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カテゴリ:職場の教養
10月13日(土) 正念場
事業企画部長のT氏は、部下の報告を聞いて愕然としました。数億円の予算をかけた事業の提携先に、問題が生じたというのです。 事態はきわめて深刻で、解決策が全く見いだせない状況でした。しかしT氏は思いました。<たとえ事業に失敗しようとも、今回の悪戦苦闘の中でも必ず、人間としての成長だけはつかみとろう>。そして、部下に語りかけたのです。 それは、部下にだけでなく、自分に向かっての言葉でもありました。「おめでとう。これで正念場が体験できるな。どんな事態になろうとも、責任は私がとる。ただ、一つ頼みがある。たとえどんな結果になろうとも、最後まで一緒にベストを尽くそう。この正念場でなければ学べないことを、一緒に学ぼう」 その後、事態は奇跡的にも好転。しかしこの時の体験は、T氏と部下にとってまたとない財産となりました。なぜなら、その後も壁に突き当たった時、当時の覚悟を思い出すことで、常に最善の力を出し尽くすことができたからです。 成功・失敗は天の領分です。しかし、私たちの成長は、私たち次第なのです。 今日の心がけ●覚悟を決めましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。 朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。 職場の教養をあらかじめ読んで朝礼に備える方のために、職場の教養を毎月1日にまとめて掲載しておきます。 左のカレンダーから1日をクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年10月20日 14時25分36秒
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