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カテゴリ:日本とモンゴル(文化・交流)
霧馬山改め大関霧島がモンゴルから帰ってきました。今月5日にモンゴル・ウランバートルへ行き、7日には車でドルノド県の故郷セルゲレン・ソムに行き、大歓迎を受けたとの記事が載っていました。その霧島が14日にモンゴルから日本に帰国したとのことです。
10日間の滞在と聞くと何となくのんびりできそうですが、実際の期間を考えるとかなりハードなスケジュールです。到着日は夜なので、その日は活動できないし、出発日は早朝なのでこの日も活動できません。なので、これだけで実質8日です。 しかも今回は彼の故郷のソムであるセルゲレンに帰っています。それをなんと700kmもの距離を車で移動です。私がドルノドへ行ったときはさすがにチョイバルサン(県庁所在地)までは飛行機を使いましたが、彼は敢えて車で行ったのでしょうか?そうなると、これまた片道で1日潰れますから、往復で2日間活動できません。 もちろん高速道路なんてないですから、一般道を延々と走り続けるのです。それでも昔(と言っても私が知っている程度の昔)は舗装道路がなく大変でしたが、今ではウランバートルからチョイバルサンまでは舗装道路となっているので、その日のうちには到着できるでしょう。 彼は6月7日にドルノドへ行き、日本への帰国が14日です。ウランバートルで挨拶等もあり帰国前に最低限1日滞在するとなると、帰国日の前々日の12日にウランバートルに帰る(移動する)必要があります。従って、彼が故郷で過ごせるのは8日から11日までのわずか4日しかありません。この中には地元の名士や政治家などによる歓迎会もあったことでしょう。 さらに驚いたのは、彼はナーダムにも参加したというのです。モンゴルをご存じの方ならよくわかると思いますが、ナーダムは7月上旬に行う、モンゴル最大の祭典です。普通は、まずウランバートルで7月11日あたりから3-4日間やって、その後地方の各地でもナーダムを行います。地方によっては7月下旬というところもあります。 そのナーダムになんで6月に参加できるのか?それは霧島の帰国に合わせて、その地域のナーダムのスケジュールが変更されたということなのです。ナーダムの予定を変更してまで霧島を歓迎するのは凄いですが、ここまでやってもらうとなれば、最低2日間程度はお付き合い(イコールお酒をたくさん飲む)が必要でしょう。 こうやって時間をどんどん削っていくと、一体彼は故郷の家族らとのんびり過ごせたのはどのくらいなんだろうかと思います。良くてせいぜい2日間程度ではないかと思います。もちろん、それだけ地元から愛されているということでしょう。 そういえば、ウランバートルのテレビ局もドルノドまで取材に出かけてました。私が「霧島は必ず横綱になるから、その時のドキュメンタリー番組のために今からできるだけ撮影しておいた方がいいよ!」というと「もちろん、それを意識しています。だから、今回はニュースで流す分とは別に将来のことを見据えて取材します!」と言ってました。 4年ぶりのモンゴルで英気を養った霧島に来場所は期待しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.14 22:38:31
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