モノスキー日記

　６月　７日（土）　　　　　　　　　　慎終

　｢慎終｣とは、終わりを慎むこと。後始末をきちんとすることです。

　だれでも始めは注意深く取りかかるものですが、往々にして終わりはいい加減になりがちです。しかし、できる人の仕事ぶりをよく見ていると、終わりがきちんとしています。フイニッシュが決まっているのです。

　仕事を効率よく進めるには｢整理｣｢整頓｣｢清潔｣｢清掃｣の四つのＳがポイントだといわれます。たしかにできる人の身の回りは、スッキリとしていて、いつでも万全の態勢が整っているようです。

　それは、仕事を終えた後の始末が、きちんとなされているからでしょう。ポイントは、使った道具は必ずもとの場所に戻し、｢取りかかった時よりいい状態｣にしておくことです。

　イチロー選手が、時間があると自分でバットやグローブやシューズを磨いているのは、知る人ぞ知る話です。日本人ならではの美しい実践といえましょう。

　後始末を感謝をこめて行なって、初めて仕事は完了するのです。

　今日の心がけ●フイニッシュを決めましょう

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