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カテゴリ:職場の教養
6月14日(日) 逆提案
人気イラストレーターのIさんは、何社ものクライアントと付き合いがあり、同時に数本の仕事を進めることも少なくありません。ある時、二社の求めるイラスト内容が、偶然にも同じ内容になってしまいました。 両社は同じ業界で、イラストを商品カタログに使うところまで一緒。「面倒なことになった」と思ったIさんは、双方に「別のイメージで勝負しませんか」と逆提案する作戦に出ました。どちらかが現状を回避してくれればという狙いです。 すると、A社の担当者から電話がありました。「この仕事は、当社の企画部門が以前から練ってきた案であり、こちらを尊重したい。Iさんが乗り気でないのであれば、別のイラストレーターに頼むことにします」と言います。 その翌日、今度はもうひとつのB社から「今回は写真を使うことになりました。申し訳ありませんがキャンセルさせてください」と連絡が入ったのです。 結局、両方の仕事が消滅したIさんは、「駆け引きなどせず、アイデア本位で勝負すべきだった。自分の傲慢さが仕事と信用を失くした」と反省しきりです。 今日の心がけ●誠実な仕事をしましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。 著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、 倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いにはご配慮をお願いします。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 毎月20日を過ぎたら翌月分を20日に取りまとめます。新しい月になったら20日掲載分は削除します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年06月11日 19時45分24秒
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