モノスキー日記

　１２月　７日（日）　再生工場

　プロ野球・東北楽天の野村克也監督は、選手・監督としてどちらも三〇〇〇試合出場という記録を七月に達成しました。日本のプロ野球はもとより、アメリカのメジャーリーグにも例のない世界で初めての記録です。

　一九九〇年より専任監督として指導者の道を歩み、峠を過ぎた選手や長期間にわたり低迷を続けている選手を生き返らせたことから、｢野村再生工場｣の異名で呼ばれるようになりました。

　オリックスの戦力外通告を受けて、東北楽天に入団した山崎武司選手は、以前は何も考えず打席に立っていたといいます。

　しかし野村監督に出会い、｢もう少し頭を使えば生まれ変わることができるぞ｣という一言で、昨年はホームランと打点の二冠王に輝きました。その背景には、本人の熱い闘争心と監督の愛情あふれる言葉と指導があったのです。

　人は誰でも長短を持ち合わせています。深い愛情を込めた言葉によって、お互いのよさを引き出していきたいものです。

　今日の心がけ●心のこもった言葉を投げかけましょう

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