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カテゴリ:職場の教養
9月19日(金) 工夫すること
新品の五本指靴下を穿こうとしたSさんは、指がうまく通らないため裏返してみて磨きました。縫製の余り糸が絡まり、指の部分をふさいでいたのです。 返品を思い立ちましたが、余り糸を切って使ってみることにしました。「もうダメだと捨ててしまう前に、直して工夫すれば使いやすい愛用品として役立つものよ」と、口癖のように言っていた母親の言葉を思い出したからです。 <縁あって自分のところに来た物だ。これでほつれるようだったら交換してもらおう。とりあえず店にも一言伝えておこう>と気持ちも落ち着きました。 そして「申し訳ありません。お手数ですが、当店までお持ちいただければお取り替えいたします」という店員のていねいな態度に、<これで良かったのだ>と思ったSさんは、そのまま使い続けることにしました。 不良品だったと誤りを指摘するのも一つの手段でしょう。しかし相手方を悪と決めつける不遜な態度は、人としての礼を失いかねません。好感の持てる対応に恵まれたことで、温かな教えを残してくれた母親に感謝したSさんでした。 今日の心がけ●不便さから気づきを得ましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年09月19日 05時44分08秒
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