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カテゴリ:人生
巻貝を縦に切るとそこには螺旋のあった事が見て取れる。私はいつもそれが人生のように
思えてならない。何に出会うのでも遠回りしていた若い頃。欲が多いから アレダコレだと 思っていても大事なものは身近にある事に気付かずにいたあの頃。 時間を経ると出会うべくものに出会うまでの時間が短くなって行く。気付きたい事に気付く までの時間も短縮されて行く。それは巻貝の螺旋がどんどんとその距離を縮めていくのに 似ている。そこには目には見えないある一定の規則があるように思える。 以前 とても身近な人に豊胸手術を迫られた事がある。ばかばかしくてただただ笑った。 本当に見開かれた目には全てのものが美しく映る。何よりパドルのときに大きな胸は邪魔に なる。 無数の欲望が存在し,そのひとつを満たした所で次から次へと別の欲望が現れてくるだけ だと思う。それはあたかも生から逃げるかのように。そしてそれが車輪のように止めどなく 何百年も続くとしたら?それこそ人生は地獄でしかなくなる。 それをやめて自分の内側に帰るとき 人は逃げ続けていた恐怖から解放されて魂を休息 させる本当の生を生き始めるのだと思う。 夏もそろそろ終わる。ビーチに出かけたら貝を探してみよう。 あるいは山に出かけたら木の葉を手に取ってみよう。そこには美が存在する。 それは数学的な法則さえも見いだせたりする。 私たちの中にも存在する螺旋の黄金分率とその美しさ。 ”神によってのみ想像されたし”と言う言葉はそこまで美しいものであると言う事の例えと して受け止める事ができる。 最後に奥の深い言葉をひとつ ”真のセラピストとは,神がその人を通して機能するのを許す用意ができている人のこと” それでは月曜日にまたお会いしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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