モノスキー日記

　５月２７日（日）　　　　　　　　　　手のひらサイズ

　外出後に雨天が予測される場合、折りたたみ傘を持って出かけることがあります。持ち運びの時間や使わない可能性などを考えると、できるだけコンパクトなものが求められます。

　製靴業のＳ社が開発した、折りたたみ傘の｢モバイルペン｣と｢モバイルフラット｣は、<持つ>という傘の概念を<身につける>に転換させたところから生まれました。

　重さ約一八五グラム、長さ約一六センチは、一般的な折りたたみ傘の重さ約三〇〇グラム、長さ約二三センチと比べても、非常に軽くて小さく、まさに手のひらサイズ。カバンに入れて
も場所をとらず、ポケットに入れることも可能です。

　同社の社長は、寝るときも枕元に傘を置き、街中で前の人がさしている傘を研究心から思わず触ってしまうなど、開発には熱が入っています。｢いつかボールペンサイズを実現させたい｣というのが、究極の夢だそうです。

　｢何が求められているのか｣という発想から、夢は実現に至るのです。

　今日の心がけ●情熱を持って取り組みましょう