Hale Mahina

ほんとうに　そう思う。
確かに　アメリカは　離婚率が　高い。
イヌも　歩けば　バツイチどころか　バツニにだって　あたる。
それも　かなりの　率で。　
だけど　おかしな　ことも　あるものです。　
最初に　離婚を　思い立ったときに　短期で　住み始めた　バケーションハウス。
あてもなく　飛び出し　荷物を　運んでくれた　友達の　二階が　偶然にも
ワンベッド　ルームだけ　空いていた。　　
住んで　知ったのは、そこの　大家さんの　元旦那さん　以前　一階を
日本人の　女性に　貸してたらしいが　いつのまにか　いい仲に　なってしまい
それが　離婚に　発展したのだとか。
その話に　ぎょっとしたのは　彼女は　日本人女性に　苦い　思い出を　残されたのに
また　日本人と　住むはめになった事。　
つまり　最初の　１人は　幸福に　羽ばたいて　ここの　大家さんが　傷つき
今度は　痛みを　抱えた　１人を　大家さんが　引き受ける事に　なった。
彼女は　自分の中で　何かが　完結した気分と　言っていた。

そして　その後　移り住んだ所の　大家さんも　一人暮らし。
旦那さんは　ある日　若い女性との　浮気（本気）が　ばれて　最終的には
彼女と暮らすためには　奥さんと　別れたのだそう。
そして　その　彼女は　自分の　娘　息子と、さほど　年の　変わらない子　だったらしい。
と　その話を　聞いたとき　わたし自身の　事が　頭に　浮かんだ。
わたしと　元旦那は　２１才　年が　離れてる。
年から　判断すると　親子の　関係も　ありな訳で。
私達を　見ると、旦那に　彼女が　出来たと　告白された時の　悪夢が　甦りはしないかと
大家さんの事が　少し　心配になる。
掘り返す　つもりなど　微塵も　ないのだけど。

でもどうして　埋もれていくはずだったものを　思い出させるような　タイミングで
その人たちの　前に　現れちゃったんだろう？　　
たまたま　偶然と　言ってしまえば　そうかも。

でもね　どちらの　大家さんにも　言える事は　国籍や　年齢じゃない所に
愛は　あるんだよと　いう事。
もう　顔も　見たくないのよ（そりゃそうでしょ）という　気持ちも　わからないでもない。
でも　愛は　実は　こんなに　自由なのよ。
だから　あなたも　懲りてなかったら　またどうぞ？って　思ったけど　言わなかった。

おかしなこともあるもんだ。
決して　かきみだす　つもりはない。
けれども　それらを　完全に　葬るためには　ちゃんと　向き合わないと　行けないんだ
という　メッセージ　なのかな？と思った。

大きな　４つ足の　てんとう虫の　バルーンが　わたしの　部屋で　揺れている。
わたしの　元旦那は　羽の　生え変わった　わたしとともに　飛ぶ　練習を　始めた。
学びの　姿勢は　いくつに　なっても　その人を　輝かせるねと　感じている。