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カテゴリ:人生
心だけではそこに心があるか判断しかねる。それを包み込む肉体のある事で 心がそこに
あるのを見る。けれどもそれは形も色もなく視覚的には見えない。 けれどもそれはイルカのソナーのようなもので感じる事はできる。 野の花はそこにただ咲くだけで 美しいと感じさせる。木々はただそこに立ち尽くすだけで 人に感動をもたらす。偉大さとは静けさのようなもの。それも心。 そしてこんな思いは雲のように流れては消え そして又どこからともなくわき起こる。 静かな海に突如現れる大波。けれどもどれも同じ海。 心を包み込む肉体と思考が分離されがちな現代。精神が分裂するのはそこから来るような 気がする。自然に生きるというのは心地のよい事。何か心地が悪いのはそこに不自然さが 存在するから。 ちじみがちな関節と筋肉をひとつひとつのばして行く。夏の太陽の下、木々の枝葉が どこまでも静かにけれども確実に伸びて行くように。 人は死の恐怖から死に近づくという。死を意識せずに今を生きれば私たちの一生は 健やかでとても長いものになるだろう。 今日やり終える事をやり終える。そうして一日一日を生きる。 それが一生になって行く。今日やり終える事をやり終えて その日がきたら 笑顔で はい、さようならとしたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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