私が覗いたParis生活

今日は大パニックな出来事が起きて…深く反省いたしました。

急な洋服のオーダーのお仕事が入り、
商品が届いた昨日から製作に入っております。
実家で作業しているのですが
作業部屋の作業台とミシンを拭いて取りかかりました。

今日になって、さあロックミシンを掛けようと思ったところ、

？？？？？？

コントローラーが見当たらない
作業部屋の隅から隅までひっくり返して探しても、どこにもありません。
未だに見つからず、理由もわかりません

普通のミシンなら、持っている友人もいるはずですが
ロックミシンはそれなりに縫う人しか持っていません。。。

一緒に探してくれた父は
「コントローラーだけ買えないのか？」（GWにメーカーが取り寄せてくれるわけがない）
「もう新しいの買うしかないんじゃないのか？」（お店に行っても在庫があるかどうか・・・）

もうどうしていいのか解りません

ミシンを持っていそうなお友達に慌てて訊いてみましたけど
「どんなミシン？？」（・・・そうだよね）

出掛けていた母にも「見かけなかった？」と電話で問い合わせ、帰って来てからも探してもらったけど、無いし。。。

「家電量販店で売ってないの？？」と訊く母に「まず無理でしょう。。。」頭を抱えるワタシ。

東京の友人なら誰かは持ってるだろうけど。
パニックになっていると、母が「お向のSさんは持ってないかしら？？」と、
そういえば以前は御主人がお直しとオーダーのお店をなさっていた！
祖母に訊いてもらって、アトリエを見せていただくとありました

お願いすると、快く貸していただきました

ここからも勝負です。
ロックミシンは繊細なミシンで、生地に合わせての調整が難しいのです。
お借りしたミシンはベビーロック。
以前、会社で使っていたものと同じです。
調整に少し時間はかかりましたけど、何とかうまく行きました

お借りしたSさんが「あの人（御主人）は妥協ということをしなかった人だから」と仰りながら貸してくださったのだけれど
ミシンがうまく動くようになって作業場を見渡したら…
何と道具を揃えもせずに仕事を始めてしまったことかと反省しました。

作業台とミシンは拭きましたけど
常に使う道具を並べて手元に置きもせずに
簡単なデザインだからと仕事を始めました。

そんな仕事への姿勢がいけなかったのだと反省しました。
職人の仕事をなめてはいけません。

普段の仕事はPCがあれば事足ります。
バックアップをしっかり取っていれば、PCはどれでも大丈夫。
整理整頓されていなくても、PCの場所さえ確保できたら何とかなるのです。
いえ、何とかなってると思っていました。

仕事への姿勢はそのまま仕事の成果につながることを実感と共に深く反省しました。

作業場を出る時、台を片づけ
ミシンは地震が来ても大丈夫なように床に置いて布をかけ
洋服はボディにかけてビニールをかぶせて帰ってきました。

アトリエで仕事をしていた時は当たり前にしていたことを
なぜ今はできなかったのだろう？？
この程度でイイ！は自分が勝手に出したOK。。。

明日からまた真摯な気持ちでお仕事に取り掛かりたいと思います。

ありがとうございました。