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カテゴリ:職場の教養
9月28日(日) 甘いコーヒー
海外担当になった営業のKさんが、初めてブラジルに出張しました。片道二十四時間ほどかかる飛行機内で、コーヒーのサービスを受けた時のことです。 Kさんの隣の席の人が、スティック状の砂糖を五本ほど取ると、次々に封を切ってカップに入れ、おいしそうに飲んだのです。普段、砂糖なしでコーヒーを飲むKさんには、驚くほどの砂糖の量で不気味にさえ思えました。 ところが、ブラジルでは甘いコーヒーを飲むのが当たり前だったのです。最初の交歓会で出されたコーヒーには、初めから砂糖が混ぜてありました。Kさんは、やむを得ず飲みましたが、その時、「おいしい」と思ったのでした。 そこでKさんは、会議や商談の席では、相手に合わせて砂糖を思いきり入れてコーヒーを飲むようにしました。滞在中、取引先の人たちとは不思議と会話が弾み、契約も上々でした。 帰りの機内では砂糖なしのコーヒーに戻ってしまったKさんは、出張先で成果が上がったのは甘いコーヒーのお蔭かと、感慨にふけったのです。 今日の心がけ●その土地の慣習を知りましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。 著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、 倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いにはご配慮をお願いします。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 毎月20日を過ぎたら翌月分を20日に取りまとめます。新しい月になったら20日掲載分は削除します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年09月28日 10時26分11秒
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