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カテゴリ:職場の教養
11月 4日(火) 和する極意
「清ければ魚棲まず」という諺があります。極端に澄んだ水には魚が棲まないように、あまりに潔白で人を責め過ぎる人には、仲間がいなくなるという意味です。 清く正しく生きることは、人間として良いことには違いありません。しかし、あまりに度が過ぎる場合、他人の粗を見つけては咎めるようになり、最後には友人を失って孤立してしまう恐れがあります。 ある寺で住職の交代式が執り行なわれました。後任の住職が、引き継ぎにあたって心構えを前任者に尋ねたところ、「あなたは好人物で、知識にも明るい人ではある。反面、あまりに潔癖すぎるから、何事ももう少し大まかな態度でいることが肝要かと存ずる」という言葉が返ってきました。 しかし新しい住職は、結局この教えに従わず厳しい方針で臨んだため、人間関係でつまずき、住職としての責任を全うできなかったといいます。 人間社会では、許される範囲での寛容さが求められます。「人と和して生きていく」ための知恵と度量を、私たちは身につける必要があるでしょう。 今日の心がけ●寛容の心で生活しましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。 日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。 月に1回、「経営者の集い」があります。経営講演会です。 勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年11月04日 05時49分49秒
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