刹那。
最近、ベビーカーの赤ちゃんを連れたお母さんに遭遇するとつい眺める。もちろん親の不審者アンテナにひっかからないように慎重にこそこそみるわけだが。 とてもかわいい。ってあらためていうのもなんだけど。 自分が親になってきづいたのだが、あのちいささ、可愛さは一瞬なのだ。そういうはかなさをふくめた魅力といっていいだろう。子供がいなかったころにはわからなかった。 昔は、赤ん坊をみれば「あああのままあのお母さんは何年も育てるのだなー」と思っていた。成長するとは理屈ではわかっていたが。リアルではなかった。 実際は、日に日にでっかくなり、「あがあが」しかいわなかった口は「まんま」とか「ちーぢゅ」とか口走るようになり、ハイハイもままならなかった手足はへたすれば椅子の上に立ちたがるようになる。 そんなことは知らなかった。そしてそのまっただなかにいるときもわからなかった。たぶんいまも見落としているのだろう。 ・・・そんなことを考えながら本日はやめに帰宅。ムスメ発熱。げんなり。(♂)