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まんがよみ日記

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2009年10月の記事

全31件 (31件中 1-31件目)

1

ピクニックごっこしたり縄跳びしたり

　かみさんを駅までおくり、朝から洗濯と掃除。ムスメの遊びに連れて行けプレッシャーをかわしながら床に走らせるクイックルワイパー。　イヌを飼う人もこんな感覚だろうか。　いつものように手抜き外食をしようかと思っていたのだが　昼はピクニックごっこがしたいの！　などとのたまうのでご飯を炊き、味噌汁をつくりオニギリを弁当箱にいれて、和室に新聞紙を敷いて昼食。　どこがピクニックなんだ。　コドモのひと口サイズのオニギリうまくつくれねー。小さいんだもん。　昼寝させるのに失敗したので買い物につきあわせる。　庭を少し掃除。これまた　手伝う！　とかなんとかいわれる面倒くささよ。　例によってすぐに飽きたので警戒の目を走らせつつ、落ち葉カキ。　縄跳びがしたい！　などといいだしたのをいいことに大人用縄跳びを買いに出る。　ひさびさにやってみました縄跳び。　脳内で気分はすっかり矢吹丈。　きっつー。ジョグのほうがよっぽどラク。　リズム感を磨くにはこれほどいい運動はない。　しかし近所の子供が来たら電車ゴッコに変更。おーい。　夕食は玉ねぎをてんこもりにしてハヤシライス。（♂）

2009年10月31日
禁断症状

　はるか昔就職したてのころ、味覚異常になりかけたことがある。　何食べてもおいしくない。かといって満腹でもない。　原因は仕事のせいだったのか、一人暮らしのわびしさのせいだったのかわからないが。ろくでもない状況だったのはたしかだ。　そんなわけで、そこまでひどいのではないにせよ。　何年かに1度それに近い状態になることがある。　とはいっても良性のソレだが。　アレが食べたい。飲みたい。　ふだんは口にしないジャンクなモノへの渇望。　昼間ムチャな力仕事をし、デモ隊に納品の邪魔をされて煮え煮えの私にスイッチが。　今日は唐揚げだった。　地元の駅に着くなり、スーパーに走る。　ない。売り切れだ。　コンビニに走る。　あった！　ふだんは　コンビニのあの肉類だれが買うんだろうなあなどと思っていたが。　答えはオレでした。ちゃんちゃん。　さあ、戻ろう健康生活。（♂）

2009年10月30日
ノウハウ。

デモをみた。めずらしく煽りに勢いと声量があり（マイクをつかっていても腹式呼吸とリズム感は重要だ）、参加者のテンションが感じられた。主張そのものは興味がないので聞かなかったが。する側にもされる側にもなったことがないのでわからないが、効果あるんだろうかこれ？それはともかく。この手の行動で感心するのがシステム化された役割分担だ。あちこちに動員につかわれたと思われるマイクロバスが何台も付けられ。カタギにはみえないスタッフがあちこちに配置され連絡をとりあっている。それぞれの手元にはタイムスケジュール。一糸乱れぬという表現がぴったりだ。仕切るプロがいるのだろう。イベンターやら警察の警備に転職できそうなスキルだ。そういえば知人の弟氏はイベント運営会社の社長だが元活動家だ。ガサ入れの前に父が書類を焼いたことで今日があるらしい。キャリアアップの先駆けといえよう（笑）。　日本の文化を語るときに組織化されているとよくも悪くもいわれる。江戸幕藩体制や隣組制度もあるがルーツはもしかしたらこの手の活動のノウハウなんではないだろうか？残党どもがいい歳だし。この手の団体にかぎって軍国主義がどうのだ体制がどうのだと「敵」にレッテルを貼りたがるのだが、実際は「体制」を好きなのは彼らではないか（問いかけ）？じゃなかった、彼らだ（断言）。　と納品の邪魔をされたのでせせら笑って・・・。じゃなかった、感心してみた。感心感心（棒読み）。（♂）

2009年10月29日
デジャブ2009

スーパーの駐車場で、もてなさそうな男子中学生数人がたむろしながら会話しているのが聞こえてきた。「おまえ好きなひといるんだろ？」「うん」「だれにもいわないからいえよ！」「だれにもいわない？」「いわないわない」「いうわけないだろ」だれがみても。このあとだれかにばらすほうに10カノッサ。でもついうちあけてしまうほうに10カノッサ。そして恋心が実らないほうに10000カノッサ。中学生って、時代が変わっても同じ会話してるんだろうか。してるんだろうなあ。・・・進歩ないぜ人類。すくなくとも日本はな。（♂）

2009年10月28日
米澤穂信「ボトルネック」（新潮文庫）

　崩壊した家庭で暮らし、事故で彼女を失った「ぼく」が東尋坊にいったことで紛れこんだもうひとつの世界。　生まれていなかったひと。違う性格。起きなかった事件。　選択肢ひとつでかわっていたかもしれない可能性に気づき混乱し、悩む姿を描く。　正確にいうなら「悩む」までいかず「動揺」どまりなところがいま風ではある。選択肢の切り口はかぎりなくRPGっぽい。体温と血圧はかなり低い。　ネット系小説出身のせいか（偏見）やたら一人称が多く、表現が荒い。題材が自我であるということを差し引いても世界がかぎりなく狭い。が、狭さゆえに伝わるものもある。　青く、痛い。醒めているようで醒め切れない。かまってほしいのにかまってほしくない。　肥大化した自意識とむきあう日々をすごすひとにおすすめ。デジタル時代の太宰か？　・・・といったらたぶん（じゃなくて間違いなく）褒めすぎ。滝本竜彦とか好きなひとに。（♂）

2009年10月27日
知と解

米原万里「魔女の1ダース」を読んでいたら、こんなエピソードが。いわく。外国語習得においては言語文化が遠いひとのほうがきれいな言葉を身につけられるそうだ。逆に近いと、いかにも外国人という喋りしか身につかないという。脳にはサボろうとする前提があり、文化が近いことでそのスイッチがはいるのではないか？というのが著者の分析であった。サボるというと言葉が悪いが、うっかり「知っている」だけに脳内の似たパターンを流用してしまうのだろう。そして基本が疎かになっていく。似た話として、自らの体験を語っている。身につけた流暢なロシア語をもってすればいろいろな資料にあたるのも容易であり、学術的に成功するのではないかと思っていたがそれは間違いであった、とも。結局はその容易さが仇になり、つぎなるステップに上がれないらしい。そしてたどたどしく喋っていた同級生に抜かされたという。理解とはなにかを考えさせられる話だ。わからないことはマイナスではない。わからないことがわかっていることで関心対象が絞れる。あるいは、わかるにあたって時間がかかることで、知ることと理解をじっくりすすめていくことができる。芸術と才能の関係に似ている。目をつむってもできるひとのほうがかえって高みにはのぼらない。目の前に壁があるならそれはチャンスだ。目の前に壁がなければそれは目が曇っているのかもしれない。知っているのか？それとも識っているのか？問いつづける必要がある。・・・どっちでもないことのなんと多いことか。（♂）

2009年10月26日
実家にて、ダンボール縛ったりカレー食べたり

実家で勤労奉仕のため土曜より宿泊。雑紙やらダンボールやら紐で結束。やたら貯めるな父（ゴミ担当）よ。気持ちはわかるが。遅い朝食をとっていると長兄家族到着。甥と姪にムスメを預け、「パイナップルアーミー」をだらだらと読む。手抜き。預けてほっとする部分とはらはらする部分と半々なのは相手が子供だからだろう。安全を祈るような気持ちが離れない。親が身についているのかしらん。父の本棚から角栄の名言集を発見。「内閣に一番力があるのは組閣直後だ」正しいはずだがここ数年「舌禍」をマスゴミが拾って潰したがるのはなぜだ？ミンスにも同じことやれや平等にな。見出しだけ見れば土着日本政治を考え抜いた上での名言多し。無理矢理ビジネス書に編集した駄本だったので飽きて読むのを辞める。普通に政治を語らせていいじゃん。昼はカレー。ムスメ、甥と姪にはさまれると落ち着かないのか残す（!）カレーなのに（!）それともこちらの緊張が伝わっているのかしらん？岡山の某教育産業は「食べない子を食べさせる」食材の宣伝をしているが、「食べる子を食べさせない」食材も売ってくれない←贅沢な悩みだが。皿をしまい、珈琲をもらい帰宅。ムスメ、性も根も尽き果て車中で爆睡。（♂）

2009年10月25日
ちゅうしゃじょう

　親子で季節性インフルエンザの予防接種を兄にやってもらうことにする。　ムスメには目的を隠し、とある駐車場で合流。　ひさびさに会ったのでムスメご機嫌。　で。　兄「どうする」　私「あ、じゃあ私を先におねがいします」　ムスメが泣きだした場合（絶対泣くにきまっているのだが）、通報される危険がある。　男が駐車場の外で立ち、後ろから注射してもらっている風景は明らかにあやしい。　どこぞの元アイドルの仲間のようだ。　注射に絶対的な自信をもつ兄らしく、一瞬で終了。　で、問題はこれからだ。　兄「どうする」　私「車の中のほうがいいでしょう」　ムスメをお菓子で釣りつつ。兄の車へ。　ふと自らの失敗に気づく。　しまった。今日のシャツはまくりづらいヤツだ。　仕方がないので片袖を脱がせることに。　異変にきづき、ムスメ泣く。　イタイー　刺してねえだろまだ。　終わったらチロルチョコだから！とかなんとか言い聞かせて後ろから固定。　無事終了。イヌの狂犬病予防注射を刺すのってこんなかんじかしらん。　チョコでふたたび笑顔が戻る。　勝手に新聞記事を捏造してみる↓　24日午後3時ごろ、男2人が幼児を押さえつけていると通報が警察にあり、～署員がかけつけた。30代と40代の男2人は兄弟とみられる。ひとりは腕に注射跡があり、ひとりは医者を名乗った。同署ではコンビニストアの袋にいれられた菓子に関連があるとみて調べている　といったところか。　ところで治療行為を適当に外でやっていいの？と聞けば　兄「しらん」　だそうだ。テキトーやのう。　なにはともあれ、あとは罹らないのを祈るのみ。（♂）

2009年10月24日
地雷発掘

いつもの病気で。頭に浮かんだ同級生の名前を検索してみたら。3年前にチ●ンで捕まっていた。めったにない苗字。めったにない名前。変わった綴り。自分と同じ年齢。9割9分本人だろう。　冤罪であることを祈りたいが時間帯と被害者のデータをみるかぎり厳しそうだ。　大学だってまあまあのところに行き、体育会から実業団にすすんだはずだ。　なぜ？　疑問だけが残る。　もはや没交渉なので確かめようもない。　会ったとしてもまさか本人に聞けはしない。いくらずうずうしい自分でも　おまえチ●ンだろ　とはいえない←酔っ払ったらうっかり言いそうだが。　もう回復なり反省なりしているであろう（そう祈りたい）男の傷を直接えぐる機会がありませんように。　･･･と、こんなところで書いて気を紛らわせてみる。　ふつうに暮らすってなんて難しいんだ。（♂）　

2009年10月23日
山崎豊子「不毛地帯」（新潮文庫）

山崎豊子「不毛地帯」読了。ドラマは気になるがどうせ観る暇はない（暇というより気合いの問題だが）だろうと購入。関西臭が強く面白かった。ビジネスだコンテンツだソリューションだと気取ってカタカナをならべようとぶっちゃけゼニと欲としがらみと嫉妬やないけ！とエセ関西弁でいいたくなるようなえげつなさ。のほほんリーマンをやっている身にはSFの世界だ。　ネクタイをとってしまえばただの裸。やってることは損だ得だの「商い」にすぎない。社長をはじめとする登場人物たちのそんな割り切りが泥臭い。　考え抜いた策謀そのものは意外とシンプルだ。力の所在を確認し、出し抜くべく先手を争う。戦争と同じことが繰り返される。　国家意識。企業拡大への使命感。小さな情報すら勝負への分け目となる緊張感。甘い汁を求めて寄ってくる魑魅魍魎たち。　生き馬の目を射抜くような世界に浸り冷徹に事を進めながら、抑留体験に傷ついた魂ととどうむきあうのか葛藤する主人公。矛盾が物語にパワーをもたせている。　覇権ではなく経済への大義に向けて邁進する姿はかつての日本そのものといえるだろう。本人の意図するところから離れて暴走していくのもまた似ていて痛々しい。　一方で出家する者、清貧に生きる者、芸術に生きる者など、対極の世界を描くことで陰影のはっきりした作品となっている←関西風にいうなら「ベタ」だが。　なによりもでてくる人間のリアルさが最後まで読ませる。ある者はせこく、ある者は弱く。欠点だらけの登場人物が生臭く魅力的だ。映画「仁義なき戦い」のように、読んだ者同士でキャラの好き嫌いを語りたくなる1冊。（♂）

2009年10月22日
箱と旅する男

総務女史がこれいる？といってもってきてくれたのはエビスビール1箱。「いらない」とだれがいうであろうか？会社の酒を保管していた場所に緊急工事が入ることになり、片付けることになった。そのまえにと適当にまわりに声をかけてくれたのだ。サンキュー。総務女史は下戸なのでエビスの価値を知らない。うはははと少年ジャンプなら見開き2頁になるであろう笑顔を浮かべ、ありがたく頂戴する。一般人、じゃなかった常識あるひとならコンビニで発送するだろう。なんとなくこういうとき馬鹿な衝動が湧いてくるのだ。このまま持って帰るか？誰にも頼まれていないのに。誰もとくしないのに。無理すんな。といいながらも終業後箱をガムテープで固定し、左手に抱えて帰宅。まさか世間のひとはそんな馬鹿が同じ電車に乗っているとは思うまい。エ●スと書いてある箱にエ●スをいれて帰る馬鹿がどこにいる？ここにいる。フェイントである。普通は書類とか機材とか実用的なものをいれるだろう。フェイントでどんな得をするか知らないが。強いていうなら「仕事を持ち帰るひと」にみられることか。すくなくとも麦酒を持ち歩くリーマンよりは見映えがいい。そんなわけでひたすら駅をめざす。最初に乗った車両は空いていた。よし。乗り換えは少し混んでいた。が座席の隅にブツを置けた。よし。次の乗り換えは吊り革の間に入り込み、箱をたて、股の下にいれた。倒れてだれかの足に落とす危険もない。よしっ。いよいよ最後の列車。空いていた。よしっ！だが、バスは混んでいた。荷物置けず。はやく着かないかなあ。とほほ（♂）

2009年10月21日
冷静であること

　「冷静」と、「理解していないこと」をいっしょだと錯覚してはいけない。　トラブルがあって、そんなことを考える。　自分だけでなく、他人にたいしてもそうみるべきだ。　トラブル発生時、感情が激することもなく行動できるのはハラが座っているからではない。　情報の解析に時間がかかっているからだ。　たとえば物事に真剣な態度であれば喧嘩をすることもあるように。　動揺することは正しい。　動揺していない自分は冷静とはいえない。動揺していない原因は実感としてとらえていないことがほとんどだからだ。　逆に少しでもあわてて動揺を抑えようとしている自分は冷静だ。　だから「大丈夫」と他人にいえる自分は大丈夫じゃない、と思ったほうがいい。できれば、他人にそういう「異常」な状況をさきにいったほうがいい。　状況説明をしながら、実感していくこともある。　まずはひとと話す。すべてはそこからだ。（♂）

2009年10月20日
窓をあけて踏切近くにいる兄弟に向かって投げたら完璧。

電車にて。綺麗なひとが乗ってきた。薄手のニットにパンツ。まとめた髪。パンプス。バッチリなメイク。手には日経。THE オーエル！みたいなひとだ。かっけー。が。私は見た。腕にひっかけた鞄の隙間から、ケータイと一緒に無造作にほおりこまれた蜜柑を。だんじてオレンジではない。蜜柑だ。どんなに高級なブランドバッグであろうと。どんなにアーバン（死語1）でトレンディー（死語2）でバブリー（死語3）な空間であろうと。カノー姉妹であろうと。ひとつ蜜柑があるだけで。そこはニッポンになる。畳と、火燵と、ジャージの風景。たぶんあのマヌケな皮がいかんのだ。家族団欒を連想させる果物。破壊力、もしくは伝播力とでもいおうか。黙っていても意味をもたせてしまう姿がすばらしい。高倉ケンも真っ青だ。将来、この国に独立の危機が迫ったら。蜜柑をもって集まるべきだ。たちまち世界を日出る国にするだろう。というわけで。こいつ、いいやつかもと勝手にＯＬ氏を評価してみる通勤ラッシュ。（♂）

2009年10月19日
ダム←完成してるヤツ

親子3人ダムまでドライブ。広いところでシャボン玉を飛ばしたい！と燃えるムスメと、ビスコと、昼食のパンをのせて出発。　そういえば。　数年前断崖絶壁とか危険度（難易度）の高い場所でアイロンをかけるスポーツ？の紹介記事を読んだ。　　シャボン玉も同じことできるんじゃないかしらん。気圧の限界はあるが。　やらんけど。高地じゃ凍るんだろうなあ。　到着するとトランポリンへ。　コザル軍団が走り飛び回る中でマイペースにのたのた登るムスメ。己の遺伝子を感じずにはいられない。縄張り意識が強いがこちらからは他人とは争わない、草食系。　がんばれー。　ベンチをみつけ、パンにかぶりつく。快晴。バドミントンと、キャッチボールと、リフティングと、フラフープ。遊具が色とりどりだ。　山間なだけに静か。　･･･といいたいところだが、コーナーが急な上にアップダウンの激しいコースに刺激されるのか、マフラーをはずしたエンジン音が響き渡る。　うるせーよ。いちおうここまできたのだからと汽車のデザインのバスに乗り、ダム本体をめざす。折り返しのバスがなかなか来ないので結局ダム上にあがることに。　展望台の窓に「開けないで」と書いてあるのにビビる。書かないとだれか開けるのか。そのセンスがこえー。足がすくむ。　組みひもをつくる体験をしたりソフトクリームをたべたりシャボン玉を吹いたり。あっという間に閉園時間。　帰り道のムスメの爆睡っぷりに笑いながら帰宅。堪能。（♂）

2009年10月18日
クリーニングやらチェロコンサートやら

朝から買い物。食材買ったり靴下買ったり。クリーニングやさんに行き夏物をほおりこむ。出し忘れしないかびくびく。いやあとあと持ってけばいい話なんだが。面倒だし。メルマガで「前シーズンはこれをだしましたけど忘れてないかしらねーんうふーんるぱーん♪」とか配信してくれないかしらん？とか手抜きを考えたり。スーツとともに季節は終わる。さらば夏。部屋を掃除。父より電話。次兄が現在アメリカだから淋しがるしなんかメールすれば？との提案。父はしたの？と聞き返せば「・・・いや、そのー」なんなんだそりゃ。予想どおりだが。　某イージーオーダー系サンドイッチ店で昼食。　オーダーで「トマト多めに」といえた！これが小さな勇気ってやつか？←小さすぎるが。　あとは店員にご機嫌なジョークでもかましてバカ笑いをすれば立派なアメリカ人（偏見）。　電気屋でDVDRAMを買い車に向かうとロビーでチェロとピアノのコンサートに遭遇。　地元で近日やるコンクールのプロモーションらしい。プロフィールをみるとどちらも第一線の演奏家。しみじみと聴く。　チェロってこんなにやわらかな楽器だったのね。ほぐされる感覚。　ラベル「亡き王女のためのパヴァーヌ」がすばらしい。昔後輩の芝居でつかわれてたのを思い出す。「夏の夜の夢」の、森の悪夢から覚める最後に流れていたはずだ。閉じていた世界が広がるような、そんな雰囲気。肖像画をもとにつくられた曲です。　とぎこちないMCも微笑ましい。　だれでも適当にしか聴かない環境と音響効果が望めないロケーション。決していいとはいえない状況でふたりは健闘していた。　以前結婚式の余興を企画して知ったことだが、劣悪な環境ならそれなりにあわせなければみせられない部分がある。そういう意味では選曲でもうひとつかも。　やってみないとわからない部分かもしれないが。　夕方ムスメを保育園に迎えにいく。折りよく雨が降ってきて車にうまく「収納」。晴れていると遊びたがるのだ。　夕食は焼きそば。冷蔵庫の野菜がかたづく。達成感。夜、ビール片手に夫婦で新三銃士を鑑賞。5話まででこんなにテンション高くてだいじょうぶかミタニコウキ。ああ毎日録らなきゃ。また一挙放映してくれいNHK.キャラグッズ早くだしてくれ。Tシャツ買いたい。投稿しようかしらん。（♂）

2009年10月17日
コドモの力

　野菜嫌いの同僚に、息子の前じゃどうしてるの？と訊いてみた。　「おとーさんやさいすき？とかきかれるから、『うん（１拍置いて）すきだよ（自分に言い聞かせるように）』って答えるんだよ。もちろんちゃんと食べるよ親だし」　偏食をも超えさせる恐るべし子供の力。ちなみに息子氏、ニンジン大好きっこらしい。　「好きな食べ物は？って聞くと「ニンジン」って即答するんだよ。なんだかね」　別の同僚の話。彼はアニメ好きである。　MXでみなしごハッチやってますよねーと話をふると。　「小さいころ号泣した覚えがあるから。そのまえに未来少年コナンをやっているんだけど急いでチャンネルかえるんだよね」　トラウマかよ。どんだけ泣いたんだ幼少時。40年以上ひきずる想い。これまたオノレという子供の力かもしれない。（♂）

2009年10月16日
Taxi

仕事が原因でタクシーで帰宅。実ははじめての体験（飲み会理由なら何度もあるが）。クライアントが偉いひと絡みで。内部調整のためなのか長々と待ちぼうけをくらい。きづけば地元の駅にいけない時間に。担当営業と怒りをとおりこして乾いた笑いをかわす。　へっへっへっ。知っているあらゆるヨンモジ言葉と呪いの言葉をはきながら近くの駅に降りる。Sxxt!たかだか1日でなにをいっているのか？高級官僚は予算編成のために連日タクシーらしい。が。やつらにはそれなりの待遇があるだろう（やっかみ）。競走馬買うとかな（古い）。パンシャブとかな（偏見）。どっちもいらないけどな（見栄）。たぶん（本音）。たいして貰ってもいない、しがないリーマンがタクシーに乗る侘しさといったら。一句詠めそうだ。ココロのシシオドシが鳴る。かこーん　こんなとき冷静な自分もいて。たいへんなときにこそ人間性がでるらしい。特殊部隊を描いたノンフィクションによれば、苛酷な訓練を課すと人間性が露になるのだそうだ。せこいやつはせこく、強いやつは強く。選抜訓練は能力よりもそういった部分をみるという。落第だな自分。理屈では　たいへんなのは自分だけじゃない　世間にはこんな時間に仕事をやっているひとがたくさんいるといくらでもツッコミの台詞がでてくるのに。少しも他人に優しくなれない。やさしくなれないのは弱っている証拠だ。体力ゲージはまだ赤じゃないのに。なぜか肩を強張らせた自分がいる。精神力の問題か？優しさはいらない。やさしくなれる強さをくれい。あ、風邪ひかないようにしないと。たぶんこんなときにひくのだ。へぷしっ。（♂）

2009年10月15日
置き忘れてはいないがとりわすれたひとならたくさんいるだろう

神保町の交差点の、スーツ屋の前に優勝カップのようなものを発見。近づく。銘板がないか調べてみた。ない。リボンが結ばれてもいない。裸のままだ。てがかりなし。そもそも優勝カップかどうかもあやしい。行きがかり上、近くの交番で聴いてみることにした。どうでもいいことだがおまわり氏はさかなクンに似ている。つかぬことをおうかがいしますが、今日トロフィーを落としたという届けはありますか？さかなクン氏、何時頃ですか？と聞き返してきた。Whenをはっきりさせるのが職務上のセオリーらしい。いや、落としたのは私ではなくて、いまそこでみつけたのです。もってくるべきかどうかと。ここでいやそうな顔をみせたらネタになるなあと底意地悪く観察していたら表情をかえず、届けはないですね。とあっさり、しかし丁寧な返事。つまらん。じゃなかった、きわめて好印象。じゃあ結構です、と退散。さかなクンも持って来られても困るだろう。「現場」には戻らず帰宅。結局正体がわからないままなのだが。というわけでこころあたりのひとは神保町へどうぞ←いねーよ。（♂）

2009年10月14日
顔ひとりも知らない。

某EX●LE（予測機能ですぐでるこの携帯がいや）がやんごとなきおかたの前で歌われるそうで。平成！Hey,Say! とか、天皇陛下！Teng,No,Hey,Cow! とか、大和！Yeah,Mart! とか、弥栄！Yeah,Sack!R! とか、万歳！Bang!The E! とか。無理無理なライムで踊るのだろうか？いや、踊ってくれ！・・・と妄想するのは私だけだろうか。あるいはショーの日までにメンバーを緊急補強して、コーンヘアのDQNダンサーで皇居をうめつくすのではないか？とか。この脳の活性化（妄想ともいう）を促すわくわく感はなんだろう。アントニオ猪木はいった。試合したくない者同士のマッチメイクが客をよぶ、と。かつて雑誌編集について流行った理論で「異種交配論」がある。もっともあわないもの同士を組み合わせてネタにすることでパワーをうむのだそうだ。すべては日本の活性化のためか！我が身を犠牲にしてだとすれば宮内庁すげーぜ！とさらに妄想。（♂）

2009年10月13日
公園いったり魚焼いたり

　昨日にひきつづきムスメの自転車練習。　公園まで走るよ、というと「お砂場道具もってく！」　ほんとうにこの子はインナー志向やのう。　上り坂道のほうがしっかりこいで練習になることが判明。　下り坂道ででるスピードにびびっているのもいかがなものかと思うが。　3時間しっかり遊ばせる。　シャボン玉で遊ぶ少女の前でへばりついたのに参る。　もうすこし表現を抑え目にしていただきたいのだが。　帰宅して冷蔵庫の残り物で昼食。　いいペースだ。　ドラッグストアにいき、除湿系グッズを買いあさる。　昼寝させてひさびさに松本大洋「花男」を読み返す。　巨人軍入団を夢見る30男と成績優秀な小３の少年の物語。　もはやオレより年下か。　ただのドリーマーな男かと思っていたら、要所要所で父の顔を描きこんであることを発見。　この作品がもつ魅力の秘密（というほどでもないが）はこんなところにあったのね、などと再発見が楽しい。　テレビを点けるとタイミングよく王長嶋のドキュメンタリーの再放送。　監督編は王はともかく長嶋はよく書きすぎじゃねえの？　夕方の三谷幸喜「新三銃士」をチェック。名作の予感。第1回から力入りすぎ。　夕食は秋刀魚と焼いたカボチャ。焼いていると「カボチャ頂戴」とツマミ食いにくる子ザルが１匹。　魚を焼くとムスメのドレイになるのはどうにかならないものか。　しかし魚をこしらえるのってなんて楽しいんだ。もはやヘンタイの域。（♂）

2009年10月12日
自転車特訓させたり

　朝から掃除。天気もいいのでカーペットを洗い、布団を干す。　芝が刈りたい。　幸いなのがムスメに曜日の感覚がまだないことだ。　執着がないだけかもしれないが～が観たい！とテレビ番組についていわれたことはない。　朝食をとりながら「ほんとはキミがすきなぷりきゅあはいま放映しているんだよ」とつぶやきつつ。「テレビ観てないでまずはごはん食べな！」と叱らずにすむのがラッキー。　そのうちいう日が来るのだろう。ウルトラマンの再放送のために早起きしていた自分を思い出してみたり。　それよりもうすこし早くおきたほうがいいぞオレ。　実家に電話。運動会の報告。帰省したほうが子守りがラクなんだが体力的にカゼをひきそうだ、ということで遠慮する旨。　あちこち窓をあけ風をとおす。キンモクセイのかほりが気持ちいい。　掃除機をかけていたら昼。　自転車の練習を2時間ほどさせる。　自転車に乗りたい！とはりきるわりには根詰めて乗らない。　前みろ！横寄りな！しっかり！よそ見しない！　とサッカーのコーチングのごとく叫ぶ。カワグチヨシカツってこんな気持ちか（違）。　メガホンとか灰皿とか投げるか。どっちも家にないけど。　　　ムスメは家の前の小さな小路で立ち止まると「会社いってくるからね！」と謎の台詞を叫んでカゴに乗せたオランウータンのぬいぐるみを片手に謎の歌と踊りを披露する。歌詞も踊りもよくわからない。　それはなに？キミがつくったの？というと「うん！」　才能覚醒か（バカ）。　踊りと呼んでいいものかどうかわからないが作品ナンバーをいれて仕事中のかみさんに送信。　ぴろりん。　あまりに走らないので「～公園までいっておすべりしよう」と誘い、どうにか走らせる。　学校の先生とか塾の先生とか偉いなあ。どうやって迷える子羊を導いているのだ。　とおりがかりの元町会長さんと立ち話。　「おたくの家のまわりはみんな名前の傾向が似ているねえ。みんな女の子だし。～通りと呼んでいるんだけどねえ」うまい。気づかなかったがたしかに同じ傾向だ。　昼食はパン屋のイートイン。　スーパーにより買い物。夜の食材など。　はたして2時間太陽にあてたせいで爆睡。　夕方「侍ジャイアンツ」を観つつ夕食準備。　殺人スライディングを売りにするネイティブアメリカンの大リーガーって。おもしれー。　チャンネルを替えるとテレビから衝撃の宣伝が。　「ちびまるこちゃん」放送20周年！　20年って！実は国民的長寿番組なのかコレ。　こんな底意地の悪い邪悪なマンガをよくみんな子供に平気で見せているのう。オレもだけど。　時間になったのでかみさんを駅まで迎えにいく。　夜はちゃんこ鍋。（♂）

2009年10月11日
運動会

　ムスメの運動会のため近所の小学校へ。　洗濯物を干し、ひさびさにおねしょした布団を干しいざ出発。　今年から体操着だ。　体操着はなぜああも可愛くみえるかね？と親ばかスイッチが入る。　会場に到着すれば先生たちは揃いのサンバイザーとポロシャツで準備中。若さがまぶしい。　どうでもいい教訓：サンバイザーは若者かどうかのリトマス試験紙　アレを被ってどうみえるか？ではっきり一線がみえる。　おためしあれ←だれがトクするのかわからないが。　準備体操の仕切りはオールド浦安鼠系キャラっぽいファッションにみをかためた保育園のセンセイ。毎年、毎年よくやるなあ。　ムスメの担任の男の先生がメガネをはずしたらかっこよかった。逆眼鏡っ子かよ！とひそかにつっこむ。普段は三月のライオンの主人公みたいなルックスなんだが。保母さんにもてないためだろうか（妄想）。こんなん↓　年齢別のイベントがつぎつぎとはじまる。観ているこちらもニコニコと。　去年まではあんなサイズだったんだよなあうんうんと感慨深いものが。　大きい子には逆に将来はああなるのねうんうんと想像してみたり。　と、突然の雨。　近所をいいことに家まで走り布団をしまう。シーツをしまう。ひーん。　1時間ほど中断。不思議な雰囲気だ。　体育館に機材をもちこむには時間がない。もちこんでいる間に雨がやむかもしれない。という判断なのだろう。　説明するなり中断中のイベントを考えたほうがいいよ、とアンケートには書いてやろう。　傘をもってきたり合羽をきたりあわあわと。　すると真っ青な空が。　なんとか再開。　子供主役のイベントが面白いのはだれが競技にでていても応援したくなることだ。　ボールをシュートする競技であれば「ヨイショッ！」といいたくなるし。　走っている姿はだれでもけなげだ。　で。　肝心のムスメはといえば・・・どんじりであった。　イヤなところだけオレに似るなあ。可哀想に。　運動会のクライマックスは年長さんによるマーチングドリルだが。　エネルギーをもてあましてかけまわるムスメにかまっていたら終了。ちっ。　家に帰り、義父母といっしょに栗ご飯で昼食。　ムスメ、疲れ切ってはたして昼寝。よしよし。おつかれさん。（♂）

2009年10月10日
密度

密度という言葉がブームだ。正確にいうなら私の職場限定の話である←ちいせー。コップの中の嵐か。きっかけは労働環境についての組合のアンケートだ。ある同僚が「仕事は時間より密度だ」と書いた。文脈には明らかに残業しまくりの別の同僚への批判が込められていた。かかれた側の、自他ともに残業王と認めるその男は怒った。なぜなら書いた男は仕事が終わるとすぐに帰宅するタイプで、あまりに仕事のやりかたが違いすぎたからだ。人種のちがいといってもいい←いいのか？　しかし正面きって戦争するほどのことでもないので、陰でネタにしているのだ。おっと、密度がたりねえなあ。もう密度は足りているのか？密度ある仕事の結果がこれかよ！書いた本人の耳には届かないようにつかっている（チキン）ので波風はなにもたっていない。まわりが苦笑するレベルである。傍目にはただの陰口だ。が、仕事のやりかたを検討するフレームとして考えたとき非常に有効な気がする。・・・たぶん。皮肉や嫌味には違う視点がかならず入っている。ブレーンストーミングの如く毒を吐くのもビジネスアイデアのきっかけになるかもしれない。・・・俺、アイデアだらけか？（♂）

2009年10月09日
似合わない死に方だな、と毒づきたいが

同じ会社のひとが病で亡くなった。自分より年下というのがなんともやるせない。まだこれからだろうに。一度だけ同じ宴席で酒を飲んだ。明るくて、まさかこんなことになるとは思いもよらなかった。　とくに想い出らしいものがあるほどの深い付き合いもない。それでも悼む気持ちがうまれたのには驚いている。ひとのつながりというのは意外と重い。どうやら量より質らしい。たくさん喋っても不毛なつきあいもあれば、少しの会話でも魂に届くつながりがある。事件がおこるたび子供相手に命の大切さを説教する場面がニュースで流れる。結局伝わらないようにみえるのは子供では自分で精一杯で外がわからないからだろう。想像力とたくさんの経験。年齢なりの感じ方がある。私の知らないところで悲しんでくれるひとがいる。そう思えば一生懸命生きようと思う。　あいつの分まで、とかおこがましいことはいわない。お通夜も遠慮した。たぶんそれくらいの距離だ。合掌。（♂）

2009年10月08日
広告

台風の影響で地下鉄に乗り換えたら昔いた会社の同期が広告にでていた。企業コラボの一環らしい。プロが撮ったふつうの会社員ショット。すごくできるひとにみえる。実際できるヤツではあるのだが。正直いえば。老けたのう。おたがいさまなんだが、遠いところにいるからみえる自分の立ち位置。自分もあんな風にいい顔だろうか？　と問うより、いい顔になろうと思う。評価より、意思。それが大人というやつだ。別の同期にメールしてみる。マチダ（仮名）、広告でてるね？返信。そうなんだよ。どうして俺にオファーないんだか。・・・大人の余裕か（違）（♂）

2009年10月07日
バイト君の不満とリーマンの不満

サービス業界にいる知人の話。バイト君複数が後輩社員をひとりだけこっそり飲み会に誘っている、という話があり。どうせろくでもない展開になるのが目にみえている。と後輩♀にまかせてほうっておいたら。はたして予感はあたり、わざわざバイト君から不満を書き出したものをみせられたそうだ。そこまではよくある話だが。内容がすごかった。想像のはるか斜め上をいっていたそうだ。いわく。立ち仕事がつらい土日シフトに入りたくないスーツだと大学にいけない（以下略）ハア？あなたが勤めているバイトは何？とあらためて確認したくなるような内容。あんまりあんまりなので知人に愚痴ってきたそうだ。問題はそういうことをいって平気な神経か。あるいはいわせてしまう聞き手の甘さか。この際聞き手のことは置いておく。まず若手のやさしそうな社員を狙っていってくるセンスがひ弱すぎる。男としていおう。ついとるんか（何が）？ぶらさげてるそれは葛西臨海公園に餌としておいてきな！といってやりたい。いわないけど。やせ我慢をどこまでするか。人としての美学だ。つらい、とぼやくのと、非公式とはいえ不満を申し入れるのでは違う。そういう企画力をなぜバイトの姿勢に活かせないのか？そういうやつにかぎって就活の面接ではいうのだ。アルバイトではさまざまな意見をまとめることでリーダーシップを磨きましたとかな。弱さを簡単に出すのは卑劣なやり方だ。それをいったらおしめえよ、という一線をもちたい。あまりにだれにでも親切に話を聞きすぎて、本当の話が聞けないのが現代日本なのかもしれない。この延長上にモンペがいるのだろう。ときには聞き手が返す刀でアホかと切って捨てたほうがいいんじゃないかしらん。ところで、いま現在電車がとまっていて。立つのがつらいんですが。なにか？（♂）

2009年10月06日
高樹のぶ子「マイマイ新子」（新潮文庫）

日曜日に東京ローカルで「赤毛のアン」を見ている。まどろっこしい言い回しといっぱいいっぱいな世界。「少女」という生き物はそういうものなんだろうなあと男兄弟で育った者としては思う。正直よくわからない。女の子が観ると共感するのだろうか。あの過剰さ。振り幅の大きさ。小学生ダンスィーのアホさ加減も相当だが、「バカねー」と醒めたツッコミをしていた女子もたいしてかわらないんじゃないかしらん。と人生30年超えて気づく。遅い。さて本書。昭和30年代の少女の物語。戦争の傷痕は残り、自然がまだあって「不思議」がいくらでもあった古きよき時代。じいちゃんがいて、うるさい妹がいて、悪ガキがいて・・・。シンプルな文章と構成。小さな事件の積み重ねでつくられた世界は好きになれそうなはずなのだが。キャラ設定とノスタルジーを狙った（ような）舞台設定がベタすぎるせいか、「少女」なるもののもつわけのわからなさのせいなのか。いまひとつ世界に入り込めなかった。昭和懐古趣味への嫌悪？たとえば浅田次郎であり重松清であり。いくらでも「あざとい」作品は好きなはずなんだが。　うーん。　たぶん私はリアルな少女を知らないのだ。感性。行動。追い切れないのはもしかしたら育ちより年齢かもしれない。認めたくはないけど。あと数年すれば目の前にその生き物が現れる。だいじょうぶか俺？（♂）

2009年10月05日
掃除したり肉じゃがつくったり

　8時30分起床。洗濯物を干し、朝食。　ご飯と味噌汁とコロッケ。買いたての炊飯器の機能がすさまじい。米美味。　外に遊びにいきたがるムスメをなだめ掃除。　こんなとき無能な妻がほしい←夫でもいいや。　「わたしは掃除しているからどこかに連れて行ってちょうだい！」みたいなアレだ。アレがいいたい。畳の上に転がっていないか。掃除機で追い立てたい。　本当は早起きしてやればいい話なんだけど。　待っていると日が差したので布団を出す。　あっというまに昼。駅前パン屋にいき昼食。　なぜか最近牛乳を飲まない。紙パック高いのに（怒）。　昼寝させるのに失敗したのであきらめて帰宅。布団をしまい自転車の練習をさせる。　前観ないで余所見しまくるのであぶなくてしょうがない。しつけの悪いイヌのようだ。　しかもすぐ飽きるし。この年齢なりの「飽き」とか「集中」とかの限度・許可領域ってどの程度なんだろうか？などと考えたり。　「まえ！まえ！」　とドリフ台詞の逆を連呼しなくてはいけないつらさよ。　ネタをやってひきつけようとする。車もくるし危ないよほんと。　そんなこんな戦っているとお隣の奥様と遭遇。延期になっていた運動会の話をする。　「年長さんは、泣けるよー」　そうなんだ。成長っぷりがクるのだろう。　公園にいきお砂場で遊ばせる。先日もらったお砂場道具が小さすぎてなくしそうになる。もう2度ともっていかない。作る側も考えてくれい。　夕方になったので撤収。砂まみれを抱っこするのはイヤだったので歩かせる。へばりながらもなんとか歩く。　夕方、かみさんをむかえがてら義母に栗を届ける。　夕食は肉じゃが。冷蔵庫のジャガイモの山を使い切ってひと安心。（♂）

2009年10月04日
たこやき祭りと栗剥き

　3人そろう休日。朝、いっきに冷蔵庫のおかず整理。小さな皿にわければご馳走にみえる不思議。　ひとり床屋へ。鬘の話になり、前から疑問だったことを口にしてみる。アレつかっているひとって普通に髪切りにくるんですか？「メーカー専用の店があって手入れするみたいですよ」なるほど。1本に対して数本被せる方式についてはプロのキビしい見解が。「髪はそれほど強くないから重さで抜けるのが早まりますよアレ」あらら。「飲み薬は効くみたいですね。月1万円いくみたいですけど」毎月かー。みんな大変だなあ、といつも同じバスに乗り合わせるひとを想ってみたり。つかう予定はないけど。　DSの違法データの話など。普通の人が手を染めているらしい。「派手に売りまくるとヤられるみたいですよ」あまりにみんながやってて取り締まれないということか。私は無縁だが。PCに落とすリスクを躊躇しないフツーのひとたちに驚く。　近所のインフルエンザ情報など。小学中学で学級閉鎖学年閉鎖増加中。やばい。　帰り道、ダルメシアンに懐かれる。イヌフェロモンでもでているのか。　家に帰り、鉄板をだしてタコ焼き祭り。キャベツをきざみ、揚げ玉のかわりにカッパえびせんをきざみ、蛸のかわりにソーセージ。焼きは任せる。代用品ばかりでも美味。次は蛸を買おう。予約時間近い夕方になったのでムスメを義弟の美容院へ。来週の運動会の撮影に備え（!）髪を切ってもらうためだ。2人を降ろしてこちらは放浪。ブックオフによるもお目当てはなく退散。ふたたびふたりをひろい、おかずを買いつつ帰宅。白菜と大根人参で味噌汁づくり。秋の味だ。テレビを点けると渡辺美里が鶴岡八幡宮でやったライブの映像。年齢なりに深まった技術と年齢を考えた選曲、丁寧に歌おうとする意思。テンションの高い演奏に感動。実はこのひとはてにをはが美しい、ということに気づく。いい歳のとりかたをしているなあ。ふたりが寝た後義弟からいただいた栗を茹で剥きまくる。1年に1回活躍する専用の剥き器をひっぱりだしラジカセ（!）にヘッドフォンを突っ込みふかわりょうのゆるいトークを聴きつつ手を動かす。高校生のころ布団の中で聴いていた深夜番組を思い出す。水にさらして、冷凍してZIP。秋だ。（♂）

2009年10月03日
椎根和「平凡パンチの三島由紀夫」（新潮文庫）

　かつて先鋭的なサブカル誌だった平凡パンチ（私がモノゴコロついたらエロ雑誌だったが）。その編集者だった著者が、自らの体験と過去の物言いから語った三島評伝。　マッチョ指向の裏返しとしてのひ弱な素顔。当時駆け出しの若い編集者だったがゆえにみることのできた一面を描いている。　虚像から逆算したもうひとつのありえた生の選択を推理している。　切腹の瞬間弟子がかけよれば演出的な視点からいってやめたのではないか？「置いていかれた」立場である著者。愛憎入り混じった感情がこういう新しい視点（妄想ぎりぎりではあるが）をうんでいるのが興味深い。論拠が作家論になっている。　死という作品を企画するならなぜああなったのか？　エッセイや対談、映像などの幅広い活動。影響を与えたとされる作家から導き出される結論はかえって矛盾に満ちている。それはそのまま世界の広さを表している。　文化的な部分とサブカル的な部分が混沌としている時代の空気が本書から嗅げる。遊びが仕事になり、あたらしいものを生んでいく出鱈目なパワー。出版界においては神話の時代だ。決行に対しての距離感もいい。完全に沈黙するわけでなく、醒めた位置にいようとする意思。逆に思い入れが感じられるのが面白い。編集者としての美学なのだろう。（♂）　【新品】［本］平凡パンチの三島由紀夫 / 椎根和

2009年10月02日
独り寝

いつものようにムスメを寝かせるべくトイレにいかせ、トイレの応援をし、軽く馬乗りをさせ、電灯を消させて横になる。「毛布かけて」というのでかけてやり。くっつきのぼりたがるのを重いので（！）おしのけ。「喉が渇いた」といえばすこしだけ水を飲ませたりしていると。ふと。「おとーさんは寝るときどうして風呂にはいらないの？」という。最近ムスメは平日義母と入浴しているので風呂に入る父をみていないのだ。人聞きの悪いことを。まさか保育園でいいふらしてはいまいか？と余計な心配が頭をよぎる。お父さんはあなたが寝たら入るのですよ、と答えると。「入ってきていいよ」と殊勝なことをいう。ひとりで寂しくない？と聞けば「大丈夫だヨ」と答える。ほんとかよ、というのが正直な感想で。保育園のお昼寝タイムで眠らずにずっとウィスパーでDJトークしているらしいのだ。カヒミカリイか！しかし独り寝トレーニングをはじめる機会はいましかない。じゃあ指切りしよう。ゆびきりげんまんおとーさんが風呂あがるまでに起きてたら針千本のーます！（字余り）とDQN親のような約束をさせ、風呂へ。これで寝られたらほめてやろう。寝られなかったとしてもしかるまい。と思っていたら。爆睡（拍手）←ありがとう運動会の練習。実際は突然衝動的に母恋しくなりエンエン泣き出したりすることもあり、それなりに子供なんだが。成長がみえるのは親としてうれしく。夕食をまともな時間にとれるかもとひそかに期待。パンツトレーニングと一緒で期待しすぎたらいけないのだろう。いまのところは子供の気まぐれぐらいにとらえている。この調子でよろしく。それとも私の汗くささに我慢できなかっただけかしらん？（♂）

2009年10月01日

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