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ジョン・レノンが子供のころ夢中で読んでいた「不思議の国のアリス」が、今ジョニーデップの主演映画になる位ルイス・キャロルの物語は面白いのか?
ビートルズ・ストーリー、きょうは1967年です。 「サージェント・ペパーズ」の収録曲でジョンの「不思議の国のアリス」の影響を垣間見ることができます。 その中には骨董屋でジョンが買った古いポスターに書いてあった言葉を、そのまま歌詞にした曲もありました。そのポスターには馬のヘンリーの名前もあったそうです。 このLPの収録曲の録音は前の年の12月から始まったようですが、いよいよ4月21日に最後の録音が行われました。 当時はまだレコード・プレーヤーの手動式もあり、LPレコードの最後まで来ると、自分で針を上げて戻さないといけません。 そうしないと、針がぐるぐる回る音だけ聞かされることになるのです。 そこでポールのアイデアでそこの部分に2秒程の音が入れられました。 ジョンのアイデアは犬にしか聞こえない1万8千サイクルの高周波音を入れるということでした。 なんとこの無意味とも思える音の録音が午後7時から午前3時までかかったそうです。 (実際、アメリカ盤ではビートルズの考えを知っていたのか、知らなかったのか、この部分はカットされたそうだ。) というわけで僕はこのルイス・キャロルのことを調べてみました。 すると前に書いたタイタニックのことに負けないくらい奥が深かったのです。 この人の本名はドジスンといってオックスフォードの教授だったそうです。 アリスという女の子もおかっぱの実在した女の子がモデルだったのです。 そしてアリスの父はヘンリーという名前でした。 おかしいのは、ジョンとポールが出会った日みたいに、ちゃんとドジスン先生と同僚、アリスとその姉妹とボート遊びをした1862年7月4日にその物語が生まれたということです。 ちなみにビートルズも小さいボートに乗った写真が残っているな。 その年アリスが10歳でドジスン先生は30歳です。 先生はそのアリスのために歴史に残る名作を作り出したのです。 6ヵ月後に「地下の国のアリス」という本にしてアリスにプレゼントしたのでした。 そして1867年には、友人のヘンリーとロシア旅行をしているようです。 日本ではその年、坂本龍馬が暗殺され、夏目漱石が生まれているようです。 ドジスンは吃音だったらしいです。そこで僕は山下清のことを思い出しました。 しかしこの人もビートルズと同じようにいろいろな伝説があるようです。 そのひとつに1945年に出版されたというフロレンス・ベッカー・レノンによる伝記があったそうです。 あんまりこのドジスンさんのことをよく書いてないようでした。 ルイス・キャロルのことについてよく知っているだろう人の意見です。 僕はこれで今度はジョン・レノンにも言えることだと思いました。 『キャロルを知る手掛りとしてキャロルの現存する手紙がありますが、手紙は慎重に読まれ なければなりません。ドジソンはからかうのが巧みでした。キャロルがふざけて言ったことを字義通りに 真面目に受けとめるという罠に陥っている人もキャロルの伝記を書いた人の中にはいます。家族や大人の友人に宛てた手紙の方にキャロルの性格の機微がより窺われのです。』 ビートルズも評論家とか一般の人々が彼らの言動とか、作品をいちいち問題にするのでわざと間違いとかをそのままにしておいたりしていたようです。 僕が願うのはそのレノンさんが、ジョン・レノンとはまったく関係ない人であってほしいということです。 今日も雨でした。これを菜種梅雨というのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月21日 19時30分20秒
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