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Hale Mahina

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2006年01月16日
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カテゴリ:日常生活
ある老いぼれ男が、朝のビーチで ”昨日 デート したらしいじゃん”と
突然 言って来た。 元旦那の ことを 言ってるのである。
”そう 私が 誘った”といった。
どうして?狂ってるんじゃないの?と 他の 老いぼれジジイたちも 輪唱する。

元旦那の 気を 狂わせる気? 仕事し過ぎで 死んじゃうんじゃない?
保険金が 手に 入るなら 離婚しない方が いいんじゃないの?
とか とか とか。
女の井戸端会議なら よく聞くが 老いぼれジジイの 井戸端会議。


いつものように だらだらしてれば よかったのに ”ちょっと こっち きて”の
いつもなら マシなことを シェアするときの 呼びかけに ”え~っ、なに~?”
と思いながらも 近づいたのが まずかった。 罠は そんな所に ある。

ビューティフルな 一日の始まりに これかよ。
しかも なんで 人のこと そんなに 知ってるの?昨日の 今日だよ!?
(と思うほど わたしと 元旦那は この町の 話題の 夫婦だった、良くも悪くも)

元旦那が 嬉しさのあまりに 知人の一人に ふと 食事に 行くことを こぼしたのだ。
それが この結果。
 
老いぼれジジイの いつもの 言葉は ”いつ俺と 結婚するの?”と
”だからあの時 あいつだけは やめとけって 言おうと 思ったのに 聞かなかったよな”
元旦那の 親友から そんな言葉が でてくるとは。

わたしは お互いが えがおで それぞれの 人生を 送れるようにと 思っているだけ。
決して 大人として認めた 元旦那の 心を 乱そうとは 思っても 見ない。
結婚という 関係の中で 築かれたものは 共生ということであると わたしは 思う。
うまく行かないことで 相手を責めるとか 恨むとか それは 違う。

それとも わたしが ありがちな メロドラマのように 元旦那を 憎んで 
うまく行かなかったことを 後悔して 短い 一生を 生きた方が いいというの?

わたしには 羽が生えて 彼は 根をはって 生きることを 選んだ。
それだけのこと。その違いが 別々の場所で それぞれの時間を 生きることを 
選択しただけのこと。
  
確かに そう~っと しておいた方が よかったのか?  
わたしには 男が 別れに対して どういう風に 対応していくのか わからない。
そして私は そういうレベルでは 考えない。

職場の 駐車場から 老いぼれジジイの中でも いちばん若い
(わたしが信頼を置いてた)人に 電話をした。
”さっきの あれは何?
一生 彼を 恨んで 生きるべきだと あなたは 思うの?”
(この時点で 彼は 彼自身が 離婚で 落ち込んでたときに 
 わたしの 送った カードの 言葉を 思いだす)
”人生は 誰かを 恨んで 生きるには 短かすぎるよね 君が 言うように”
”あなたたちが この美しい朝に したことは わたしを 悲しませた”
と言って 電話を切った。

わたしの元旦那は ミスター ハレイワと 言われていた男。
彼の 波乗りの センスは、見るものを うならせるほど 彼 独特のスタイルを
築いて来た男。60近い 今でも 彼の 波乗りは 美しい。
ビーチで 問題が 起こると 誰かが 彼を 呼ぶ。
80~90年代の 彼は ハレイワビーチに この人 ありの 存在だった。
    
でも わたしが 見たものは 違った。
面倒な 問題を 彼に 処理させてただけ。
自分たちが 悪者に なりたくないから 彼に 言いつけて ルールを 守らない人たちに
注意させたり。
おだてて 使ってただけ。
ヒーローは 他人によって 作り上げられたもの。  
それに対して 純粋に みんなの 信頼を 集めていると思い 要望に応える 彼。

彼自身の 人生を 生きるべきだった。
精神力の 弱いヤツらと コミュニティーの結束を 強化することなど
病気の 集団を 作るだけなのに。

彼には見えてなかった。
彼の ビジョンには ”自分がいれば 維持されていく 平和な ビーチコミュニティー”
しか 見えてない。
その自分が 老いぼれていくことを 彼は 考えても 見なかった。

ランチを 一緒にと 訪ねて来た 彼に 言った。
”もう 二人のことを 誰にも 言う 必要は ないんだよ。
だって あなたと わたしの ことでしょ? 自分の 胸の内にだけ しまっては 
おけないの? 誰もが 私たちの不幸に 喜ぶことに 気付いてないの?
目を 覚ませないなら もう わたしは あなたに 会えない。
わたしのすることが 最終的には あなたの 周囲の人たちに 責められる 
結果として 帰ってくるのは もうじゅうぶん”

仕事にいく彼を 見送りもせずに 自分の仕事に 戻った私。
笑っていたかった。 二人に取っての新しい発見の中で 新しいふれあいの中で 
笑っていたかっただけなのに。
関係を 消化しながら 昇華していきたかっただけなのに。
もう そうする機会さえ 断っていかなくては いけない所に 
私は 立たされているのだろうか?
たかが 短い 人間の 一生なのに。

裸の王様は あれからどうなったのだろうか?

寂しさは 罠だと 何かの本で読んだ。
弱い光に 心を とらえられては いけないと 誰かが 言った。
強い光を 目指すのだと。
 
  


  





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最終更新日  2006年01月16日 17時11分59秒
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