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6月27日(金) 河にまなぶ
『枕草子』や『徒然草』とならぶ三大随筆のひとつ、鴨長明による『方丈記』の冒頭の一節は、今なお私たちに多くのことを考えさせてくれます。 「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとゞまりたる例なし」 河は常に途切れることなく流れ続いており、なお、その水は昨日の水とは違って刻一刻と変転しています。 現代の経済や産業に置き換えてみれば、永遠に続くかと見えたバブル景気が崩壊、上昇の一途だった土地価格が暴落して未曾有の不況に陥り、企業も水面に浮かぶ泡のように漂ったり消えたりして、同じ状態に留まることはありません。 価値観の陳腐化が加速する激動の現代では、企業の寿命も商品のサイクルも短くなり、生き残りをかけて旧態からの脱皮と大胆な変革が常に求められています。 片や、創業精神や経営理念など、変えてはならないものは一貫して守り抜く、不動の信念と伝承の姿勢が一方で大切となってくるのです。 今日の心がけ●変えるものと守るものを見抜く眼を備えましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年06月21日 08時07分33秒
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