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カテゴリ:職場の教養
11月28日(水) 風立ちぬ
Aさんが帰宅途中、通勤電車で大学生風の乗客が突然嘔吐してしまいました。近くにいたビジネスマンの携帯電話とスーツを汚し、被害者と加害者二人は次の駅で降りていきました。 Aさんは、袖のあたりを少し汚されましたが、床に残されたものが気になり、網棚にあった新聞紙を広げて汚物を吸い取りました。それをかき集めて小さく丸め、自分の下車駅で捨てるつもりで手に持っていました。 すると、隣にいた二十歳前後の女性が、さわやかな笑顔で「どうぞ、ここに」と言って、持っていた大きな紙袋を差し出したのです。Aさんは笑顔で軽く礼を言って、しかしそのまま下車駅まで持っていきました。 床のものを片づける時は、決して気持ちよくできたわけではなかったのですが、この女性の笑顔と一言で、何とも清々しい気分で帰宅できたといいます。 さわやかな言動は、さわやかな風を呼び起こします。さわやかで清々しい空気を感じた時は、いつか今度は自分が風の元になりましょう。 今日の心がけ●さわやかな行動を取りましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。 この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために6年ぐらい前から毎日こつこつやってくれている作業です。障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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