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カテゴリ:職場の教養
6月26日(金) 初志貫徹
「志定まれば、気さかんなり」とは、日本の近代化に力を注いだ吉田松陰の言葉です。志を高く掲げて邁進する時、気力が湧くという意味です。 筑波記念病院で、整形外科部長を務める生芝幸夫氏が医者を志したのは、幼い頃、一酸化炭素中毒に陥り、医者に助けられたことがきっかけでした。 高校三年時、医学部受験を担任に伝えると「間違っても無理」と返されました。父親に、頑張っても駄目ならどうすべきかを相談すると、「もっと頑張るんだな」と言われ、それでも駄目なら「もっともっと頑張るんだな」と励まされました。 父親の言葉を支えに初志を貫き、五浪を経て医学部へ合格。医師国家試験発表の日、母親から渡された封筒には「ぼくがおおきくなって、いしゃになったら、おかあさんの病気を見てやります」と小学生時に書いた手紙が入れられていました。 それから、四十余年、氏は母親の手術のためにメスを握り、約束を果たすこととなりました。私たちも社会人になる時、夢や志を掲げたことでしょう。再度、初志を思い起こし、貫き通す決意をし、日々の業務に取り組んでいきましょう。 今日の心がけ●初志を思い起こしましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。 職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年06月26日 07時58分31秒
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