本を売る
ようやく本(の一部)を売る決心をする。 中村うさぎの文庫の数々と超マイナー四コマをダンボールにほおりこむ。 ついつい気にいった作家をコンプリートする趣味もいかがなものか。 判断基準は簡単だ。 それをイマの自分が読み返すか ほんとはほとんどにあてはまる。 文章表現に貪欲な10代ならいざしらず。 それでも苦痛がともなう自分は本に淫している。 なんだかんだいってダンボール3箱。 実家に帰るたびに思う。なんであれだけの本が収納できるのか。 これまた答えはシンプルだ。 棚が足りないのだ。 だれかお金持ちな上に土地持ちで 君の蔵書を図書室にしてあげるよ と無条件でいってくれる太っ腹な人はいないだろうか? などと「キャッチボールをしているときにとおりがかった王選手が才能を見初める」みたいな妄想をしつつ車をブック●フへ。 売却金額8,000円強也。欲しいのはほんとうはカネじゃないんだが。 本のリストを並べてアレ読んでるんだ?いい趣味しているねえ なんていわれてみたい←だれにだよ。 「朗読者」じゃないけど「感想者」求む。 隠遁した学者の家に高校生がきて1冊ずつ本を読み、感想を述べていく・・・などというイギリス風味な小説を構想してみたり。 以前実家経由で本をあげたらあげたヤツらは単純に売り飛ばしていて、なんだかガックリしたことがあるのだけれど。 売る葛藤。ほんとうはわかるひとに売りたいものだ。 などと思うのは青いかしらん。(♂)