モノスキー日記

快適な職場環境作りのための｢フィッシュ哲学｣
　９月　１日（土）　　　　　　　　　　仕事を楽しむ哲学

　アメリカのパイクプレイス魚市場から十数年前に生まれた、快適な職場環境作りのための｢フィッシュ哲学｣が日本の医療現場で効果を上げています。

　｢フィッシュ哲学｣は、魚市場の従業員らが単調な仕事に楽しく取り組もうと始めた心構えで、｢遊び心を忘れない｣｢客を楽しませる｣｢客に注意を向ける｣｢つらい時も楽しく取り組めるよう自分の態度を選ぶ｣の四つを柱とします。市場は魚を投げ合うパフォーマンスなどで活気づき、観光スポットになっています。

　日本では二〇〇四年に医療機関が、スタッフの士気を高めるために同哲学を導入。看護師の離職率が下がるなどの効果が出ました。

　福岡青洲会病院では、院内に貼る注意書きに魚の絵を添え｢お願いします｣とやわらかい表現にしたり、病棟の食堂で職員のライブを開くなど、働く側の遊び心がやさしい言葉や笑いを生み出し、患者の満足度アップへとつながっています。

　職場の雰囲気は、敏感にお客様に伝わるものです。朗らかに、仲良く、喜んで働ける職場作りを、私たちも推進していきたいものです。

　今日の心がけ●明るい職場作りに努めましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
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