テーマ:猫のいる生活(138914)
カテゴリ:猫のこと。
いつぞや、子猫を拾ったと私に相談してきたYちゃん。 (そのときの子猫ちゃんはお星さまになってしまったのだけど) とにかく【出会ってしまう】人なんですね。 私もいつも覚悟はしているのだけど(笑) なかなか【出会い】がない。 まあ、ちょくちょくあっても困るもので・・。 そしてYちゃん、またまた出会ってしまいました。 厳密にはYちゃんの娘ちゃんが出会ったんだけど、 学校の体育館の横に、瀕死の猫がいたと。 お顔が血まみれで、誰もがもう死んでしまうだろうと思うような 様子で、、、 ほっておけなかった娘ちゃんがYちゃんに相談。 特に寒い日だったので、そのままだと確実に翌朝は死んでいるだろうと、 とにかく暖かい場所を提供するだけでもと、 つれて帰ってきたそう。 Yちゃんはうちで看取るくらいの覚悟だったみたいだけど、 一応動物病院へ。 片目は機能を失い、あごの骨は折れて顔が曲がり、 口の端は切れ・・・鼻血と鼻水にまみれ。。 とにかくあごの骨は手術が必要、 目も、もう機能を失っているので、摘出するか、吸収されるのを待つか・・という状態だった。 いったんはつれて帰って、注射器で流動食を口の奥へ流し込むもうまくいかず、 でも、暖かい部屋で過ごしたのがよかったのか、徐々に様子が変わってきた。 なので、Yちゃんは手術に踏み切った。 私にメールが来たのが、「今日手術」という日。 Yちゃんちにはワンちゃんがいて、猫を極端に怖がるらしく、 共存は難しいことが前回の子猫のときにわかっていたので、 「退院したら預かろうか?」と申し出てみる。 保健所などに、迷子の問い合わせが来ていないかも確認したけどなく、 去勢してない子なので、野良の可能性が高い。 せっかく私も勤めに出てなくて、家にいるからね、 協力できることはしたいと思って。 詳しい状態がわからなかったけど、 一部屋だけ、猫ドアのない締め切れる部屋があるから、 隔離もできるし、どうにかしてあげたかったから。 二日後、退院に付き添って、私も病院にいった。 目はまだ摘出を見送ったそうで、濁った眼球が飛び出していた。 あごはワイヤーを固定されて、お口は縫われ、 とにかく痛々しい・・・。 介護役の私の仕事は、 ご飯を口から食べられないので、食道に直接チューブを通してあり、 そのチューブに注射器で流動食や水を入れてあげる。 一日3回。 でも、必ず一人が猫をおさえて、一人がチューブに入れる、としなければ、 チューブに入れるのに必死で猫が動いた場合、チューブが体から抜けてしまうことがあるということで、 二人の手がないときは1日2回でも。 あとは、目の周り、鼻の周りをきれいにしてあげること。 膿や鼻水が固まってしまうので。 特に目は、癒着してしまわないように、目薬をして まぶたをパチパチするんだけど、最初は触るのも怖いし。 なかなか大変そうだ。。 まず、見た目が痛々しく、子どもたちがびっくりするだろうと心配したけど、 割とすんなりと「痛そう」といいながらも撫でたがった。 まあ、いろいろついてるから自由には触らせないけどね。したの二人には。 介護のパートナーには二女に主になってもらう。 Yちゃんに借りた、ワンちゃん用のケージに、 ベッドと簡易トイレをおく。 手足に怪我はなかったということだったけど、 ぜんぜん立ち上がろうとしない。 まあ、怪我はないといっても、顔にそれだけ重傷を負ってるんだから、 歩く気力なんてないよね。 それにしても、どうやってそんな怪我したんだろう? 事故?考えたくないけど、人為的なもの? 「どこから来たの?」と聞いてみても、わからないしね・・。 我が家に来たのが金曜だったので、 土日と二女と介護。 二日目の夜までおしっこも出なかったから心配したけど、 ちゃんとトイレでしてた。。 歩けるし、片目はちゃんと見えてるんだ!とかなりうれしくなった。 それから日に日に元気になっていき、 ニャーとないてみたり、うんちも出て、(時々トイレに失敗して大変・汗) なんと見てない間にケージの柵を飛び越えて出ていたり。 すごい回復力。 すごい生命力。 逐一Yちゃんにメールで報告しながら、喜びを分かち合う。 しかし、本当に野良だったのかな?? とにかく穏やかで攻撃性がない。 最初はそんな元気ないだけと思ってたけど、 顔を拭くとき、体をよじって嫌がるそぶりを見せるも、 噛んだり爪を立てたりすることは全然ないの。 うちのソラでも爪きりすると本気で噛んでくるのに(汗。 ノミもいなくて、さすがに保護されてすぐは栄養状態も悪かったみたいだけど、 そんなにがりがりに痩せてはなく、毛艶もいい。 猫エイズも白血病も陰性。 この子にいったい何が起こったのだろう。。。 さて、先住さんたちの様子はというと。 こっそり隔離部屋に入れるつもりが、 モカ、玄関でお出迎え。 キャリー越しだけど、毛を逆立ててシャーフーのごあいさつ。 ほかの子たちにも、さすがににおいと気配は消しきれず、 そわそわ。。 しばらくは落ち着かないかもだけど、 困ったときはお互い様でしょ?? 君たちだって、助けられてきたんだから。 とか何とか言い聞かせて(?!)はや6日。 気にはなるものの、自分たちの行動スペースには出てこないとわかったのか、 普通に過ごしている。 さて、、、今後のこと。 機能を失っている片目は、摘出したほうがいいだろうと、 その方向で話は進んでいる。 野良助けでも、治療にはお金がかかるわけで・・。 Yちゃんが全部出すと入っているけど、かなりの金額だよね。 後は去勢もしなきゃいけないし、 片目ちゃんとなると、野良には帰せないし、 かといって貰い手も難しいかも。 そしてええ、もちろん情が移ってますよ。 うちの家族。 特に介護係の二女。 部屋に行くと、ゴロゴロの大音響。 ご飯やお顔の手入れがすんだあとの撫で撫でタイムでは おなかを見せて甘え、なでろと催促。 ケージに戻すと切ない鳴き声。 まずは一人陥落といったところ。 私もね・・・今は【Yちゃんから預かっている猫】なんだと言い聞かせて 保ってい入るけど(汗、 可愛いったら!! ああ、、運命の赤い糸がここにも・・・?? でも今はとにかく元気になるのが先。 がんばれ、フランネル。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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