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カテゴリ:職場の教養
5月 9日(金) 自己正当化
Sさんは長年在籍していた部署から、人事異動で新しい部署に配属されました。当初は仕事を覚えることに必死の毎日でしたが、時間が経つごとに仕事が楽しくなってきました。 ある日、Sさんは上司と出張する機会がありました。当初は最初から共に行動する予定でしたが、やり残した仕事を終えた後に合流することになりました。しかしつい仕事に集中してしまい、上司との待ち合わせに遅れてしまったのです。 上司は「だいぶ仕事も覚えてきたし、早くなってきたね。ただし、その慣れが慢心につながってはいけない。心が緩むと取り返しのつかない失敗を引き起こすこともある。今日の君はまったく自分勝手だったよ」と言いました。 Sさんはこの言葉を聞き、ハッと我に返りました。心では「会社のために遅れたんだ」と、自分の過ちを認めたくなかったことに気づいたからです。上司の指摘により、自分を正当化するような考え方は以後、慎むようになりました。 慢心や自己正当化を戒め、企業人としての自覚を深めたいものです。 今日の心がけ●心に緊張感を持ちましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはくれぐれもご配慮願います。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年05月09日 14時12分23秒
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