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7月27日(金) 娘の涙
経営者のGさんが、いつものように帳簿をチェックしていました。すると、ドアをそっと開けて、娘が入ってきました。 近寄ってきた娘の顔を見ると、どうやら泣いているようです。そしてGさんに向かい、「何か自分に出来ることはないかな・・・」と言ったのです。 数年前から、Gさんの業界は不況が続いており、同業者の中には倒産するところも出始めています。会社の資金繰りは厳しく、月末になると経理担当の妻と言い争いをすることもありました。その妻が、どうやら愚痴をこぼしたようです。 妻と娘が家業のことも話し合える間柄だったこと、いつのまにか親を思いやる子に育ってくれていたことに、Gさんは感動しました。 差し出された娘の預金通帳を押し返しながら、<自分の生き方は間違っていなかった。これからも正直に、まじめに働き抜いていこう>と心に誓ったのです。 その人の「背中」を周囲は見ています。懸命な働きをする人には、困ったときに周囲は温かい心を寄せてくれるものです。一所懸命に働きましょう 今日の心がけ●正直に働きましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはくれぐれもご配慮願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年07月22日 09時31分13秒
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