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カテゴリ:職場の教養
8月10日(金) なりませぬ
江戸時代、会津藩の男子は一〇歳になると、「日新館」という藩の学校に入学するきまりになっていました。それ以前も六歳からは、地域ごとに作られた「什」という組織の中で学びました。 そこで子どもたちに、繰り返し唱えさせていた心得がありました。「什の掟」です。この心得を守らない者は、時に罰則も与えられました。内容は次の通りです。 1. 年長者の言うことに背いてはなりませぬ 2. 年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ 3. 嘘言をいう事はなりませぬ 4. 卑怯な振舞をしてはなりませぬ 5. 弱い者をいじめてはなりませぬ 6. 戸外で物を食べてはなりませぬ 7. 戸外で婦人と言葉を変えてはなりませぬ。ならぬことはならぬものです。 この中には、現代にも通じる内容があります。社会でモラルが低下している今、「什の掟」に注目が集まっています。 まず私たち大人が青少年に範を示せるように、自分の行動を振り返ってみることも必要でしょう。あなたの中の「ならぬこと」は何ですか。 今日の心がけ●ダメなことはダメと決めましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはくれぐれもご配慮願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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