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Hale Mahina

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2006年01月18日
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カテゴリ:人生
~不良ジジーたちへ捧げる~

私は 裸の ダンサーに なりたかった。
酔っぱらい男が その気になるんでも、これは芸術ねと ハイソな女が 表現するんでも 
見る人に取って それぞれの 刺激になる 裸のダンサーに。

私は ジャズを 歌いたかった。
孤独の中で グラスを 傾ける女や 恋に破れて やけになりそうな 男に
聞く人に取って それぞれの 愛を奏でる ジャズシンガーに。

構えたオフィスで 悩める人々の セラピーをするよりも
路上で 酒場で とらえられた心を 解放する ~裸の天使~になりたかった。

__________________________________________

女が 私に 惚れた。
ある女と 別れた後で 髪の毛を短く切って スカートを はかなくなった 女だった。

通勤バスの中で 手紙をもらい その女の 心の痛みを 聞いてるうちに
女は 私の所に 住みつき始めた。

どこへいくにも 女は ボディーガードのように 私に ついて来た。
買い出しで 荷物が 重くなると それを全て 持ってくれた。

私に 髪の毛を 切ってもらうのが 好きだった。
私たちは うまく 暮らしていた。

でも恋愛なんてそんなもの。
やがて どちらからともなく 相手を 縛り始める。(精神的な意味ね)(笑)
仕事で遅くなったこと、職場で男性社員と話していること、小さなことに
嫉妬し始める。

窮屈になった 私は 行き先を 言わずに 引越した。
数ヶ月後 女は ドアチャイムを 鳴らした。

女は サボテン(私の好きな植物ね)を手に持って 笑顔で 立っていた。
どうして?という 私の顔に 女は ”あなたの 匂いを 追って来たよ”と言った。
嵐が そこまで 来ていた。
私は 女を 一晩泊めることにした。
雨と風が 強まり 夜遅く 男友達が 心配して 訪ねて来た。
女から 隠れるように 逃げて来た 私を 知っている 男友達は 
階段の下まで 私を 呼び出すと 傘の中に 私を入れて 
一緒に 僕の家に 行こうと言った。
私は もうすぐ終わるから 心配しないでと 言って 部屋に戻った。

翌朝、嵐は過ぎ去った。
歩くことが好きな その女は ”少し歩こう”(昔のように)と言った。
かなり遠くまで 歩いた。  
私のかかとには 大きな靴擦れが 出来ていたから 途中で 飲み物を
買うついでに 女に黙って 絆創膏を買った。
そして 家まで 歩いた。
帰るという 女を バス停まで 見送った。
途中で 女は ”ここまでで いいよと 言った”
そして ”靴擦れを 隠してまで 付き合うことはなかったのに........
歩こうと 言ったのは 私のわがまま。でもあきらめついた。私じゃダメなんだ”
と言って 振り返らずに 歩いていった。

男でも 女でも どういう組み合わせでも 恋愛の形に変わりはない。
それは 二つの魂と 二つの肉体でしかない。

今では 女のことは ほとんど 思い出すことがない。
あの時 私は 開いていた。
好奇心から などではない。
ただ受け入れた。女の 抱える 寂しさを。
そして 愛のみで 抱きしめた。
__________________________________________

男が 私に 惚れた。 
青い目をした 男だった。

出会いの 新鮮さは 彼を 詩人に していった。
薬物中毒で カウンセリングを 受けながらも 旅の途中だった。 

故郷で待つ 女に I love you!と言った後で その男は 
私と 食事に出かけ ダンスをし 飲んだくれて 海に飛び込み
ヒッチハイクで 部屋まで戻ると シーツを持ち出して ビーチで 眠った。
そして 私の部屋へと 越して来た。

男は 薬物の後遺症で 毎晩 不眠に悩まされた。
頭を抱え そして 詩を 書き続けた。
そして 身体が 元に 戻っていくことに 感動して 私を抱いた。

やがて男は 女と別れて 私と暮らすことを 夢に 見た。
私はまた 旅にでることを 考えていた。
家に戻ると 売人(ブラウンシュガーの)が来るから 一緒に 連れて行ってと
言われたけど 断った。
ほんのわずかな ポッドを 売りさばくのに パーティハウスまで 出かけ
それぞれの ポケットから いやいや取り出された 小金をかき集める 
彼の姿は 情けなかった。
馬鹿みたい。

数日後 電話で 彼が 愛を 語り始めた時 私は 受話器を そのままに 部屋をでた。 
2時間して 部屋に戻り 受話器を もとに戻した。

冬は そこまで来ていた。
私は 南へと 向かった。


~風が 変わる 前に、南へ行く、気まぐれな恋で 悪かった.......~
COOLS ”風が変わる前に”


 
 
  
 





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最終更新日  2006年01月18日 16時28分25秒
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