| 【グーグーだって猫である】2008年9月6日(土)公開 | 監督・脚本 : 犬童一心 | 出演 : 小泉今日子 /上野樹里/加瀬亮 他 | 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ | 原作 : 大島弓子「グーグーだって猫である」(角川書店刊) |
「 グーグーだって猫である (2008) 」 原作者大島弓子の同名自伝的人気エッセイ漫画 ■監督は、「ジョゼと虎と魚たち (2003)」、「メゾン・ド・ヒミコ (2005)」、「眉山 -びざん- (2007)」の犬童一心。 ■主演は、アイドル歌手でありながらドラマに映画に活躍し、「空中庭園 (2005)」では2005年日本映画プロフェッショナル大賞やブルーリボン賞において主演女優賞を受賞するなど女優としてもその独特な癒し系を醸し出しながら演技力も確実に身につけて来た小泉今日子。 ■「スウィングガールズ (2004)」、「サマータイムマシン・ブルース (2005)」、「亀は意外と速く泳ぐ (2005)」など彼女独特のユニークさと演技で定評がある上野樹里。 テレビドラマ「のだめカンタービレ (2006)」や「ラスト・フレンズ (2008)」でも個性的な役を好演し、彼女にしか出せない味でその存在感を確率しています。 ■「硫黄島からの手紙 (2006)」、「オリヲン座からの招待状 (2007)」、「それでもボクはやってない (2007)」加瀬亮。 「アンテナ (2003)」で2004年プロフェッシナル大賞において主演男優賞を受賞し、「それでもボクはやってない (2007)」では2007年ブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、同作で2007年日本アカデミー賞においても主演男優賞にノミネートされるなど着実に演技力に磨きをかけて来た事に定評があります。 ■お笑いトリオ森三中。 ■ポール・ウェインバーグ役にヘヴィメタルバンド・カコフォニー、メガデスの元ギタリスト、マーティ・フリードマン。公式サイト
Story : 愛猫サバを亡くした女性漫画家の麻子は、悲しみで漫画を描けなくなってしまう。ナオミらアシスタントも心配で仕方がない。そんなある日、麻子は小さな子猫と出会う。グーグーと名付けたその子猫と暮らしはじめて、麻子の日常は一変、元気な表情が戻ってきた。暫くしてグーグーの避妊手術のために動物病院に向かうが、その途中、グーグーが逃げ出してしまう。必死で探す麻子を助けてくれたのは、近所に住む青年・沢村だった。
「2008年9月6日公開 」 ー 作品情報より ー |
「吾輩は猫である」によく似たタイトルから想像するに、猫の目線から見たゆるゆる~な日常の物語かな・・・・・ ・・・・と思いきや、ストーリーは、ある意味それぞれの、生まれ変わりの物語といった感じ。 もちろん可愛いねこちゃんに、Kyonx2の演技の空気感にかなり癒されます。 ゆる~~いねこちゃん中心のストーリーかと思って観ていた前半、いきなり初代飼い猫のサバが去って行ってしまい、喪失の悲しみの底に沈み仕事が手につかなくなったKyonx2演じる主人公の天才漫画家朝子を心配する上野樹里演じるアシスタントのナオミのそれぞれの再出発ストーリーでした。 犬童一心の作る世界感というか、「ジョゼと虎と魚たち (2003)」や「メゾン・ド・ヒミコ (2005)」などで見られるちょっぴり不思議で深い人間心理描写という意味では、この作品はとってもシンプル・・・・ もちろん原作者の大島弓子の大ファンと自ら公言している監督が脚本を担当していますが、原作に忠実に描かれた結果なのかなと想像しています。いつもながら原作を未読なものでなんとも言い難いのではありますが(笑) この作品のセールスポイントとすれば、「のだめカンタービレ (2006)」や「ラスト・フレンズ (2008)」で若者の間で絶大な人気を誇る上野樹里に加え、「それでもボクはやってない (2007)」の加瀬亮やお笑いタレントの森三中の3人、そしてヘヴィメタルバンドのメガデスの元ギタリストのマーティ・フリードマンなどユニークなキャストを脇に揃えているところです。 Kyonx2の癒され系演技の空気感と相変わらずの加瀬亮独特の演技と空気感にキャストそれぞれがいい味出していて普通に楽しめました。 ナオミの恋人役を演じたマモルはギターユニット”平川地一丁目”の林直次郎で、劇中で挿入されているバンドのユニット名が「中央特快」(笑)。 吉祥寺という場所を舞台に「中央特快」て・・・・吉祥寺には止まんないしぃ~(笑)。中央線沿線をご存じの方にはツボなネーミングですよね(笑) そして、先代のネコちゃんの名前は「サバ」、猫が魚好きだからという安直な名前ではなくて、フランス語で「元気?」の意味。 その後にやってきた猫ちゃんの名前「グーグー」の意味を当てた人には1年分・・・っと当てた人のご褒美に朝子が提案したのは、吉祥寺と言えば行列で有名な佐藤のメンチカツ・・・(笑) 音楽を担当したのは、坂本龍一などで結成した元”YMO”のメンバーで、代表曲「風をあつめて」が「ロスト・イン・トランスレーション(2003)」で挿入歌として使われた 、大瀧詠一 なども参加しているロックバンド ”はっぴいえんど”の細野晴臣です。
■グーグーだって猫である オリジナル・サウンドトラック
テーマソング: 小泉今日子
『good good』
このアルバムの収録曲の一部が視聴できます
■【送料無料選択可!】Stand Up! / 中央特快
ギターユニット“平川地一丁目”の林直次郎と、「ウォーター・ボーイズ」の伊阪達也が映画のために組んだユニット
<収録曲>
1.Stand Up!
2.貝殻
3.Stand Up!(less vocal)
4.貝殻(less vocal) |
~ おしまい ~
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