|
カテゴリ:カテゴリ未分類
きょうは1970年。ビートルズの解散に関わるような重大な(特にポールにとっては)春というのに、問題が起ころうとしていたのです。 彼らの最後に発売されたLP「レット・イット・ビー」のマスターテープの編集作業は3月23日に、始まりました。 ジョンとジョージによってポールの承認を得ないままに、フィル・スペクターに渡ってしまったのです。 このスペクターさんは、子供がそのまま大きくなったような人だったそうですから、ジョンとジョージがプロデュースを依頼したのは当然の成り行きだったのかもしれません。 ビートルズが10代だった1957年に彼はすでにテディー・ベアーズ名義で「逢ったとたんに一目惚れ」で全米チャートナンバー1の座を獲得していたのです。 ビートルズもステージで演奏していました。 そしてスペクターはアレン・クラインとも繋がりがあったようです。 フィル・スペクターは「ウォール・オブ・サウンド」という多重録音で独自のサウンドを作りだしたわけですが、皮肉なことにビートルズのメンバー間にまで「壁」を作ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|