感謝
結婚準備にあたり購入した。当時流通業界で肩で風切ってたダイ●ーの初売りだ。 ぺこぺこの上蓋。タイマーが4種ぐらいしかないシンプルさ。 丸みをおびたデザインが気にいった。 ・・・というのは嘘である。 なによりも値段だ。 2,000円。当時としても驚異的な安さだった。よっぽど売れなかったのだろうか。 とりあえずはこれでいいんじゃない? という気軽な気持ちだったと思う。 結婚生活とともにあゆんできた。引越しも経験した。 磨耗をふせぐべくボタンをおしながら締めたり、パッキンと底の掃除をマメにしたり。値段なりのケアはしてきた。 だが。 歳月は保温機能に頼んでもいない乾燥機能を追加するようになってきた。 せっかくいい米をいただいてもすぐに炒飯むきになってしまう。 というわけで今夜引退である。 いちおう写真は撮った。 家電ってなんで供養できないんだろう?とこんなとき思う。 ゴミ分別リストによれば不燃物扱いらしい。 あとはゴミになるだけか。 合掌。 そしてありがとう。(♂)