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カテゴリ:職場の教養
4月26日(日) 呼びかけ
歯科助手のA子さんは、なるべく多く、患者に声をかけるようにしています。治療に来る人たちの表情に、不安な様子がうかがえるからです。 ある日、初診の患者が来院しました。A子さんは、緊張している患者に対して、ゆっくりとした口調で、症状を訊ねました。「いつからですか?」「それは大変でしたね」と応対しているうちに、患者のこわばった顔が緩んでいきました。 しかし、診察に入ると、また表情が硬くなります。そこでA子さんは、顔を見るたびに名前を呼び、「○○さん、だいじょうぶですよ」「○○さん、もう少しですからね」と笑顔で話しかけました。 すると、少しずつですが、患者の表情が柔らかくなっていきました。A子さんは、治療を終えた患者に「名前を呼んでくれたから、落ち着きました。ありがとう」とお礼を言われました。 人は名前を呼ばれた時に、個人として認識されていると感じます。状況を見極めて、うまく声をかけていきたいものです。 今日の心がけ●名前を呼びましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。 著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、 倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いにはご配慮をお願いします。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 毎月20日を過ぎたら翌月分を20日に取りまとめます。新しい月になったら20日掲載分は削除します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年04月18日 09時08分28秒
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