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カテゴリ:人生
去年の暮れにアルバイト先のサーフショップに一人の日本人の男性が
買い物にきました。探し物を手伝ってるうちにハワイへは1ヶ月の滞在予定で来た事 心の病から療養が必要なのだという事を話しました。銀行勤めの大変さから心がそして 身体がバランスを崩したのだとか。 その後 数回お店で会う機会があり その人が日本へ帰ってからメールも何度かしました。 本人はかなりまいってる様子。でも私にはその量を量る事ができない。 厳しかったかも知れないけど 自分で自分が大丈夫じゃないかもと判断できるという事は まだ自分を客観視できる余裕があると思いますが それでもやはり薬の処方などが必要な 状態ですか?と言う事を言った気がする。それからメールがぴたりと来なくなった。 ところが今日 その人が店に訪ねて来て笑顔で、久しぶりでしたと挨拶にいらした。 体重が減ったよう。すっきりとして表情にもつやが感じられたし,以前より若く見える。 しかも うちのかみさんですと紹介された人は とても美しく控えめな感じの素敵な 人だった。 もうすっかり良くなりましたと言って,またきますと言いながら去って行った。 なんという事か。人はここまでポジティブに変化を遂げられる。 1年とは長いようで,短い。 その間に笑顔を取り戻し、不健康に抱えた脂肪を落とし心も身体もすっきりさせた。 美しいと思った。奥様とはあまりその事については話さなかったけど,見守っていた のだな~と思った。 その経験がやがては人生を生き抜く糧となり,また同じ経験をされてる方々の力に なるのなら もっと素敵だと思った。 人は回復する。回復するようにできている。信じる力と努力。 そして変化を見届けるための忍耐力,自分に良い事を取り込んで行ける勇気。 私の知人はポリオから来る痛みで時々モルヒネを服用する。 痛みに苦しんで眠れな日が続くより そうした方がいいかも知れないと思う。 私悪い事なんかしてないのに どうして苦しまなくてはいけないの? とよく聞かれる。した事は自分に帰ってくるという教えがハワイには昔から伝わる。 今の私にはどのように彼女を癒せるのかまだわからない。 精神科医の友人を作ったと聞いた。 それが彼女の心を少しでも軽くしてくれるといいなと思うけどもっと肉体面からの アプローチができればと思う。 病気は完全にはなくならない、それもまたバランスだからと思うのだけれど そういう事は彼女にはまだ言えない。 ただ 今現在、自己治癒力のなせる技には限界がない事を私は信じている。 なぜなら生きてる以上人間の身体の中では 修復作業が絶えず行われているから。 バランスを保つために。 私たちは(人間のみならず)物理的に証明できるけれども 目には見えない ヒーリングパワーを自ら宿している。多少の差はあるけれどもそういう意味では 人は既に癒されているのかも知れない。それは内に既に宿っているのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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