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カテゴリ:職場の教養
1月30日(月) 文字のメッセージ
買手の「買」、費用の「費」、貯金の「貯」、財産の「財」など、お金に関する多くの漢字には、「貝」という文字が入っています。 その起源は、漢字が誕生した中国で、かつて「子安貝」という美しい貝が、お金として使われていたことに端を発します。 大昔、人々は、食べ物など生活に必要なものを物々交換で手に入れていました。やがて、肉や魚のような腐るものではなく、交換するのに扱いやすいものが人々から求められて、いろいろな国で現在のお金の原形が誕生しました。 日本では、稲や布地がお金として使われていた時期がありました。値段の「値」や値打ちの「値」は、稲の「ネ」から生じた言葉だという説があります。また、紙幣の「幣」には、神前に供える布という意味があるのです。 文字や言葉には、昔の人々の生きる智恵や、当時の暮らしを物語るメッセージが詰まっています。私たちの生活にプラスになるヒントもあるかもしれません。 時には、文字や言葉のルーツに巡らせてもましょう。 今日の心がけ◆物のルーツを知りましょう 職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年01月30日 08時45分36秒
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