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カテゴリ:職場の教養
人が育つには時間が必要です。それから周りの忍耐も。
10月10日(水) 育つ時間 営業部長として新人たちを預かることになったN氏。I子さんも、外回りに励むなど元気一杯でした。しかし最近、当初の元気のよさが失われてきたのです。 「思うように成果が上がらなくて・・・」というI子さんに、「まだ力を出し惜しみしている。頑張れ!」と励ますN氏。それでもI子さんの表情は冴えません。 氏は、かつての上司だった専務に事情を話し、「今の連中は全然ダメですよ。すぐにへこたれます」とグチをこぼしました。 すると専務は「Nよ、お前も偉くなったもんだな」と一言。「むかし大きな発注ミスをして、みんなに泣いて謝ったのはどこの誰だった?」と大笑いです。 N氏は顔から火が出ました。確かにショックで一週間会社を休み、自己嫌悪に陥った記憶があったからです。「お前も冷静になるのに時間がかかったんだろう?彼女はこれからの人間だ。今の段階を静かに受け入れてやったらどうだ」と専務。 人が育つには時間が必要です。周囲の強い励ましや檄が、マイナスに作用することもあります。現状をそのまま受け入れる余裕も、組織としては大切でしょう。 今日の心がけ●そのままを受け入れましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。 この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために6年ぐらい前から毎日こつこつやってくれている作業です。障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。 職場の教養をあらかじめ読んで朝礼に備える方のために、職場の教養を毎月1日にまとめて掲載しておきます。 左のカレンダーから1日をクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年10月19日 15時46分17秒
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