モノスキー日記

　９月２６日（金）　　　　　　　　　　ヒーローの秘密

　声優の古谷徹さんは、今までに百五十以上のアニメキャラクターを演じてきました。その約三分の一が主人公です。代表的なものに、｢巨人の星｣の星飛雄馬、｢機動戦士ガンダム｣のアムロ･レイなどがあります。

　古谷さんが、星飛雄馬役に抜てきされたのは、一九六八年、中学三年の時でした。それから四十年を経た現在も、声の艶に輝きを増しています。

　実家は豆腐屋で、早朝から仕込みに追われる両親を見て育ちました。「アニメも同じで、見えないところで大勢の人が努力している。その苦労を知っているからこそ、自分にできる努力は何でもしたい」と手間をかける大切さを強調します。

　古谷さんは、長い台詞も息継ぎなしで操れるようにと、毎日百二十回の腹筋運動を欠かしません。ヒーローの声の持ち主のおなかが出ていては、ファンに顔向けできないという思いもあるそうです。

　役作りに必要な資料は片っ端から集め、目を通すのも忘れないとも言います。どんな分野においても、一流のプロはひたむきな努力を続けているものです。

　今日の心がけ●努力を続けましょう

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