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カテゴリ:職場の教養
5月25日(日) プロの落とし穴
造園業を営むTさんは、ある時、素人のお客様から今までにない庭づくりのヒントをもらいました。 新しい庭を造るにあたり、現状の通りに高い木と低い木がバランスよく重なりあった案をお客様に提示しました。しかし、お客様はその案には不満な様子で、木と木の間隔を広く取って、成長した時に枝同士がぶつからないような庭を希望しました。 Tさんは「枝払いをするから心配ないですよ」と専門家なりの説明をしましたが、最終的にはお客様の要求通り、あまり見栄えのよくない案に変更しました。 数年後、その庭を訪れたTさんが見たのは、間隔を取ったおかげで養分が十分に行き渡り、一枚一枚の葉がイキイキと元気に成長した木々の姿でした。その後、Tさんの造園に対するとらえ方は微妙に変化したといいます。 専門職は、知らない間に既成概念にとらわれてしまうことがあります。時には少し視点を変えて、素人の素直な意見を活用してみるのもひとつです。 今日の心がけ●ものを素直に見ましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。 著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、 倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いにはご配慮をお願いします。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 毎月20日を過ぎたら翌月分を20日に取りまとめます。新しい月になったら20日掲載分は削除します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年05月25日 11時44分22秒
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