| 【WALL・E/ウォーリー】2008年12月5日(金)公開 | 監督・脚本 : アンドリュー・スタントン | 声の出演 : ベンジャミン・バート/エリッサ・ナイト/シガニー・ウィーバー 他 | 期待度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★★ | 原作 :
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「 WALL・E/ウォーリー /WALL-E (2008) 」 名前は、ウォーリー。 700年間、ひとりぼっち・・・なゴミ処理ロボット。 Waste(ゴミ)
Allocation(配置)
Load(積載)
Liftter(運搬機)
Earth-Class(地球型) ■監督は、「バグズ・ライフ(1998) 」、2004年アカデミー賞において長編アニメ最優秀賞を受賞した「ファインディング・ニモ(2003)」のアンドリュー・スタントン。 「トイ・ストーリー(1995) 」以来ピクサー作品で脚本・原案や製作に携わって来ています。
■ウォーリーと外界汚染物質除去ロボットモーの声は、「スターウォーズ」シリーズのR2-D2を担当したベンジャミン・バート。 ■最新型探査ロボット・イヴの声は、エリッサ・ナイト。 ■キャプテンの声は、ジェフ・ガーリン。 ■シップのコンピュタの声は、シガニー・ウィーバー。 ■アクシオンを開発したBnLスターライナー社のCEOのシェルビー・フォースライトの声は、フレッド・ウィラード。
Story : 西暦2700年。人類はゴミだらけになった地球を捨て、宇宙に逃れた。荒れ果てた地球に残されたのは、“地球型ゴミ処理ロボット”のウォーリーだけだった。700年という気の遠くなるような孤独の中、ウォーリーは小さな身体を使って、どんな時もコツコツとゴミを片付け続けた。いつの日か、誰かと出会えることを信じて…。ある日、そんなひとりぼっちのウォーリーの前に現れた、ピカピカのロボット“イヴ”。美しいイヴに恋をしたウォーリーは、彼女の気を惹くために必死にアピールする。しかし、ウォーリーが見せた“あるもの”を目にした瞬間、イヴは突然動かなくなってしまう。彼女には、地球の運命を左右する“重大な秘密”が、隠されていたのだ…。
「2008年12月5日公開」
ー 作品情報より ー |
ディズニー映画らしい軽快なミュージカル曲にのせて、まったくその愉快な曲調にふさわしくないようなゴミに埋もれて廃墟と化した風景が映し出される冒頭から、たったひとりぼっちで地球に残されてコミカルに細々とゴミを選別してキューブ化していくごみ処理ロボットのウォーリーの映像にひきつけられます。 ダイヤの指輪を見つけて指輪には見向きもせずにそれがおさまっていた指輪のケースを自分の収集ケースにしまったり、ブラジャーをアイマスクにするつもり?でしまったり、壊れて動かなくなった同じごみ処理ロボットの部品を持ち帰ったり、一個一個調べて分別しながら自分の部品を探したり、好みのものをコレクションしていく様子がなんとも几帳面なのが笑えます。 ゴミ置き場で偶然見つけたゴキブリともバッタともちょっと区別がつかない虫をペットにして、古いビデオを繰り返し見て夢見る変化のない日常を送っていたある日、たくましく育っていた唯一の雑草を見つけて大事に取って持って帰って来ていたウォーリーの淡々とした変化のない毎日に突然現れた観たこともない純白の美しいロボット。 700年間もひとりぼっちだったウォーリーに突然降ってきた初恋の物語といえるでしょうね☆ イヴを追って飛び出した宇宙のスペクタクルとその映像の美しさにもうっとりさせられます。 シンプルな展開の割には、練りに練ってあるなと思われるディテールは、時には物に溢れた現代の価値観への皮肉とも取れる内容や、このままだとこうなっちゃうよと人類への未来を警告するような深刻な社会問題が面白可笑しく表現されていて、良く考えられているなと感心させられました。 ウォーリーとイーヴァ(ウォーリーがイヴを呼ぶ時の名前)とほとんど名前を呼び合うだけの少ないセリフで説明の要らない動きだけの面白さで魅せてくれる、大人も子供も楽しめるなかなか素晴らしい作品です。 ディズニーとピクサーの良いとこどりの融合が成功している作品かと思います。 ~おしまい~
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