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カテゴリ:職場の教養
6月 3日(日) 障がいを乗り越えて
言語聴覚士の佐藤紀代子さんが、難聴児指導で博士号を授与されました。 評価されたのは、電話を利用して聴力の弱い児童の会話力を高める指導の実証研究です。身ぶりが使えない電話は、会話力が集中的に鍛えられることに注目した佐藤さんは、難聴児用の専用補聴器を試作し、指導にあたりました。 佐藤さん自身、三歳のとき、薬の副作用で重い難聴になりました。補聴器をつければ一対一の会話には困りませんが、機器を外すとほとんど聞こえません。 それでも「指導に必要なのは技術と人間性。障がいのあるなしは関係ありません」と言い切ります。「耳が不自由なだけなら何とでもなる。難聴の子も様々に活躍できるはずです」と語り、その活躍の場を拡げたいと奮闘しています。 ゆるぎない信念は、困難と思われる状況をも拓いていきます。佐藤さんの「何とでもなる」「障害のあるなしは関係ない」といった強い意志が、大きな望みを形にしていきます。 燃えるような情熱は、偉大な力を生み出すのです。 今日の心がけ●よりよい仕事へ工夫を凝らしましょう ↑↑↑↑↑↑↑写真は、鞆の浦の漁港を描いている方 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはくれぐれもご配慮願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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