青森県 田舎館(いなかだて)村の 『田んぼアート』
コンパクトデジカメでは納まりきれないのがくやしい (写 2010.8.7)
青森県田舎館村(いなかだてむら)の役場の天守閣から眺めた今年
の「田んぼアート」。(← 村役場ですがクリックしてみてください。田植え風景から、
その後の水田の変化が面白いです)
弁慶の股下の影が天守閣のそれ。「つがるロマン」は青森のお米の銘柄。
何と言ってもここ田舎館村には、近年まで「東北地方北部に弥生
時代は存在しない」としてきた考古学・農業史説を覆した垂柳遺跡
(たれやなぎ)という大発見の水田跡がある。
その意味から、お米、稲作への思いもひとしおで、巨大田んぼア
ートの先駆けとして自然なこと。
ましてその構想の底には、長年 培われて来たあのドデカイ“ねぶた
ねぷた”があり、まさに津軽人のDNAゆえに果たせる技と思える。
県は白いイネを開発し、更に赤いイネを開発したが高温続きで赤の
発色が思わしくないようで、来年に期待したいところ。
(扇の日の丸部分に赤イネを使ったようですが)
村民一体(公募もあり)で田植えをし、そしてその刈り取りはもうじきだ。
私の行った8月7日。県内はお祭り真っ盛りで、ここも県内外の大
勢の観光客で賑わい、天守閣へのエレベーターは30分待ちだった。
巨大田んぼアートはこの田舎館村役場の天守閣からの眺める (写 2010.8.7)