私が覗いたParis生活

今日は生まれて初めて呉服屋さんへ連れて行ってもらいました
店舗を構えている呉服屋さんやデパートでは購入したことがあるのですけど
個人宅の呉服屋さんへ行くのは初めてのことです

ワタシが10歳頃までは祖母が長いお付き合いをしている呉服屋さんがまたいて
好みに合わせて籠や風呂敷に反物を入れて自宅へ来ていました。
選んで、出来上がった時に持って来てくれて代金をお支払いするという信用商売だったように記憶しています。

今は購入するとクレジットを切られるのが普通じゃないかなと思うんですけど。

よく知っている方々からの御紹介で呉服屋さんにも面識がありましたので
どういうシステムでお支払いするんですか？
再度確認してみたら・・・

仕立てや胴裏などは現金で支払わなければいけないので
仕立て上がった時にその分は頂ければと思いますが
後はお気持ちでお支払いいただければいいですよ

えぇ～お気持ちって

昔ながらなので
出来上がったら連絡が来て、支払いに行って、またお得なものをゲットして
いつまでたっても支払額が減らない（笑）と
先輩方はおっしゃっていましたけど
家に来て販売するわけでもなく、保証人を付けるわけでもないので本当に信用商売なのです。

思わず、死んだらどうなるんですか？？訊いてしまいました

「その時は香典代わりでイイですよ。気持ちばかりですが」

またまたビックリ！
もちろんお話が上手ということもありますけど
これまでも踏み倒されたことは数々おありだったことでしょう。
こんな昭和な商売がまだあったのだなぁ～と思うと驚きと共に懐かしさ（それほど知りませんけど）が込み上げてきました。
信用ってイイ言葉ですね

予め塩瀬の帯が欲しいとお伝えしていたので
帯をしばし見て、今回はあまり手持ちの着物と組み合わせられるものが無かったので
コートや紬などを見せてもらって…
作家もののコートと白大島を破格の値で
総額はワタシにとっては決してお安いとは言い難いですが
気持ちよくお買い物をさせていただきました。

同じお支払いをするのでもこれはもの凄く大切なことです。
ヨカッタ、ヨカッタ

たくさん見せていただいたので予定よりも時間がオーバーしてしまい
慌てて会社に戻って実家へ。
お手伝いをして自宅に戻り、お仕事をして待合せへ～

今夜は久しぶりに心友Yさんとお食事です
Yさんのお誕生日が先月だったので、昨日、迷いに迷って選んだプレゼントを贈ると
凄く喜んでくれて嬉しかったです
ワタシも香港のお土産をいただいて、楽しい女子会の夜でした。

明日は出張♪
楽しみです