ソクラテスの日記

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• 何の話?

  当家では法事の続くこの季節。一度断った出席だったが、先方から「3回忌なので」と頼まれ出かけることとなった。頼まれて出かけるようなものでのないのだが・・・云わば義理というやつである。さて、連休に既に希望日数の休日を頂いてしまった為、ガチで休まねばならぬ。故に給与が出ない。それはさておき法事先が遠方の為、なんとも2日がかりである。しかし仕事はシフトの関係上、急遽「休む」とも言えず上司に相談。私はいよいよ何時に法事が行われるかを職場内で問い合わせることとなった。「法事は何時から?」との問いに、先方がはっきりした時間がすぐに分からないと言うので折り返し電話をもらった。その際、車はどうするのか、何時に出発するかなど話をしていたのだが、「ふく」はどうするの?と入院中の猫の話題になった。「仮にふくを(酸素室から)すぐに出したとしてもねぇ・・・良くないと思うよ。」「帰るまで(病院で)預かっててもらったほうがいいよ。」などなど。そして法事開始時間を逆算。初日は上司の希望する条件とも何とか合致する11時までならギリギリ働けそう、と言うことで手打ちした。傍で私の話を聞いていた上司は、電話でやりとりしている私の会話から時間配分や車や服の段取り等、まるまる休ませてあげれないし何かと梃子摺らせてしまって申し訳ないと思ったらしい。深々と頭を下げていた。後でふと気づいて「いや、ふくって猫の話です。」と言えるはずも無く苦笑いである。普通なら法事→移動→黒服と連想するところだが、そこは猫屋敷。猫の話題は欠かせない。たまたま猫の名が「ふく」だった為に、ん～少し勘違いさせてしまったようだが・・・ま、いいか。お陰さまで服、いや「ふく」の状態は酸素室に居ることもあり少し良い。便秘の処置毎にかなりの体力を消耗させていたので、老体に無理がかかったのかもとの見解有。白血球の数値も安定。朝、見舞った時点では今日中にもう一度レントゲンを撮ってみましょう。とのことであった。肺の影が薄らいでくれていることを祈る。明日は夜勤入り・・・・・・・・寝よ～。

  May 10, 2011

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• 猫を見舞う

  先ほど酸素室に入っているふくを見舞って来た。どうも元気が無い・・・と思ったら、やっぱり白血球の数値に問題あり。何らかの炎症反応が見られるものの、それが何かは不明である。抗生剤を投与しつつ、追ってレントゲン検査をしながら肺の状態を観る事となった。目下、家庭用の酸素室を検討中である。

  May 7, 2011

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• 狼猫?

  狼少年の話をご存知だろうか?「狼が来た!」と嘘を言っては人々を困らせていた少年が、本当に狼が来た時に「狼が来た!」と言っても誰も信じてくれなかった・・・と言う話である。ふくがまた入院した。夜勤明けで私が留守がちだったため、今日病院へ連れて行きがてら彼女の様子を見ているとどうも呼吸が苦しそうだ。「いらんことしぃ」に電話してこのような症状はいつからだ?と聞くと、かれこれ3日くらいだと言う。オイコラ、そう言う事は早く言わんかい!と言いつつも病院に着いた。酸素室で検査入院となってしまったが、レントゲンを撮ると肺に白い影がある。苦しいワケだ。原因は血液検査などをしてみても判らないこともあると言うが、それでも治療方針を決めねばならない。抗生剤を暫し投与して様子を観る事となった。死にそうにぐったりした彼女を私は何度か見ている為、今回本当に生命に関わる症状かどうかは判断がつかない。彼女が狼猫たったとしても結果オーライなら何度でも騙されても構わないのだが・・・琴乃やサリーが具合を悪くして2ヶ月程度で旅立ってしまっている為、肺の症状と聞けばどうしても不安感が沸く。今年の夏が過しやすくあってほしいと祈る。時差ぼけ解消ならず。明日は早番だな。

  May 6, 2011

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• なぜか五月

  巷ではゴールデンウイークらしい。多忙にて1日が72時間くらいあるんじゃなかろうか?と感じる夜勤明けである。昨日は夜勤入りだったが日中、来客があったため城を攻めに、いや、見物に行った。時折曇ったりしていたが、そこは全国屈指の紫外線の強さを誇る盆地である。昨夜から体は火照るは、一夜明けても顔はヒリヒリするわで「メラニンが増殖する～!」と思いながらもソフトクリームに舌鼓を打ち、観光客気分を満喫させていただいた。城周辺は県内外からの観光客の車で大渋滞。一向に前に進まない。慌てふためいて職場に飛び込んだのは開始時刻2分前。内鍵の為、中の職員が手が離せない場合の遅刻はどうしてくれるのだろう?と考えるのは私だけだろうか?おかげさまで猫たちは元気である。獣医も休日体制の為、午前中の2時間しか開いていない。天候に恵まれた午後。さて、観光客の少なそうな場所に行こう!と企ててはいるが、「こんなところまで!?」と日頃、閑散とした場所へも客人が居る。観光都市としてはありがたい限りである。今年は自粛の傾向と聞いていたが、蓋を開けてみれば洗車へも行けない有様である。黄砂のお陰で白い車は灰色に近い。眠りたいが寝てはいけないくらい良い天気を横目で見る昼下がりであった。

  May 5, 2011

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• 

  賃貸3つの掟

  たまには美しい画像を載せてみよう。本日の松本城このところの陽気で一気に桜も開花し、早々に散り始めている。さて本題。賃貸アパートなど借りる時、嫌われる3つのものがある。近年はそうでもないが、少し前までは入居に大変苦労した。1つは猫。破壊は勿論、マーキングの強烈なニオイに、今でも「ペット相談」と書かれているところは猫NGのところも多い。2つ目は楽器。言うまでも無く秩序の無い音は騒音以外の何物でもない。3つ目は外国人。「コトバワカリマセン」「ホショウニン?ナンデスカ?」日本の常識は世界の非常識である。その3つの嫌われる条件が満たされたとき、果たして住居は借りられるか?無論「猫、14匹飼ってます。」なんて言おうものなら即却下である。精々2匹が関の山だ。中には1匹増えるごとに幾ら、なんて所もあったし、敷金が半端無く高いのもザラだ。そして敷金は帰ってくる見込みは皆無に等しい。楽器はサイレンサー付きのものもあるので、楽器にもよるが問題はクリアとなりそうだ。外国人については今時、自体錯誤も甚だしいが、保証人制度が残っているところもまだまだ多い。保証人を立てられない日本人も外国人に等しいかもしれない。今回、私はその3つを抱え込むことになりそうだ。追って掲載することになるであろう。乞うご期待?今日も夜勤明けで眠い。

  Apr 18, 2011

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• 単一電池

  少し前。朝夕冷えたので灯油が欲しいと買いに行った。携行缶は品切れ。数日後、やっと2個みつけたうちの1個を入手。同じ日に何とか給油ポンプも見つけることができた。しかし単一電池が無い。結局5日経っても手に入らなかった。無論、電池は諦め、古巣を漁って漸く見つけた手動ポンプで用を足した。全ての事について何かと考えさせられる日々だ。猫達は元気。私は夜勤明けでコーヒー中毒＆時差ボケ中。私の電池も換えて欲しい。

  Apr 14, 2011

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• 災害情報案内

  県内でも地震がありましたが、幸い私達の地域は揺れが少なく無事です。下記県域に居住されている方々の安否確認が急がれます。取急ぎ各県等の災害案内を提示します。宮城県　http://www.pref.miyagi.jp/秋田県　http://www.pref.akita.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html青森県　http://www.pref.aomori.lg.jp/福島県　http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23603岩手県　http://www.pref.iwate.jp/山形県　http://www.pref.yamagata.jp/茨城県　http://www.pref.ibaraki.jp/栃木県　http://www.pref.tochigi.lg.jp/群馬県　http://www.pref.gunma.jp/千葉県　http://www.pref.chiba.lg.jp/神奈川県　http://www.pref.kanagawa.jp/東京都　http://www.bousai.metro.tokyo.jp/国土交通省災害情報　http://www.mlit.go.jp/saigai/index.html気象庁　http://www.jma.go.jp/jp/tsunami/

  Mar 13, 2011

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• 猫馬鹿日誌

  猫たちの話ではない。また、過日伝えた、ふくがどうのという話でもない。どうの、以前の問題である。昨日、私はふくをつれて病院へ行った。血液検査、レントゲン等等検査を受けるためだ。大きな溜息・・・元気の無さ・・・力むときの低い唸り声・・・「ああ、もうこの子にいつ何が起こってもおかしくはない・・・」と、固唾を呑んで検査結果を待った。待つこと２０分。猫の日とあって、場は和やかな話をしているが、当人は半ば諦めの境地もあり上の空。検査結果を担当医が持ってきて言った。Dr.「ふくちゃんは・・・」mon「うん。」Dr.「どうしてか分からないんですけれど・・・」mon「はい。」Dr.「・・・便秘ですね。」mon「・・・・・は? はいぃっ?!」丑三つ時に線香焚いて「どうかこの子が安らかに逝けます様に・・・(号泣)」と祈ったアレは杞憂に終わった。猫馬鹿日誌の１ページがまた新たに加わったわけだ。Dr.「便は食事を変えてから良い感じの硬さなんだけど、結腸が太くなる癖がついちゃってるからでしょうねぇ・・・力むけど少しずつしか出てこないので本人も苦しいのでしょう。」確かにふくの結腸は巨大化して中型犬並みなのである。暫くモニラックを飲みながら、脱水もあるみたいなので点滴しましょうね。と云う事で、彼女は死の淵から甦った。←(馬鹿な飼い主の思い込み)肺の影と乳腺腫瘍の経緯は決して先行きが安泰とはいえない。しかし彼女の動向に一喜一憂するニンゲンが、少なくとも一人は居るということを彼女は分かっているのだろうか?昨日は排便処置で一緒に力み、二人してぐったりして帰ってきたが、当の本人(ふく)は出すものを出して、点滴をして楽になったらしくヘソ天で寝ていた。私は疲れすぎで、また未明まで眠れなかった。はぁ～・・・・寝不足が続くとお肌に悪い。このところ死人ならぬ死猫続きだったので、私はかなりナーバスになっていたようである。全くニンゲンってものは・・・猫様の僕である。

  Feb 23, 2011

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• ふくに捧げる日記

  死期が近くなると猫は今ある苦痛を和らげようと、さまようものらしい。 琴乃を始め、サリー、そして実家のシロの死を目の当たりにしてきたが、何れもその日が近付くにつれ、冷えた空間に身を置きたがる傾向にあった。 そして今、まさにふくが冷え込む玄関に陣取っている。 乳腺腫瘍を摘出して凡そ１年。 １２月には再発が表面化し、過日には院長とも彼女の死期について話をした。 腫瘍が肺に転移し、呼吸が苦しくなった際には安楽死を選択した。 その選択を迫られる日が近い事をヒシヒシと感じる。 シロも食欲が無くなり、冷える廊下にうずくまった二日後に逝った。 ふくの死期が近いと悟った今、私が出来ることと言えば、先に逝った猫たちに祈る他は無い。 線香を幾度と無く足して祈る。 どうか、その瞬間が安らかでありますようにと。 琴乃とサリーの遺影を見つめて祈るだけだ。 冷えた体をそっと撫でて私は彼女に「ありがとう」、そして「許せよ」と語りかけた。 我が家に縁あって共に暮らしたこと。 数え切れぬ程の多くの思い出を与えてくれたこと。 彼女から私は多くを学んだこと。 死を目前に何もできず、ただ見守ることしか出来ぬこと全てを、その言葉に託した。 彼女の生あるうちに私は伝えたい。 彼女が捨てられる運命にあったのは何故か。 正しい知識を飼い主が持つことで、多くの命が救われるのに、現実から目を背けるのは何故か。 猫の殺処分数が毎年毎年２０万匹にも及んでいるのに、片や命の尊さを平然と語るこの国の矛盾は何なのか。 我が家は知る人ぞ知る大家族だ。 数年がかりで不妊手術を全ての猫に施して室内飼いを選んだ理由は、人と共に暮らす上で互いが快適なＱＯＬを送る事にある。 猫が嫌いな人に聞けば幾つか嫌いな理由が挙げられるが、不妊手術と室内飼いをする事で少なくともその近隣の糞尿の悪臭は無くなり、また、猫にとっても縄張りを荒らしに来る別の猫との喧嘩も無くなり、病気や交通事故から守ることもできるのである。 今日もまさに今、どんな形であれ多くの人たちが猫と共に居るだろう。 隣人に迷惑をかけるような無責任な飼い方をしていないか今一度考えてほしい。 一人一人が徹底した意志を持たねば、何時までも何年経っても、毎年毎年２０万匹と言う殺処分を減らす事はできないだろう。 是非、自治体は可能な限りの努力を求める。 無論、努力するのは殺す手際の話では無い。 捨てさせない、野良猫を増やさない努力だ。 自治体と言えども、勤務しているのは人間である。 捨てる側にもなれば拾う側にもなる、何ら私たちと変わらぬ人間だ。 またボランティアにも限界がある。 手術する資金も、世話も時間も切り詰め、その瞬間を生きる者たちの為に、寝食も身をも削っている。 それを一笑するもよかろう。 だが、殺処分する為に費やしているカネは、良かろうが悪かろうが、例え納得してなくても万人から徴収している税金が使われている。 言わば殺す片棒をみんな背負っている事を気付いてほしい。 決して目の届かぬ所で殺しているのではない。 あなたが手にしている財布の中のカネの一部が殺しているのだ。 勿体ない事を今後何年も続ける気なら黙って払い続ければ良いだろう。 嫌なら改善しようと努力せよ。 今日のこの日記をふくに捧げる。

  Feb 21, 2011

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• ３日目の声

  ニューハーフみたくなっている。なかなか治らんね～。しぶとい。しかし猫達は呼ぶと私と分かっているのは不思議。ニンゲンだったら声が違うと警戒するのにね。猫にはオレオレ詐欺は通用しないのかも。その前に猫に小判ならぬ万札ってことか?

  Feb 19, 2011

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• ひ、ひ、ふぅー

  は、お産のときの呼吸法。私は今、ぜー、ぜー、ハァーである。熱は大した事がないが息苦しい。元々持っている慢性気管支炎が悪化したような感じだ。持つものも選べば良いと思うが、ビョーキはしょうがない部分もある。人にうつしたら治りが早いと言うが・・・「いらんことしぃ」にうつしたら殺人罪になりそうだ。昨日も今日もゴロゴロとしている。猫の喉もゴロゴロ・・・雷もゴロゴロ・・・ん～・・・やっぱり熱、あるなぁ。寝よ。

  Feb 17, 2011

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• マスクにビビル猫たち

  久々に風邪をひいた。胃癌治療中の家族を持つ者としては、インフルエンザなどのウイルスが心配だったため、一応検査したが・・・症状がまだ軽いせいかどうかは分からぬものの、とりあえず陰性のお墨付きを頂いて帰宅したところである。単に慢性気管支炎が昨日の雪掻きで悪化しただけだとは思いたいが、過日に３時間ほど話をしていた仕事先でインフルエンザが流行っていたと聴いては良い気はしないものだ。よって、家の中でマスクを着用。顔を半分が白くなった私を見て、タダならぬ形相をしていたのは若い猫達。クモの子を散らしたように逃げていった。どんだけビビリなんぢゃ。皆様も風邪にはお気をつけて。

  Feb 16, 2011

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• 耳鳴り治療・・・

  ではなく、耳ダニ治療中のちゃあも明日のケアが最終となる運びである。猫の耳鳴りが分かったら大したもんだ、と過日書いたが早いもので治療を始めて１ヶ月になるのだ。明日は７時前には朝食をおねだりしにやってくる「ちゃあ」を室内に招き入れ捕獲。祝日とあって午前中の２時間しか病院が開いていないので、その時間めがけて病院へまっしぐら・・・。外猫とは言え、「ものがらさんちの猫達はみんな穏やかな子達ですよね～」とお褒め頂くのだが・・・無論「ふくを除く」である。寒がまた戻ったらしい。皆々様、ご自愛くださいますように。

  Feb 10, 2011

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• 身代わりになるペット達?

  昨日、帰宅した。帰省中、母がぽつりと言った。「シロは旦那の身代わりになったのかもねぇ。あれから１年経ったことだし。」１年経ったというのは、ここではお馴染み「いらんことしぃ」こと旦那の、突然の入院である。思い起こせば、そう。１年だ。昨年の今頃は緊急入院から数日が経ち、少し回復の兆しが見えたものの、スパゲティーシンドロームに陥り、ICUのベッドで暴れた為、止むを得ず麻酔で眠らせた頃だっただろうか。大動脈解離で死ぬか生きるか日々、悶々としていたように記憶する。「シロは身代わりになんかなってない。」と頭の何所かで否定する私が居た。心筋梗塞、大動脈解離、胃癌で胃を全摘出してもタバコが止められないニコチン中毒患者の為に、どうしてシロが身代わりにならねばならんのだ?葬儀場から帰途に着いた道すがら、轢かれたばかりの猫を見かけた。見過ごして通り過ぎることが出来ないので車を路肩に寄せて止め、その時は後続車に潰されないようにと道路脇の草地に移動させるのが、その時に私のできる精一杯のことだった。見渡しても近くに民家が無い。このところの陽気に誘われたか。真新しい淡いグリーンの革の首輪をした茶シロの雄猫だった。まだ若く３、４歳くらいだろうか?新年を迎えたので首輪も新調してもらったのだろう。温もりのまだ冷めやらぬ肢体を抱えて祈った。帰らぬこの子をどうか飼い主が見つけ出してくれますように。そう願いつつも、眼球の飛び出したあの子を飼い主が見たら言葉を失うであろう。釈然としない思いを胸に翌日、同じ道を通ったときには既に彼の姿は無かった。よくペットが身代わりになったという話は聞かれる。心の何所かで肯定して不安をかき消すこともできる。でも、何所かで納得のできていない自分も居る。帰宅後、ふくが私にベッタリとくっついて離れなかった。最近の彼女は抱っこされているとご機嫌だ。乳腺腫瘍の二度目の手術は行わない事になった。進行癌の再発は、非常に悩ましい選択をしなければならない。手術して患部を摘出し続け入退院を繰り返すか、自宅で最期の時まで自由に過ごさせるかである。ふくの年齢、体力、性格を含め、医師と相談した結果、私は後者を選んだ。終末期医療のあり方は人も動物も様々であるが、私自身がそうなった時も後者を選ぶだろう。一瞬、一瞬を全力で生きる彼等にとっての「今」がどれほど尊いものか考えさせられるこの頃である。

  Feb 5, 2011

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• シロ逝く

  ３１日午後８時３０分。 シロは虹の橋へ向かいました。 享年１８才でした。 昨日は予定なら間に合うはずでしたが、生憎の雪で新幹線のダイヤも乱れ…シロが旅立った１時間後の対面となりました。 今年は特に積雪量が増した実家では、この季節、飾ってやる花も無く、やむなく家の中にあった有り合わせの花で支度をしてやりました。 代々、実家のペット達は土葬にするところ、墓地へ行くにも掘るにも積雪で困難な為、本日午後２時よりペット斎場にて火葬の運びとなりました。 末筆となりましたが、御足労下さいました皆様に心より御礼申し上げます。 ありがとうございました。m(__)m ものがら

  Feb 1, 2011

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• 歳には勝てぬ

  １月も最終日の今日。 実家からシロがいつ逝くか分からないとの知らせで急遽、帰省を決め車中から書いている。 思えば今は亡き祖母の話し相手をしてくれ、我が家に迎えて早１７年。 行き倒れ寸前のふわふわとした純白の小さな塊を道端に見つけ、「猫は絶対飼わない！！」と一喝していた父をも、その愛くるしさと人懐こさに魅了され我が家の一員となった彼女だった。 今は老いて痩せ、かつての端麗な容姿を思わせることも難しくなってしまったが、我が家の大きな変遷を見守り続けた長である。 あの頃の私は、今の大家族になることは勿論、愛玩動物飼養管理士になるなど考えてもみなかった。 言わばシロは今ある私の原点なのかもしれない。 親と慕いトイレにもついて来て、風呂に入れば入口のマットの上で風呂から上がるのをいつも待っている猫だった。 その後、新たに迎えたマルコとソリが合わず、マルコが若くして急逝するその日まで仲が悪かったことが何故なのか考えるきっかけを与えてくれた彼女。 私は彼女から多くを学ばせてもらったように思う。 ありがとう、シロ。 祖母が勝手に名付けてしまったからシロと言う名になったけれど、呼ぶとまんざらでも無い様子だったよね。 祖母がきっと待っていてくれると信じて、その時を待ち、祖母へ託せたらと思う。

  Jan 31, 2011

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• 

  猫に埋まる

  円座クッションが我が城とばかりに、お気に入りのふく。 暫くしてやって来た、母ちゃんが「私も」と円座に入って来た。 当然の事ながら後から来たほうが上に乗るしきたりである。 乗っているものが違う物だったなら、一見、災害である。 結局、城を明け渡したふくは力尽き…、いや睡魔に襲われ寝てしまった。 完

  Jan 22, 2011

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• 

  癌再発

  病持ちが多くて「誰の?」と聞こえてきそうだが・・・ふくである。渡航中に連絡が有り、段取りは帰国後にと云う話で手打ちとなった。ふくも自宅を満喫すること１週間が経った。右足付け根の部分を触ると米粒程度のしこりを感じる。正直、乳腺癌のしぶとさには憎らしさが沸々と湧いてくる。昨年春、手術した部分だが・・・幸いにも病巣が１箇所に集中しているので切除範囲もこの度は小さくて済みそうだ、と云うことも有り近々入院する運びである。恐らく筋膜に病巣が残っていたのだろう。肉眼では確認できない為、前回は祈るような手術であったが・・・残念である。知らぬはふくばかりなり。乳腺腫瘍は再発率が高いと聞く。それでも９ヶ月近く発症しなかったのは個体の免疫力が安定していた為と思われるが、それにしても再発の知らせは堪えた。ちゃあの怪我は、その後、瘡蓋がきれいに剥がれ落ち、薄皮が張っている。見ればまだ痛々しいものの、当初の範囲からすれば２割程度傷口も小さくなり、経過は良好である。しかし、いらんことしぃは今日、通院日だったが・・・何にも言わぬところを見ると良いのか?うん。良いことにしておこう。多分。きっと。恐らくね。自己管理できる奴は自分でやっとくれ。あれだけ頑固だった便秘は食生活の改善で見違えるくらいに良くなった。【大セール！療法食猫用】ロイヤルカナン猫用 消化器サポート 可溶性繊維 2kg価格：3,270円（税込、送料別）お試しあれ。

  Jan 18, 2011

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• 転居先決定

  「引越しする～」と随分前に書き込み数年経ったのではないだろうか。緩やかにアメブロへ移行することにした。ソクラテスの日記http://ameblo.jp/monogara/ここでもゆるゆるな更新だったが、更にゆるいので御笑味あれ。

  Jan 14, 2011

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• 猫が耳鳴り?ホンマでっか?

  昨日、ふくを迎えがてら、ちゃあのケアで病院へ。ふくも、ちゃあも幸い経過は良好で、ふくに至っては帰宅後「干物女」よろしく床をゴロゴロ転がりまわって全身で帰宅したことを表現。自宅を満喫していた。私が帰宅したことを体で表現・・・したと言えば、大掃除くらいなものである。留守中の猫部屋以外は恐ろしい有様であった。。。さて。毎日ちゃあを通院させる手筈になっていたようであったが、一昨日はいらんことしぃがサボって通院していなかったことが判明。帰国したその夜に不思議な事を言っていたのを思い出し、先生やシッターとその話で盛り上がった。いや、通院自体がどうこうという話ではない。ちゃあについて、いらんことしぃ曰く、「ちゃあは他の子と一緒にしないほうが良いって。耳鳴りがあるからだって。」「はぁ?・・・・・耳鳴り?」耳鳴りがあるから一緒にしてはいけない・・・ことよりも、何故ちゃあが耳鳴りしていると分かったのか?ちゃあが喋った??「私、耳鳴りがするのよね。」とか??「ありえん・・・。」と、成立しがたい会話に悩むこと一日。昨日、通院して「耳鳴り」は「耳ダニ」だったことが判明した。どんな耳しとんねん。猫の耳鳴りが分かれば、すんごい話よねぇ・・と、ざっとこんな話であった。兎にも角にも平和なものがら家である。

  Jan 14, 2011

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• 帰国

  ペットシッターさんのきめ細やかな連絡のお陰で長期に不在であったものの帰宅後、特に変わったことは無く、安心しつつ室内を物色中・・・キャリーバーッグの汚れが気になり拭いていたら・・・「ああ、それ(ふく専用のキャリーバッグ)に(外猫)ちゃあを入れて通院している。明日も行く。」と、いらんことしい　の声。「はあ?初耳なんですけどっ!!!」どうやら他所の猫との喧嘩で前脚を負傷しているようだ。暗がりで確認し辛いので明日、と言っても今日の話だが、ふくを迎えがてらちゃあを通院!?徘徊している猫の行動時間が迫ると私も気を張り、唸り声がしたかと思うと飛び出してちゃあに加勢していたが、さすがにそこまでは気が回らなかったらしい。エサを出しっぱなしにしていたのだろう。他所の猫が居付く原因である。いらんことしいの行動パターンも読めていて、帰宅直前に連絡したら灯油のキャップはきっちり閉めないままだから灯油缶からファンヒーターのある所まで灯油が漏れているし、猫達の飲み水はとっちらかしているわで、眠い目を擦りながら拭き掃除とシンクの掃除。他は私が居なくてもケンタッキーでクリスマスをやったようだし、初詣にも出かけて拝んで来たらしい。しかし取って付けたようなことをするのでバレバレである。やるんなら確実にやるか、全くしないでほしいのだが・・・心意気だけは買わねばなるまい。相変わらず体重は減ったままのようだが、生きてるし、歩いているし、食っている。何も言わないが、モノが増えたりカレンダーが架け替えてあるところを見る限り例年通りにやったのだろう。猫達は「あ～、聞き覚えのある声だけど誰だっけか?」と眠い目を擦る直前の半開きの目で其々「ニャン」「ミャ」など迎えてくれた。シェルターの猫達を思い出す。クリスマスの前には仔猫が急増し、後には仔猫と成猫も数等引き取られていたが、仔猫の消え方には驚かされたとしか言いようが無い。みんな幸せに新年を其々の家庭で迎えられたように祈る☆綴りたいことは多かれど、今夜はこの辺で。年始のご挨拶を頂きありがとう。取急ぎ。

  Jan 12, 2011

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• シェルター最後の訪問

  滞在日数も残り僅かとなり、資料を頂きがてらアニマルシェルターへ。 一ヶ月余りの滞在はあっという間で、自宅の猫達の事は気になりつつも頼れるペットシッターのお陰で、アメリカのシェルター事情を実際に体感できた事は大きな一歩だったように思う。久美ちゃんには感謝の一念である。 ありがとう。 帰国後は暫く雑多な本業を片付けがてら、今後の指針を打ち出し、将来に繋げるための準備で何かと多忙になることが予想されるが、介護＋αも含めた事業計画とスポンサー探し、それからパートナー探しに奔走することになるだろう。 国の制度や金融期間が私の企画に対してどの程度将来的ビジョンを持ち、融資するかは定かではなく、今現在、寧ろ後ろ盾は脆弱と言わねばならないが、同じ志しを持った協力者の存在によっては、恐らく展開も大きく異なってくる。 画像のとおり私自身もスポンサーを求めねばならない事態ではあるが、人と動物が共に住みよい環境作りをすることは私の生来の望みでもあることから、何とか実現させたいものである。 一年の抱負として、どの程度進行するか定かではないものの、結実に向けて前進できる年となれば幸いだ。 景気もイマイチな近年、ライフスタイルの在り方も様変わりしている。 真に求められている事がなんなのか見極めの年になりそうだ。 末筆ながら、今回現地でお世話になったトニー氏、藤井夫妻、カズリン氏には感謝の言葉を贈りたい。 Thank you！ Thank you Los angeles！

  Jan 8, 2011

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• 

  明けました

  早くも三が日が過ぎ、日本では帰省ラッシュの声も聞かれる中、帰国前の静けさに浸るサンタモニカの昼下がりである。 暮れから仕込んだお節料理も幸い好評の内に片付き、今は普段の生活に戻りつつも渡航して一ヶ月。 アニマルシェルター等に通って感じた事は、国民の動物愛護の意識が高い事だった。(車は捕獲車両) 無論、根底には法律があるのだが、日本のそれと異なり詳細に明記されていることは、官民の双方にしてみても定められていれば確かに動きやすい。 この度、日本で動物愛護法が改訂されるが、根本から整備されたものかと言えば、まだまだ課題の残る法律になるだろう。 改訂によって予想される不都合な受け皿の事も視野に入れつつ、欧米より優れた法案となるよう祈念したいものである。 自宅では万一に備えて酒を控えていたが、急病人・猫については一時的に手が離れたため、ナイトキャップを実に十年ぶりだろうか。 束の間の休息も兼ねて楽しませて頂いた事にはホストファミリーに感謝である。 滞在中、気付けばボトル三本空けていた。 そんなに飲んでたっけ？と全く実感が無いのだが…。 帰国後に控えている嵐の前の静けさかな。 先ずはここより１０度低い寒さとの戦いになるんだろうな。 今年もゆるゆるなｂｌｏｇになりそうな予感はするが、細く長くお付き合い願えれば幸いである。

  Jan 3, 2011

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• 

  子猫の行方

  アニマルシェルターでＸ’ｍａｓ前には一気に増えていた子猫たちが、今日訪れると居なくなっていた。 Ｘ’ｍａｓプレゼントとして新たなスポンサーの元へ引き取られて行った様で、子猫を托す側も、新たに家族として迎える側も、暗黙のうちにシェルターの利用方法を心得ているようだ。 たまたま、今日は捕獲車が停車していたので掲載するが、建物自体、日本で言う所の陰欝な役所の一端と言うよりは、スペシャリストを配置した美しく整った環境で、日本のそれと比べると日本がどうしても見劣りしてしまうのは当然の流れかもしれない。 今年最後となった今、何かと考えさせられる年の瀬であった。 末筆ながらお世話になった皆様に感謝の念をお届けしたい。 来る年がより実り多い一年でありますうに☆

  Dec 31, 2010

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  続・シェルター事情

  翌日、シェルターに改めて出かけた。 猫舎は大きく分けて二部屋あり、それぞれはゲージで仕切られてはいるが、開館時間中であれば何時でも誰でも観ることができるようになっている。 ゲージ前面には名前の他、性別、種類は勿論、色、シェルターに来た日時、避妊・去勢の有無等が記載されたプレートがあるが、係員が室内に常駐しており、常にゲージ内を清潔に保つ他、来客時には個々の特徴などを説明してくれ、時には抱っこするなど、スキンシップも欠かさず、個体の状態に合わせて直接触れる等、具体的に情報提供してもらえることは大変ありがたい。 また別に、プレイルームが設けられている為、ロフト付きのゲージ内だけで動きが制限されることも無く、ストレス軽減に一役かっている。 犬舎については寝食するスペースの他、躾やストレス解消を目的としたエリアがあり、思い切り走ることのできる広場も設けられている。 特に犬の場合は個体のサイズが多様な為、大型犬には一頭につき一部屋を、また小型、中型犬には二畳程度で段差のある部屋が割り当てられ、同性の性格に合う犬を二、三匹同室にしているが、何れも掃除とトリミングが行き届いていて、動物特有の臭いが殆ど無いことは嬉しい驚きでもあった。 来客の目線もあるが、保護法が徹底された上でこれらのペット達は処分される事も無く、新しい家族を待っているのである。 更に犬舎は裏手からも出入りできるように配慮され、来客の安全の他、所謂勝手口から出入りすることで、雑多になりがちな食事や散歩なども来客側通路はあくまでもショールーム的な景観を損ねる事の無い動線が考えられている事には、動物、職員、来客の三方にもメリットがある。 今回、渡航したことから学んだことは大きな成果だった。 しかし、それと共に日本の動物保護法に対する認識の低さを思い知らされもした。 今回、愛護法改定の動きがあるが、是非ともこうしたシステムが確立しやすくなるような法案を強く望む。

  Dec 18, 2010

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  ここまで違うか！？

  師走になると同時に異国の地へ。 ここは米国某州内のシェルターである。 生憎、この日は清掃日で休みだったが、入口には季節柄、クリスマス仕様のリースが飾られ、入りやすい雰囲気の門に迎えられた。 駐車場には身体障がい者用の駐車スペースも確保され、駐車場から２メートル超のフェンスの向こうには早速犬舎が見えるが、犬一頭に約８畳の給水設備と土の足場、それに草地のあるスペースが与えられていた。 猫舎は一部しか見えないが、キャットタワー付きで他から完全に隔離された空間に、数匹が収まってテリトリーに支障が無い程度の範囲で暮らせるようになっている。 飼い主候補がいつ来てもよく観察できる様にガラス張りで、中も勿論清潔感のある室内である。 日本のそれと比べると一度飼い主に見放された動物の扱いが根本的に異なる。 ここで暮らさざるを得なかった経緯はそれぞれ異なっていたとしても、決して蔑ろになれているのではなく、本来生活してきた環境に近いか、日本ではそれ以上の暮らしやすさが考えられている。 程なくしてボランティアの女性が犬か猫用ベッドを差し入れに来た。 日本でもよく売っているベッドである。 施設で働く職員だけではカバーしきれない部分を一般市民もよく理解していて、協力できる部分は積極的に参加し、ニンゲンも動物も地域ぐるみでより良い環境にしたいと言う意気込みを感じ、またよく活用されて門戸の広い場所になっていることにも気付かされた。 日本はどうか？ 開けたシェルターと言えるだろうか？ 設備にはこうした個人の協力の他、忘れてはならないのが企業の参加だ。 ボランティアと言ってもホイホイと責任感の薄い人材は要しない。 どの人も動物を愛し、自らが出来うる範囲で協力し、支え合っている精神を日本でもできないものだろうか。 そのような思いを胸に施設を後にした。 続 ※勝手乍、お返事は暫くお休みします m(__)m

  Dec 7, 2010

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  ビビル大猫

  二代目循環式自動給水器に水漏れ疑惑が浮上してから暫くしまいこんでいたが、来る留守中に備えて止む無くまた引っ張り出し３才児用に設置した。【フレッシュファウンテンコンパクト（エコノミーファウンテンから名前が変わりました）～省ス...価格：3,947円（税込、送料別）「水漏れ」と言うのは単に水の入れすぎかと思われ、ステンレス製のバットに付いている小さなスノコを下に敷いて様子を見た所、問題無いので使っているのだが・・・問題はこの子達が湧き出る水に大いに疑問を持ち、見学していて本来の役割を果たせていない所にある。不在中は週に二日、ペットシッターを頼むことにしてあるのだが、その間「いらんことしい」に何かあった場合は飲まず食わずにならないとも限らないので４日くらいの食事と水を確保せねばならぬ。「いらんことしぃ」は在宅ではあるけれども、何とも頼りない為この際、致し方無い。オマケか最初から居ないものと思って準備、リハーサルをしている最中である。モーター音や動く水がダメならと、また別に水飲み用の容器を設置。先住猫達には、過去、洗浄が面倒だと一度は却下した循環式給水器を買い換えて設置。【フレッシュフロー グランデ（ラージサイズ3リットル）～水飲ませ大作戦！メンテナンスが簡単...価格：6,600円（税込、送料別）こちらは全く問題無く、よく飲んでいるので３リットル容器でも間に合わず、別に生け花用の水盤を設置している。生け花用の花器は安定しているため、水を飲むときに前脚をバタつかせる癖のある子がいるお宅ではオススメである。陶器のインテリア《信楽焼》花器・水盤ビードロ流し丸水盤10号（5083-01）◆送料無料◆【smtb-F】価格：6,200円（税込、送料込）　陶器のインテリア《信楽焼》花器・水盤古信楽コンポート12号（5084-04）◆送料無料◆【smtb-F】価格：5,200円（税込、送料込）　◆大胆なデザインに青釉が映え、印象的な水盤です！信楽焼陶器 青ガラスコンポート11号 横幅32.0cm価格：4,620円（税込、送料別）年をとると食器も水も、少し高めにしてやると口に運びやすいらしい。しかし循環式のモーターか水の動きかは分からぬが・・・使ってくれなきゃ困るんだよね。ここまでビビリだとは思わなかったよ。総体重２０キロ近い君達のことさね。ところで西谷さん。注文した位牌はまだかね?黒檀製ミニ位牌　大価格：8,984円（税込、送料別）早目に頼みます。

  Nov 26, 2010

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  始めの一歩

  思えばこの子達が多頭飼いのきっかけであった。琴乃だけ写っていた写真をサリーと共に写っているのに換えて仏壇へ。二匹を保護し、両脇に抱えるようにして仕事をしていた頃を思い出す。あれから１２年も経ったのか。琴乃とサリーは思い入れが特別強いだけに、こうして二匹で並んで写っているのを見ると、この子達が何事か喋っていた時の事がつい昨日のようだ。週明けに風邪をひいてしまったため、早く治そうと昨夜は９時に寝た・・・までは良かったが、起きたのは２時。眠ることもできなかったので、和室の大掃除を未明までやっていた。年末の大掃除も窓拭きくらいで終わる勢いである。知人曰く、「眠れないのは神経が高ぶっている為だ」と云うけれど、この写真を見ると気持ちの区切りとでも云おうか。人生の中の一つの句読点のような気もする昨今。私は今後の身の振り方を考えずには居られないのである。この子達が身を挺して何かを言いたかったのではないか、と、時は刻々と過ぎてゆくのに、未だ同じ場所で足踏みしているような錯覚すら覚える。新たな第一歩を踏み出さねば・・・と写真を見て誓う夜。今頃、二匹はまた共に毛繕いをしながら、一緒に眠っていることだろう。愛しい子らよ、安らかに。

  Nov 25, 2010

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• ペットロスにつき・・・

  凹み中である。時が経てば経つほどに、本当に居なくなってしまったと言う物理的状況を、嫌でも納得せざるを得ないこの頃。わざと多忙にでもしていなければ泣いて過ごす日々であろう。サリーが逝って1週間が経った。比較的、サリーと一緒に居ることが長かったふくだが、サリーが私の膝の上に来ると、ふくも膝の上に飛び乗って、狭い膝の上で二人してくっついて鎮座していたのも今は昔の話となってしまった。現在、私の膝の上はふくの特等席となり、小さな体を最大限に伸ばして喉を鳴らしている。「膝が重さを覚えている」と云う詩があった。1.5キロと云う・・ふくの軽い体重でさえも、サリーの存在を呼び起こすには充分過ぎる要素だ。実は来月、他国の某州にてペットシェルターの視察予定が入っている。その計画は約半年前から進めていたもので、次々に予期せぬ出来事が起こる中、話を詰めてきた。そんな最中のサリーの死だった。計画を話してもいないのに・・まるで察していたかのように、あの子は急に逝ってしまった。彼女の体調の変化に予約をキャンセルしようと思っていた矢先の事だった。火葬の直前、最後のお別れの際に絞り出すように出た言葉と言えば「申し訳なかったね。」の一言。今の私に出来る限りの事をしたつもりだが・・・まだまだ他にしてやれることがあったのではないかと思われてならない。かと云って、あれ以上のことで何が出来たのかと自問自答しても答えは出ないのではあるけれど・・・あの子は今後の私の行動を察していたのではないか、とさえ思えて辛い。足手纏いにならないようにと急いで逝ったのではないかと。幸い明日は休みだ。今夜は存分に泣こう。

  Nov 22, 2010

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• あの子は何処?

  初七日も近くなったが、未だサリーの影を探す日々が続くこの頃である。過日には皆様方より心温まる励ましのお言葉を頂戴し、サリーも草葉の陰で喜んでいる事であろう。遅れ馳せながら伏して御礼申し上げる。m(＿＿)m本日、動物病院からサリーの御霊前にとお花が届いた。また位牌の発注に始まり、誕生日が近いチャイルドスポンサーへのカード作り、源泉等の事務から、今週末に開催されるイベントの準備、その他のアポ取り、このところ何かと物入りが続くため金策に奔走するなど様々な事を同時進行しているため、辛うじて寂しさを紛らわすことができているのだと思う。私が風呂から上がるのを脱衣場で待っていた子が居ないのは泣ける。最初は琴乃がそうやって風呂から上がるのを待っていた。あの子達は何を思って待っていてくていたのだろう。そんなことも分からない自分が情けなく思う。今頃は姉妹で対面して、色んな話をしているのだろう。そう思わねば堪えられぬ寂しさである。インフルエンザワクチンを一昨日接種した。今年の注射は腫れ上がるだの、微熱が続くだのと、散々脅かされた末に病院へ行った。ヘルパー実習先の施設でも、お年寄りが接種後に体調を崩してウンウン唸っていたのを目にしていただけに恐ろしさも倍増。どうなることかと思って様子をみていたが、接種５分後には体内に異物が入った特有の感じを受け、軽い動悸と発熱を覚えたものの、万一の事を思い１時間病院で待機したけれど、それ以上の変化が無かったので帰宅。「揉むと腫れる」との事で、看護師も腫れ物に触るように注射跡にそっとテープを貼ったが、一夜が明けると・・・赤みは無いものの、ぷっくり腫れて若干の痒みを覚えた。それ以外に特別変わった感じも無いが、だるさはこのところの多忙のせいか?慢性気管支炎と診断されているだけに新型混合ワクチンの副作用を按じていたものの、ショック症状が無いので今回のワクチン接種は事無きを得たのであろう。１０年前の接種では二週間以上不調が続いて散々な思いをしたので以降、今回までワクチンは避けていたのだが・・・。黄昏時。空は晴れて雲一つ無い。冠雪したアルプスが目に入る。寒々しい景色だが人を拒むかのようなその風景は何故か美しい。

  Nov 20, 2010

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  サリー逝く

  予てより病気療養中でしたサリーが、本日１５日午前９時０５分他界致しました。多臓器不全と思われます。穏やかな気性で、甘えん坊。瞳の色は類を見ないほど美しい子でした。昨日は溜まった腹水を450ｍｌ抜き、また最後の簡易検査にも堪え、今朝も一口缶詰を頂いた後に容態が急変。病院から電話を貰い駆けつけ「サリー！」と呼ぶと、微かに四肢を動かして逝きました。頑張って待っていてくれたのでしょう。住み慣れた家で看取ってやれなかったことが無念です。葬儀は明日１６日。葬儀場の関係にて隣市斎場で１１時より行います。多くの皆様方から愛され、また、沢山のエールを送っていただきましたこと、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。ものがら

  Nov 15, 2010

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• 未熟者

  気が付けば１１月も半ばに差し掛かり、今年も残すところ１ヶ月と２０日を切った。今年は非常に慌しい年であった・・と少々、早い気もしつつ振り返ってみる。「いらんことしぃ」の緊急入院に始まり、落ち着いたかと思えば癌で胃を全摘。漸く回復傾向に向かったかと安堵して、自らの1年健診を無事終えたかと思ったら・・・今度はサリーが年内に虹の橋を渡りそうだ。琴乃が逝って２年。同腹のサリーも心臓病の疑いが出てきた。腹水が溜まる。食欲減退に嘔吐。最近は横になって空を見つめることも増えた。ただ琴乃に安楽に逝ける様にと祈るしか無く、何も出来ない自らの無力が恨めしくもあるこの頃。精神的に不安定な日々が続く。２年前、琴乃を失ったときの記憶が甦る。旦那が死に掛けてもこれほどの虚しさを感じなかったのは何故だろう・・・寒空に裸で放り出されたような「冷え」を感じるのは何故だろう・・・この子達の温もりが永遠に続かないことなど分かっていたはずなのに、半身を引き裂かれるような感覚は何所から来るのか・・・ただ過ぎ行く一日一日を指折り数えることしかできない私は、２年前の私と何所が変わったと云うのだろう・・・

  Nov 12, 2010

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• 幸せの尺度

  それは人により様々である。介護老人保健施設へ行った。短期実習の為ではあったものの、この度ご縁のあった施設では犬を中庭で飼っていた。中庭と言っても広さは大家族が住めるほどの戸建ての一軒家が丸ごと入る広さで、採光も良く鎖にも繋がれていない為、その中庭で好きな時間に自由に駆け回ることが出来る。入所されている方やデイサービスに通ってこられる方、多くの職員にも可愛がられている彼女は、人一人寝られるほどの犬小屋も与えられていた。まさに中庭の主である。朝夕冷え込むとは言え、今日は日中穏やかな天気に恵まれ、土曜日と言うこともあり施設内も静かであったので存分に日光浴を満喫していたようであった。入居されている方のお部屋にも彼女と一緒に撮った写真が幾つも目に付いた。何方も笑顔で写っている。彼女は犬ではあるが、立派な役目を担っていた。また94歳のある女性にお話を伺ったところ、戦後は乳児院で働かれていた事を知る。特に戦後の混乱期には、子供を育てる事が出来ずに泣く泣く託した親御さんも多かったと聞く。そんな子供達を育て上げリタイアした現在、その育てた子供が何かと気遣って大切にしてくれることを、はにかみながらも嬉しそうに語った。今でこそ手を翳せば水どころかお湯も出て、白米は洗う手間を省くことも可能で、米と水だけ釜の中に入れてスイッチを押せば途中に火加減を見ることも無く、お好みでお粥も何分粥の区別から「おこげ」まで作り出すことが出来てしまう。それも寝ていようが居まいが勝手に炊いてくれる。炊飯に限って述べても、蛇口が室内に登場する以前は水を汲みに行く事に始まり、予め用意した薪を竈で焚き、冬は悴む手で砥いだ米を火加減を見ながら炊き上がるまで傍に居なければならなかった。その費やされていた時間や手間については、最早、想像を絶する世界である人も多いだろう。昔はそれらの作業を毎日欠かす事無く遣り繰りし、嫁いだ先で舅や姑の言付けを守り、子を育てていたのであるから、自分の時間など皆無である。体の不調は気力と地域力て乗り越えてきた。今、同じ事が私達に真似出来るかと言われれば、やり遂げる事の出来る人が幾人いるだろうか。そんな事を改めて考えさせられた時間を与えられた事で、自らの今の生活を重ね合わせてみる。今日の出会いに深く感謝すると共に、また一人の老女の健康をいついつまでもと祈らずにはいられなかった。私達より多くを見、聞き、働いて日本を支えて来た全てのお年寄りの表情が、この国の先行きを占っているかの様にも思える昨今。笑顔の溢れる国にする為には何が足りないのかを考えるこの頃である。94歳で私の祖母は逝った。日々、感謝の言葉を口にしていた祖母だった。何も出来なくなり始めてから後は特に「ありがとう」と言う言葉が増えた。「ありがとう」と言わねばならないのは寧ろこちら側である。名も無き一国民として全ての時間を家族にそそぎ、言うなれば陰で日本を支えてくれた。それ以上に、更に何を望めと言うのか。何も出来なくなっても、存在そのものが私には何よりありがたかった。今日、施設内で体調不良だったYさんの熱は下がっただろうか?お年寄りの存在が今日ほど愛しく思えたのは何故だろう?排泄介助の際に申し訳ながっていたKさん。本を読み終わって感想を尋ねると本を貸してもらった事に対してお礼を仰ったAさん。何かと至らない存在の実習生の為に、おむつ交換の申し出を快諾して下さったSさん。今回の訪問は生涯忘れることは無いだろう。帰宅して猫達にも報告がてら告げた。「ありがとう。」私を支えてくれてありがとう。「ありがとう」と言えるうちに言っておこう。「ありがとう」と伝えたい人に、その一言を。

  Nov 6, 2010

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• 「みんな違って、みんな良い。」

  過日、ある方より、お言葉を頂いた。講義修了にあたり、ヘルパー講師から受講生に対するものであった。「ねえ、みんな。自分を好きになってね。自分が好きになれない人は、他人も好きになれないです。何故なら自分の事で精一杯。自分の事を考えるのが一生懸命だと、両手が塞がっているようなものなのね。どう?両手の塞がっている人が・・・他人に手を差し伸べることは?できないでしょう?欠点があっていいのよ。だって人間なんだもの。そんな自分を好きになって受け入れて欲しいの。みんな違っているのは当たり前。だからこそ良いんじゃない。ね?みんな違って、みんな良いのよ。」彼女が若かりし頃、ヘルパーとして一番最初に担当したのは、年頃の脳性麻痺の障がいを持った女性の方。４年間お付き合いした中で実感した心の声である。近年、若い人の自殺をよく聞く。自ら命を絶つという行為に至るまでには様々な葛藤があり、自分の事で精一杯にならざるをえない状況に追い込まれての事だろう。理由は人其々だと思うが、最初から死にたくて産まれた個体など存在しない。命の誕生は多くの奇跡が集まって、初めて成し得る集大成なのだから。下を向き続けている人なら、たまには上を向いてみればいい。床でも地面でもなくて、広い空が何所までも続いている。目の前に「それ」しか見えなくなったなら、目を閉じたっていいし、全く違う世界へ思い切って飛び出しても「あり」なんだよ。鏡の前で笑ってみよう。きっと違う自分がそこにいるはずだから。

  Nov 3, 2010

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• 鶴は千年亀は万年・・・

  と言われているが、猫は・・・残念ながらニンゲンよりも短い。ふくの容態が安定せず。過日のミスが大きく響いたか。予後が悪い。目薬をさしているが、目ヤニの改善も見られぬので根本的な原因は他にあり、目だけの問題では無い事は確かだ。兎に角、免疫力の低下で起きる症状が表れる様になった。ミス以降、一時持ち直したかのようにも見えたが、現在は食欲も減退し、血液検査では他が正常範囲の数値であるのに対して、カルシウム値だけが高い。医師の説明によればホルモンバランスの異常か?との事で・・・何ともハッキリしない。ただ、他の数値を含めて読取ると、そう言うことらしい、としか言いようが無い様だ。週に1、2度の皮下注射を施して血中のカルシウムを排出させやすくする処置をするしか無いと言う。思えば、乳腺異常が見つかり手術した後には、経過が安定していたので手術したことも忘れるくらいであった。奇形とも言われて一度は長くないと言われた命であったが、１０歳を超えた事は嬉しい誤算であった。片やサリーは妊娠でもしたのか!?と言うくらい腹が横に張り出した。最近、多飲多尿傾向になり始めたので、ついに腎臓に来たか!?と検査してもらったが、これまた微妙なニュアンスで何とも・・・と医師の言葉が濁る。脾臓が通常よりも大きく腹水が溜まっていると云う事。腹水を抜いて精検へ出したが、その腹水があまり良い傾向で無い事だけは確かな様である。後日、絶食して臨む血液検査が待たれる。慌しく始まったヘルパー講習も残すところ施設実習のみ。一息入れる暇も無く、猫達の介助が忽ちやってきそうである。来るべきその日を覚悟しなければならぬと考えるこの頃だ。明日は三毛の仔猫、華が旅立った日。あれから何年経ったのだろう。出会いがあれば必ず別れがやってくることを切々と思う月曜日の朝。テンション上がらない・・・渋茶でも飲んで今日も一日頑張ろう。

  Nov 1, 2010

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  マイブーム

  自分がハマっているモノの事を「マイブーム」と人は云う。クッションと円座を買った。円座は私のマイブームである。新し物好きな猫が見逃すはずも無く・・・ちゃっかり居座っている。しかし・・・彼女は違う意味でハマっている。これもマイブームのうちなんだろうか。

  Oct 19, 2010

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• 脱毛処理は痛いのだ

  秋の空を余所目にふくの便秘は頑固である。約１週間の間隔で排便処置をしてもらっているが、どーも担当の先生とふくはウマが合わないようで・・・。昨日、病院へ出かけて処置のため数時間預けるのだが、久々に血液検査もしたいとのことで迎えに行ってみると前脚には注射針。針といっても近年は金属製ではなく、軟らかいチューブのようなものであるが、それをテープで固定してある。その固定してあるテープが曲者で、当然の事ながらバリカンで毛を刈った後に巻いてある。粘着力が高いせいで、いつも剥がすのに一苦労するのだ。他の先生方は微妙に刈り残しておいた毛をハサミでカットしながら上手く剥がしているのを目にする。確かに手間はかかるが、飼い主にとってはありがたい。しかし、どういうワケだか担当医はバリバリと引っ剥がすやり方なので、ふくも機嫌を損ねる。当然である。脱毛処理をテープでやったことのある方ならあの痛さを知っているだろう。オマケに毛の密集率は猫達のほうが上なのだ。あまりの痛さにキレたふく。口元に一番近い指を思い切り噛んだ。体を支えてくれていたのは、ふくの排便処置に初めて就く看護助手。彼女のすらりとした細い指先が、ふくの口元にあったため私は一抹の不安を持った。自然に手が出て、事前にふくの口を覆うように私は手でカバーをしていたのだが・・・大抵、こうした時の嫌な予感と言うモノは的中するものである。「先生、またやられた。」と言うと、「え～!ふくちゃん、また噛んだのぉ～!?ダメじゃん、噛んじゃあ。」覆っていなければ助手の指が犠牲になっていたことは言うまでも無い。「先生が雑なのさ。」とは言えなかった。何故なら、先生は脱毛処理をきっと体験していないに違いない。いっぺん、体験してみたら?と、そっと助言することにしよう。過日、噛んだ際に病院で貰っていた化膿止めがあったので飲んではいるが・・・ものがら家のコモドドラゴンと異名を持つふくに噛まれると必ず・・・腫れる。開院した頃だ。一応病院へ行って来よう。ふくよ。嫌なのは、よ～く分かっている。だが、骨に達するまで噛むでないよ。玄関先に「キケン!猛猫注意!!」と貼っておこうかな。

  Oct 15, 2010

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• 片付けの手伝いをする猫たち

  三連休のようである。こちらは初日が大雨。翌日は雨のち晴れ。本日は快晴となった。幸いにも洗濯日和。昨日、一昨日と家の事が出来なかった為、洗濯機をフル回転させつつ、不要な家具の解体に始まり、気付けばいつの間にか年末さながらの大掃除となっている。ニンゲン用のベッドを日中の寝床と決め込んでいる奴らと言えば、マットレスをひっくり返して木枠をバラバラにしてしまった、一見、大暴れしているニンゲンを遠巻きに観察。ついには諦めて半数は自室で眠ってしまった。2時間くらいだろうか。片付けも終わってスッキリしたところで、残りの半数が「終わったかい?いつものことながら御苦労さんだねぇ。」とばかりにベッドの上に乗ったかと思えば、早速各々の場所に居座り、毛繕いを始める。そう。騒々しい儀式が終わったので、やっと眠れるということを奴らは知っているのである。待っている間、奴らは何をしていたのか?立てかけたマットレスで爪を砥ぎ、よじ登って高みの見物の他は、空になった本棚をすかさず占拠。書棚をいざ、動かそうと手をかけると目と目が合う始末。たとえ4キロは言え、移動する際には軽いにこしたことは無い。奴らは奴らなりの方法で手伝いを必死に頑張っていた。

  Oct 11, 2010

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• 奇妙な挨拶

  はたと気付けば随分と更新をサボっていた。10月に突入し、今年も残すところ3ヶ月を切った。前振りはさておき。その後もふくの便秘は週に一度、通院して排便処置をしてもらう始末。先週の排便処置は浣腸が効き過ぎ、体力を激しく消耗。まともに飯が食えるまで3日もかかった。所謂、脱水症状を起こしてしまったのである。寝床を暖かくし、食事は集中的に缶詰にして水分を接種。皮下注射してもらいには行ったが、本人が「病院はとんでもないことをする場所だ!!」と認識してしまったため、キャリーケースを見ると何処かへ潜んでしまう昨今。余程、顔色を観察して行くべきか、行かざるべきかを見定めるようになった。すっかり病院嫌い、先生嫌いで、連れて行かれると分かった日には藪睨みで人の顔を見ているか、バスタオルに潜って居留守を決め込んでいる。約1週間のご無沙汰で昨日、病院へ。「出ましたか?」「出ません。」が挨拶代わりとなった。何とも傍から見れば奇妙な挨拶である。先生曰く、「便が出にくいのは彼女特有の体型にも問題あるのかも。」何度も検査してみたが、乳腺腫瘍の術後であるにも関わらず検査数値に別段変わったモノも出てこない。幸いなことである。繊維質の多い食事にし、便を柔らかくする薬を徹底して飲ませると云う事で当面様子を看る事になった。早速、功を成したか本日は快便である。快眠。快食。快便。意識せずにできてしまうと、そのありがたさも分かるまい。

  Oct 6, 2010

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• ふく帰る

  実に3週間の入院であった。ニンゲンに換算すれば約5ヶ月の入院に、昼夜の無い狭い酸素室の中での日々は、いつ出られるかも知れないと言う思いも失せさせるほど長く感じられたに違いない。昨夜、仮出所・・・ではなく仮退院した。今朝には水分補給と家での状態を伝えるため、通院を余儀なくされたものの経過は良く、帰宅後は食べ、飲み、甘えて、久々の我が家を満喫している。気になる点も幾つか残るが、体質の為か、或は体の不調から来るものかが分からぬので折りを見て一度、血液検査をしたいと言われたが、見れば四肢の全てに、毛の一部を刈り取られ、浮き出た筋と血管が見てとれる。一体、幾度、繰り返し採血と、点滴と、闘っていたことだろう。痛々しく、ふくの頑張った軌跡に目頭が熱くなった。年を寄せたので昨年辺りから眠る時間も幾分増えたように思う。亡き琴乃が体調が悪くなった際、逝くまでの数ヶ月は私にベッタリとくっついて居た事が思い出される。抱っこされたくない子で、布団にも来なかったのに、最期は手枕で寝るようになった。ふくも最近はベッタリくっつきたがり膝の上に乗るのが常となった。先もそう長くないのかもしれぬ。生を受けた日より、生きとし生けるもの全てに定められた死。自然の摂理と言えばそれまでであるが、愛しいものの死に直面しなければならぬ事ほど苦しいものがあるだろうか。急に肌寒くなり、ホットカーペットを出した。そのカーペットの上で、右に、左に、コロコロと愛くるしく寝返りを打つ彼女を、後どのくらいの時間、見ていられるのだろう。そんな事を思いつつも、今、生きているこの瞬間を輝かせてやりたいと奮起する黄昏時である。

  Sep 17, 2010

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  ふく、三途の川で行水を止める

  経過観察をしつつ、抗生剤、栄養等の点滴を先週末まで続けた結果、熱も下がり、レントゲン、血液検査も正常値になった為、食事を出してもらえるようになって3日。出るものが出ていない為、食い付きはイマイチだが、一時は川を渡ってしまうのではないかと気を揉んだ日々を思えば、皆々様の祈りも通じて生還を果たし、やっと安堵している今日この頃。皆様には心より御礼申しあげまする。m(＿＿)m昨日、立ち寄ったらば丁度、処置をこれからするとのこと。仔猫サイズのため血管も細く、両前脚のバリカンで刈った毛に何箇所か針を刺された跡が痛々しく見える。人間でも1週間、点滴を同じ場所で続けられると血管が痛むのであるから、再度針を刺そうと試みる獣医師に反抗するふくであった。獣医師も刺し位置を変えようと試みるも、食えなくて血管出てないし、下肢は排便の際、場所が場所だけに適切ではない。どうすべ～?なんてやっている為、採血の為に刺した針も抜いてもらって、皮下注射にしてもらうことにした。猫に限らずとも、何かずっとくっついていると言うことはストレスである。不足している水分と栄養を補う為のものであるので、半日分ずつの量を排便の具合を診ながら、血管が落ち着くのが早いか便が出るのが早いか分からぬが、何日も鎮座している便を柔らかくし、今後は先ず便を出すことに専念する方針である。皮下注射の前に便を柔らかくするためのガストロを注入しようと出してきたものは・・・尿管カテーテル。あるじゃん!金属製じゃない管が!!!最初からこっちでしてくれよ・・・と苦笑しつつも、それも無事に終了し、前回のトラウマも少なく、本人も落ち着いた様子である。できれは今朝の診療時間前に腸内洗浄したい、と言っていたが・・・まだ時間的にはこれからであろう。今週いっぱいは日参せねばなるまい。ところで皆さんに1つお尋ねしたい。もし、3ヶ月程度、自分が家を留守にしなくならねばならなくなった時。家族も多忙で猫の世話が十分にできそうにないと思ったとき、皆さんならどうます?特に複数飼いのアナタ!カキコお待ちしています。

  Sep 8, 2010

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• ふく、三途の川で行水をする

  何時ものように便の出が悪く、２日も気張って自力では出せなかったため病院へ。しかし今回は勝手が違った。腸内に挿入させる金属製の針が腸管を破ったのを気付かぬまま、獣医師が造影剤を注入。多臓器不全でショック状態に陥り、今まさに様子見の真っ最中である。レントゲンには腹部内が白く映し出され、腸管を突き破った針の先から腹腔内に蔓延した造影剤の様子が見て取れる。言葉も無い。あの医師の補体の仕方と処置中の度重なる中座については疑問視していただけに、いつかは起こる事故ではないかと思っていたが・・・。今後、数日間は諸々の数値や状態を診ながらの対応となりそうである。腹膜炎を起こす可能性がある為、事と次第によっては切開して洗浄を行わねばならぬ。老齢にさしかかった上に、体力を消耗しやすいふくにとっては過酷なものとなるだろう。今日ほど自己嫌悪に陥った日は、琴乃を連れて逝かれた日以来だ。琴乃・・・ふくを守ってくれ。ふくよ。行水なんかしないで、さっさと戻っておいで!!琴乃と同じ年で逝くなんて私は許さないよ。それが処置のミスで、だなんて絶対、納得できないから。頭が冷えるまで暫く休みます。

  Aug 30, 2010

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• 「強か」のススメ

  新しい書籍のタイトルではない。「いらんことしぃ」が年明け早々、棺桶に片足を突っ込んで約８ヶ月。大動脈解離で死に掛け、復活したかと思いきや、今度は胃癌で胃を全摘出。そんな時こそ、オタオタしている場合ではない。傷病手当だの生命保険だの、書類提出は決して欠かさず、頂く物は頂戴すべく書類集めに奔走しよう。扶養家族を守らねば誰が守るのだ!(←行き着くところはソコかい)連日の熱波。落ちる食欲。押し寄せる介護の不安があったらば・・・屋内プールでクールダウン＆体力キープ。食欲落ちたついでにダイエット。不安は週末の休みを利用してホームヘルパー養成講座に通ってみよう。体力増強、健康維持、ストレス解消＆スリムなボディー・・・そして漏れなく資格がついて来る。強く、賢く、美しく。ピンチはチャンスに変えて乗り切るべし。昨日でも明日でもない「今」を、輝かさねば何時輝くのだ。世界中の同志に捧ぐ

  Aug 29, 2010

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• 待ち〇来たらず

  暑さに翻弄されたお盆前から、ふくの便秘と格闘の2週間であった。「いらんことしぃ」、ふく、そして私は盆休み返上で其々の病院に通い続ける日々。「いらんことしぃ」は兎も角。ふくの頑固な便秘症には些か頭を抱えている。モニラックも無理に飲ませば吐く時もあり、また病院で排便処置をしてもらえば逆に脱水症状で点滴をする羽目になってしまった。小さい体故、体力の消耗が激しいと免疫力も低下。一時はグッタリして、どうなることかとヒヤヒヤしたが、今はどうにか落ち着いている。便は・・・出ない。繊維質のあるものを缶詰に混ぜると・・・食わない。「野菜モ食ワンカ」と言えないのがもどかしい限りである。食い物にはウルサイふく。相変わらず不摂生の限りを尽くした「いらんことしぃ」が自分の体調も管理できないくせに、目を放した隙に猫達にマグロを食わせるので「テメエ離婚スルゾ!」とブチ切れている昨今である。自己管理の出来ない奴が退院してきたお陰で生活のリズムは狂いっぱなしである。私も来月、1年健診の予約を取ってからは何かと気忙しい日々である。偶々、左の首筋に気になる腫れ物が見つかり血液検査をした。癌でも出来てりゃ面倒だ。「先生、ついでに骨密度とやらを測ってみてよ。」ともお願いした。正常値を知らねば、減った際にどれだけ違うものかも分からぬ。何事も経験である。検査結果を聞く為の外科の予約がなかなか取れないと聞き、丁度来週「いらんことしぃ」が予約を入れていた日があったことを思い出した。「主人が予約入れている日があるので、出来れば一緒にお願いしたいのですが。」ここだけの話である。予約をネジ込んで来た。転んでもタダでは起きないと言われる県民性のお陰だろうか。雑草の如く強かだ。昨夜、祝いの席があった為、久しぶりに安ワインを飲んだら二日酔いになった。ゴム草履のような筋だらけの肉と、乳製品はアカンと言っているのにチーズが並べられ、「喧嘩ウットンカ!コラ!?」と一発触発の様なディナーであった。なんだかんだで微熱の出た土曜日の午後。ふくの便は・・・出ない。

  Aug 21, 2010

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• 良い子の約束

  巷ではン連休と云う所も多々あると言うが、一日仕事であった。県内、数箇所を周らねばならなかったが、300キロ超コース。一体何所をどう走れば300キロになるだ?と思いもするが、高速の往復だけで200キロ超。残りは下道、峠道であった。ドライブは嫌いではなかったが、走ることが仕事になってからは正直、どーでもよくなりつつある。まして、連休の帰省で毎年の事ながら渋滞覚悟で運転するドライバーには頭が下がる思いだ。時に事故渋滞に出くわすこともあるが、私なんぞは2時間も動かなければ路肩で野宿したい衝動に駆られる。40キロ50キロなんて渋滞を聞いただけでケツが4つに割れそうである。取り合えず本日、仕事納めと言うことで安堵。色々あった半年だが、幸い「いらんことしぃ」の転移も見られず、また血圧も安定しているようで、残るは体重が元にとまでは行かずとも、食が安定してくれることを望む。しかし彼は強運の持ち主であると私は思う。病院には首に縄をかけて引っ張っても、何かにしがみついて行かないようなニンゲンだが、急性大動脈解離で突然の入院。経過観察中での胃癌の発見。この手のニンゲンならば普通、行った時にはもう手遅れでした、残念です、なんてケースの手本のような人であるから、何が幸いするか分からないものである。退院後、まだ1ヶ月も経たないが、一日だけ体調不良で点滴を打った他は、制限付ではあるものの精力的に仕事をこなし、また好き勝手にフラリとその辺を徘徊している。黙って居なくなる為、焦るのはこちらである。歩いて3分のスーパーへ行くと言って2時間帰ってこない。行き倒れているのではないか?と思いきや、素知らぬ顔で帰宅。またある時には、21時をまわってから仕事へ行くと言って2つ隣りの街まで出かけて驚かせた。独り言や、アッチが痛い、コッチが痛いとブツブツ言っているが、肝心な事は話さない。全く。「出かける前には、お家の人に行き先を言ってから出かけましょう。」って教わらんかったんかい!と、結局ボヤキになる日常にも疲れた。今は携帯があるじゃないか?と思う人も居るかも知れぬ。その携帯を置いていくのだから話にならんのだ。携帯が持てんなら書置きくらいして行かんかいっ!と、言う気も今は失せた。・・・今日はぐだぐだである。も、寝よ。

  Aug 11, 2010

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• ストーカーの理由

  猫達が主に着いてまわるのは、大抵「ごはん～♪」の時である。「いらんことしぃ」が着いてまわるのは・・・なんなんだろう?と思う今日この頃。「誕生月につき御招待」と言うチケットを頂いたので、参加したいと電話していたら受話器を持って歩く傍から「いらんこしぃ」も着いてくる。やめてくれんか。気持ち悪いから。週明けは通常業務。巷は御盆休みだぞ。私にも休みをくれ。

  Aug 8, 2010

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• ある晴れた日・・・

  ぢゃなかった。腫れた。ふくの噛んだ跡。凡そ6センチ四方に赤くぷっくりと。まるで蜂に刺されたような感じで熱を持ち、拍動しているのがわかる。そっかー、ふくの毒は蜂並だったか、と妙な所で感心している今日この頃。肘に近い部分なので伸ばすことも侭ならず。何かと制限を受けることとなった。当の本ニャンは刺身を食ってご満悦である。甘やかすニンゲンが帰ってきたので「ふふん♪」とでも言いたげな顔をしている。しかし毎日暑い。プールに行きたいが行けず、日中は車に乗って得意先巡り。日焼け止めクリームの効果も空しく、右腕は特に・・・黒い。盆明けには「何所の国の人ですか?」と聞かれないことを祈ろう。

  Aug 5, 2010

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• 獲物の気持ち?

  ふくを連れて排便処置の続きで病院へ。捕体していたら、よほど機嫌が悪かったのだろう。身近にあった私の腕をマジ噛み。流血騒ぎとあいなった。処置中の事だったので、こちらも動けず、「まぁ、噛んで気が済むなら噛んどいてくれ。」と噛むだけ噛ませておいたら、ホンマに20回くらいマジ噛みされてしまい、人間の病院へも行く羽目になってしまった。体が小さい分、口も小さいので、まるで蚊が刺した跡が10ヶ所ばかり付いている程度なのだが。ニンゲンも含めて口腔内は雑菌の宝庫。よって、流水で暫く洗い流した後は、病院で消毒して御丁寧に抗生剤まで処方されてしまった。噛まれている間・・・「グワシッ、グワシッ、グワシッ・・・」と鼻筋にシワを寄せて噛んでいるふくを見ていると、獲物になったかのような気分であった。意識があるときに食われたくはないな、と思ったね。

  Aug 4, 2010

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• 山岳都市伝説　(化粧品開発担当者様へ)

  人はそこを日本のマチュピチュと呼ぶ・・・か、どーかは知らない。兎に角、四方を高い山々に囲まれた、すり鉢状の盆地は誰が呼んだか「山岳都市」。紫外線が日本で屈指と言われるだけあって、日中の活動は、最強にして最高の日焼け止めクリームをもってしても・・・焦げる勢いである。昨日、今日と、日中、止む無く運転したが、冗談抜きで日に焼けた。エンジンを止め、3分もすれば、車内温度は40度を軽～く超える勢いである。そんな地域のスーパー、ホームセンター、薬局は勿論の事、日焼け止めクリームの品揃えは素晴らしい。「晴れの国」と呼ばれた岡山でさえも、見たこと無いほどの日焼け止めクリームの充実振りに、当初は不思議な光景だと驚かされたものだが・・・今では激しく納得の日々である。メーカーさんも「山岳都市専用」の日焼け止めクリームを開発してくれればいいのに。「山岳都市御用達」ってサブタイトル、どぅ?開発担当者さん。見てたらヨロシク!!

  Aug 3, 2010

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• 昔取った蟻塚・・・

  なんぞ、取らない。アリクイぢゃあるまいし。正しくは杵柄である。思い立ったが吉日とばかりに、7月からプールに通っている。本格的なスポーツクラブではなく、限られた時間内に行って好きなだけ泳いでくれ、と云うタイプのものなので超お気楽である。最初は25メートルプールを泳ぎ切ると息が上がり30分も浸かっていられなかったが、日を追うごとに1000メートル程度泳げるまでに復活。調子の良い時には1500メートル程度泳いでも然程堪えなくなった。慣れるものである。痩せたお陰で水着がデカイ。そろそろ替え時だろうと思いつつも、暑い中、買い物に行くのが面倒だ。今日も仕事で真昼に運転していたが、少し気を抜けば、意識を失いそうなほど・・・暑い。暑い冷やしたい水が沢山ある所プールの図式は子供の頃にすっかり洗脳されてしまったのであろう。プールが使用できる時間のタイムリミットまで1時間ほどしかなかったが、仕事が済んだ足でプールへ直行した。場違いとも云えるリゾートタイプの水着をタダ1人着て泳ぐモンだから、爺ちゃん婆ちゃんがコースを譲ってくれる。「妙な人が来たもんだ～」と、ある意味、珍獣でも見ているような気なのかもしれぬ。拝まれたら・・・拝み返しておこうと思う。帰宅すると猫達が一斉に群がってくる。塩素クサイのである。「ねぇねぇ、何所行って来たの?」「ヘンなニオイ着けてきたよ。」等等。寝転がって10匹ほどの猫達にニオイを嗅ぎまくられている様子は一見、獲物に群がる獣のように見えなくも無い・・・かもしれぬ。

  Aug 2, 2010

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