「 男たちの大和 」
監督 : 佐藤純彌 脚本 : 辺見じゅん 主演 : 反町隆史 / 中村獅童 / 鈴木京香 原作 : 辺見じゅん 箸 「男達の大和」 公式HP : http://www.yamato-movie.jp/ 作家辺見じゅんが戦艦大和の誕生から撃沈、さらにひとりひとりの壮絶な生き様を克明にリサーチし綴ったドキュメント 「男達の大和」を原作としています。そして実弟である角川春樹は「海の墓標委員会」を結成し、1985年東シナ海に沈む戦艦大和の発見に成功し、監督には、「 敦煌 」などの名作を手がけた佐藤純彌を起用。 佐藤純彌監督は常に戦争と原題の相関にこだわり続けてきた巨匠で、代表作には、日中戦争を双方の立場から公平に描いた「未完の対局」がある。 戦争は日本人に一体なにをもたらしたのか・・・・もう一度見つめ直したい!男達が命をかけて守ろうとした日本に、今我々は生きている 戦って死ぬのも地獄、生き残って祖国に帰ってもなお地獄・・・ただ生きている意味を探し求めながら生きて来た神尾克己の答えはエンドロールを眺めながら、長渕剛のテーマclose your eyesに心の奥底から魂を揺さぶられるかのように、座席を後にする人のいかに少ない映画であったか・・劇場では感動の涙と共に拍手が巻き起こっていました・・・ 「戦艦大和」と言えば、真っ先に脳裏に浮かぶのが、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」しかなかったので、この映画を見るにあたり、多少大和に関して知識をと思い、調べてみました。 <戦艦大和> 昭和12年(1937年)11月呉の海軍工廠にて起工。 昭和16年(1941年)12月8日、真珠湾奇襲、太平洋戦争勃発 昭和16年(1941年)12月16日に大和竣工 全幅39m、満載重量72800t、最高速51km/h、当時最新鋭の技術を誇る、非常に美しい世界最大級の巨大戦艦であった。 当時、既に、戦争の形態は大鑑巨砲主義よりも航空機優位の時代になっていた。 昭和20年(1945年)4月7日、一機の航空機の援護もなく無謀とも言える沖縄特攻作戦の命が下り沖縄に向かう途中、アメリカ軍に集中空爆を受けて撃沈。 一臆総特攻の先駆けとして3333名の乗組員と無念の想いと共に東シナ海に・・・・ その存在と概念は日本人の心の原点として、遺伝子に深く刻まれる事となった。 戦時中大和と戦っていたアメリカ兵は敵でありながら誇り高き大和に対して畏敬の念を抱き、騎士道精神を発揮しながら対峙していた。<大和新聞より> 本作品の撮影にあたり、日本映画界未曾有宇とも言える、およそ6億円をかけて広島県尾道市に船首から艦橋部までの190mを原寸大で再現した巨大YAMATOセットが構築されています。 Story : 2005年4月、老猟師の神尾克己(仲代達也)は内田真貴子(鈴木京香)と名乗る女性に乞われ、戦艦大和が沈んだ場所まで船を出すことに。まっすぐに前方の海を見据える神尾の胸に、鮮やかに、そして切々と60年前の光景が甦っていく・・・・。 もう会えない君を、守る。 太平洋戦争における日本軍の劣勢が色濃くなってきた昭和19年春、神尾(松山ケンイチ)ら特別年少兵たちが戦艦大和に乗艦してきた。大和に憧れ希望の象徴とする若者たちは、森脇二主曹(反町隆史)や内田二兵曹(中村獅堂)に助けられながら、艦内での厳しい訓練に耐え抜き、レイテ沖海戦で初の実戦を迎える。しかしこの戦いで連合艦隊は事実上壊滅。そして昭和20年(1945年94月6日、ついに大和は水上特攻の命を受け、沖縄の海へ出撃することになってしまう・・・・。 3,333名の男たちは、最大最強の浮沈戦艦「大和」とともに、決戦の海へと向かった。 戦艦大和が集中爆撃を受けるシーンは、まさに地獄絵図です。これ以上の地獄はあるのかと言えるほどのものすごいシーンですが、普通なら苦手として見ることが出来ない私も、今回は一度も顔を伏せずに見ていました。いや、見なくてはいけないと思いました。 戦争というのものがいかに理不尽でむなしいものか、なぜこんな戦争を続けて行かなくてはいけないのか、疑問を持つことさえ無意味な事のように、進歩と言うことを知らない日本という国に、自分たちが盾になって死んで行く事でしか、それをわからしめることができない選択支のない運命を、毅然と受け止める事で愛する者達を守ろうとしたもの達の生き様を魅せられ、感動の涙を抑えることはできませんでした。 佐藤純彌監督のインタビューの中にも、「 愛するものを守りたいのなら、戦争をしない事、戦争をしないためにはどうしたらいいか、それを考えなければいけない 」という言葉があります。 この映画を見て、なぜ戦争をしなければいけなかったのか、どうしてここまでしなければいけないのか、人間のエゴによる欲望がなし得た理不尽な命の削リ合いな行為に怒りと憎しみでいっぱいなりました。こんな事は二度と許してはならない・・・・・と。 *--------------------------------------------------------------* 男たちの大和(上 男たちの大和(下) *--------------------------------------------------------------* 女たちの大和 *--------------------------------------------------------------* YAMATO浮上! -ドキュメント・オブ・「男たちの大和/YAMATO」 3,230円 (税込3,392円) 送料・全国一律380円 *--------------------------------------------------------------* 長渕剛/close your eyes/YAMATO 《特典:告知ポスター付き》 *--------------------------------------------------------------* ~おしまい~ HPランキングに参加しています ロ_ρ゛(・・ ) プチンッしてくださると大変喜びまっす☆そしてblogランキングにも参加しちゃいました。ロ_ρ゛(・・ ) プチンッしてくださいね☆ 2005年劇場上映一覧へ∥MoonDreamWorks Movie riport Index ∥日記一覧ヘ