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カテゴリ:職場の教養
6月 6日(金) 母を思う心
小規模ながら事業を営むY氏は、幼くして父親を亡くし、中学卒業と同時に東京へ出て商売をおぼえ、二十一歳で独立をしました。 住居兼仕事場であるアパートの小部屋の壁に、小さな黒板を掛け、その両端には「一陽来復」「母を思う日の我が心素直なり」と書き、仕事に励んできました。 氏は、女手一つで「人様に後ろ指を指されるような子供にしたくない」との一念で三人の子を育て上げた、母への感謝を忘れません。 今では仕事のかたわら、町会や社会教育活動にも精を出すY氏。母親について話をするY氏の顔は、少年のように輝き、喜びに溢れているのです。 「ほんとうに、父を敬し、母を愛する、純情の子でなければ、世に残るような大業をなし遂げる事はできない。いや世の常のことでも、親を大切にせぬような子は、何一つ満足にはできない」。これは、倫理研究所創始者・丸山敏雄の言葉です。 自分の生命の元である父と母が、どんな思いを持って育ててくれたかを忘れずに、生き生きとした人生を送っていきたいものです。 今日の心がけ●親に「ありがとう」を言いましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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