講演を聴く
とある講演会に参加した。 内容自体はまだまだ自分から遠い話で、いま聴いてもなあ、というのが正直な感想ではあったが。 面白かった。 数字のつかいかたと、話の切り替えと、情報量が抜群だ。 適正な量とスピードがあるのだろう。 ゆっくり話すのは大切かもしれないが、話そのものはゆっくりでも展開ははやくないといけないのかもしれない。 数字は、あくまでインパクトのあるものに絞るべきなのだろう。数字ばかりでは処理能力がおいつかない。 情報量はあまりに多かったり少なかったりすると退屈だが、多少お得なぐらいに多いほうが聴き手は満腹になる気がした。日本酒をいれるときに枡にこぼすぐらいがちょうどいい。 芝居における構成に似ている。 台詞自体は聞きやすいほうがいいが、話の展開が遅いとだれる。 設定説明自体はあんまり客は重要視していない。むしろ追いつこうとしてがんばってくれるのが観客だ。 話題はつぎからつぎに切り替わったほうがききやすい。ハンパな間がなければ切り替わったことも違和感は覚えない。 と、話の技術について考えてみた。不純だろうか。(♂)