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Hale Mahina

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2006年04月10日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 ある日の午後 私は リフレクソロジーの 依頼を 受け 風通しの良い 
ホテルの ベランダで セッションを 始めた。
間もなく その人から 白檀の 香りが したかと 思うと すぐに 
死の香りが あたりを 包み それ以上続けても 死んで行くのだと 
その人の身体が 私に 語りかけてきた。
私は そこでセッションをやめた。
吐き出されるべきものが その人の のどまで 何度も上がってきた。
けれども それは 何度も 飲み込まれた。
それは まるで 抜け出したい 魂を 飲み込んで 命を つなぎ止めたかのように
私には 感じられた。
死の香りを 漂わせつつ その人の奥底では 生命が それを 遮るものと 
戦ってもいるかのようだった。
死の香りと言っても それは 肉体の 死のみを 意味するだけではなく 
感情的な 死も また 同様の 香りを 漂わす。  

  
    





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最終更新日  2006年04月10日 16時24分58秒
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