮込んだのでコクがあるモノができて満足。　ところで今日知って驚いたこと。　小学生時代、ある理由で不登校になった担任のせいで毎日自習ばっかりになり、しびれを切らして教育委員会に手紙をだすというアクションをかみさんが過去にしていたことが発覚。それがきっかけで代用教員がきたらしい。すげえ。　年齢にそぐわない行動力と、毎日自習でも無策の学校のアホさかげんと。どちらもびっくりだ。学校の体質って変わってねえな昨今の報道をみるかぎり。　私なら毎日自習ならたぶん喜んでたなあ。男の子と女の子の違いだろうか。それとも私がアホなだけ？（♂）

2006年11月04日
はじめてのるすばん

　かみさん外出につきムスメと留守番。いままで留守番処女で、ピンチのときは義母にきてもらったりした。本日解禁。父子単独ですごす。　問題は食事だ。離乳食をどうするか？逆にいえば食事ができればあとはケガさえ注意すればいいわけで、騒ぐほどではない。　冷凍ストックと市販のベビーフードをかみさんが用意してくれたので電子レンジとお友達になってすごす。つくりかたと冷まし方をよく聞く。　大人の食事ならテキトーなものはだいたいつくれる。離乳食を暖めるときになってはじめて家事ができないひとの気持ちがプチ理解。なにをやるにしてもおっかなびっくりだ。　朝はごはんと中華のおかずとバナナ半分。　途中飽きてジョッキースタイル（かみさんの命名。食事の途中騎手の姿勢みたいな立ち上がりを子供のイスからやろうとする）になろうとするのを無理やり座らせて完食。　わが子ながらよく食う。　オムツを替えて野に放つ。洗濯物を干す。　隣の子がシャボン玉で遊んでいるのを窓越しに手をついてじっと眺めている。ＤＶＤラックを襲撃してぶちまけようとするので別室にもっていく。　子供らしく子供のおもちゃで遊んでくれ。なぜか固いものが好きだ。歯がかゆいのかもしれない。　こちらも風邪気味なので一人遊びが得意なのをいいことにほっておいて目をつむる。緊張していて全然眠れないが、ふかふかの布団で横になるだけでも気分が違う。　テレビをムスメがつけてくれた（正確には最近スイッチが好きでぱちぱち押したがるのだ）ので、浅田次郎原作「椿山課長の７日間」の映画の宣伝番組を観る。西田敏行が死後想い残して伊東美咲に生まれ変わる設定はかなり可笑しい。姿見の前でガニマタになって動揺する伊東がぐー。観たい。西田はテレビ版「天国への百マイル」でも主人公をやっていたのだが、浅田作品に縁があるなあ。相性はよさそうだが。　昼は鯛めしと煮物（ピジョン）とバナナ。絶対大人よりいいものを食っている。　これもめでたく完食。朝よりテンポよくだしたのとバナナは細かく切った上で手渡しにしたのが成功。楽しく食べているのが頼もしい。　大人はごはんと納豆と味噌汁。食事にばたばたしていて食べた気になっていたのが恐ろしい。世のお母さんはなにを食べているのか。　布オムツを昼寝用に紙に変更。　ナビスコカップ決勝を前半だけ鑑賞。サイドチェンジをくりかえす攻撃と全員が動きに意図がある試合はなかなかの好勝負。試合前さんざんあちこちのメディアをつかって煽った甲斐はあったようだ。　ムスメがぐずるので眠らせて別室へ。観戦を断念して新聞を読む。　産経新聞が松坂移籍に苦言を呈していた。批判の対象は本人の意思ではなくて維持発展させようとせず大リーグの２軍でいいと思っている節がある球界についてである。ボビーバレンタインも日本プロ野球の危機だと発言している。こういうことを外国人に先にいわれてしまうのが嘆かわしい。　武士道にせよ日本画にせよ「発見」されないと良さに気づかない日本ってなんだろう？とはいうものの私も野球を全然観なくなっているのだが。こんな話がでると今度は移籍に障壁をつくろうとか安易な発想にいくのだろうけれど。　行く自由はそのままに、「アメリカもいいけど日本がいいや」という選手がでてこないとダメだ。入ったばっかりの新人に「大リーグに行きますか？」と聞くメディアもバカだけど。そんな質問アホか？とは思わないのだろうか。まだ活躍もしていないのに。なかなか賢明な返答をしていた楽天田中氏はぐー。　かみさんから電話があったのでムスメをかついでクルマにのせ、迎えにいく。ぐずるのでウェーハースを渡してごまかして載せる。食べ物で釣るとデブになる。自分もそうされてきたのだろうか・・・大丈夫か？　任務完了。（♂）

2006年11月03日
ハヤオ系

　眉村卓「スーパーマン」という短編がある。　国家の超人計画によって残存意思を受け止める能力を磨き上げられた結果、ロボットの苦痛まで「受信」できるようになった主人公が社会生活をおくれなくなり手術をうける。能力をいっさい排除した結果、皮肉にも任務を冷酷に遂行する「超人」になる、というストーリーだ。　皮肉が利いている。気持ちを受け止める能力は社会生活にはいらない。とまではいわないまでも、ストレスになることのほうが多い。　私には霊感はない（信じる信じないはここでは問わない）が、霊視能力をもつひとはうっかり霊にやさしくすると霊がうんじゃらげとよってくる、と聞いたことがある。　霊にかぎらない。　芝居をやっていたころ、あぶない感じのひとに遭う機会が少なからずあった。たぶん日常で内面とむきあう機会が多いことで「アンテナ」が立っていたのだろう。　いまはそうでもない。受け止める側からもしかしたらだれかに受け止めてもらっている側なのかもしれない。　迷惑をかけられる側から、かける側へ。ひとはそれをおっさんとよぶ。　苦労を背負い込むひとの多くは優しい。霊の話ではないが、わかってくれるひとのところに集まるのだ。　やさしくされるより、するほうがましさ、なんていうのはカッコイイが、正直つらくね？　これは体質である。才能というべきか。おそらくずっと背負っていくのであろう。遠くから応援することにする。助けはしないが、ここで命名。　ナ●シカシンドローム（宮崎作品登場女主人公的事象遭遇症候群）　・・・命名したからといってなんだというのだ。（♂）

2006年11月02日
ですノート

　友人の会社の話。　あるひとがやめるにあたり上司にノートを託した。同僚の不審な行動と悪口を逐一綴った内容。さすがに血ではかかれていないものの内容は情念の篭もったげんなりするもので、その上司は飲みにいったとき友人にぼやいていたそうだ。　残されたオレはこのノートでなにをすりゃいいの？「同僚」がやめるまでもってなきゃいけないわけ？　万が一焼いてもシュレッターにかけてももとの場所に戻っていそうなノートだ（ひいっ）。　そこまで溜め込む前に注意するなり報告（チクリと読む）でもしろよ。会社員なんだから。　手書きは恐ろしい。　これまた知人だが、ある高額な買い物をするにあたり見積もりを何社かとったあげくいちばん熱いヤツに断りの電話をいれたら、電話でなく手書きの手紙で「断らずもういちど考え直すように」と哀願する文章を１０枚近く書いたものが送られてきたという（ひいっ）。それでも断ったらしいが。　・・・だから溜めるなって。　手書きで情念しか伝わらないというのも不幸だ。たとえばいまどき手書きの恋文でオトしたぜ！とかいう楽しい話はないのだろうか。たとえば私がいま独身者だとして誰かからノート１冊思いのたけをつづられて渡されてもねえ。　・・・やっぱり貰ったら怖いな。　ん？・・・１冊書かれたら書き返せばいいのか（違）こちらの違う情熱がＯＮ！競って書いた暁にはふたりとも文章力ＵＰ！燃え上がるライバル心！　というわけでノート募集（嘘）。（♂）

2006年11月01日

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