|
カテゴリ:職場の教養
2月 1日(日) 家族の絆
中堅社員のAさんは、抱えきれないほどの仕事に気を揉みながら、家庭では父親として、高校三年生になる娘の進路に頭を悩ませていました。 ある朝、妻から「あの娘はあなたに相談したいけど、いつもすれ違いで何も言えずただ泣いているの。一度話を聞いてあげて」と言われたからです。 Aさんは、遅い帰宅途中の電車の中で、自分もほとんど父親と交流が持てなかった、寂しい青年時代をふと思い出しました。そしてまた、Aさんの父も現在の自分と同じように、切ない思いをしていたのではないかと初めて思ったのです。 家に着くと、妻が嬉しそうな顔でAさんを出迎えました。妻は、「あの娘が『私負けない。お父さんだって仕事頑張っているじゃない。本当にやりたいことを一所懸命考えて、ハッキリ目標を決めてからお父さんに相談するわ』って言ったのよ」と、Aさんの手を優しく握りました。 その後Aさんは、娘と進路について話す機会を持ちました。「家族の絆」が深まったことを感じながら、仕事にも家庭にも充実した日々を送っています。 今日の心がけ●相手への思いやりを育てましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。 著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、 倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いにはご配慮をお願いします。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年02月02日 05時08分20秒
コメント(0) | コメントを書く
[職場の教養] カテゴリの最新記事
|